「タマン」は住んでいる地域によって違いがあるものの、沖縄では4月が産卵期の中心となります。この産卵期を中心に3月から10月が「タマン」釣りのハイシーズン特に5月の産卵後は活性の上がった20cm程度の個体が浅瀬に群れていることも珍しくありません。
タマンは年中釣れる
冬でも「タマン」は狙い方を絞れば十分ターゲットになります。大型を狙うなら、水温の安定している深場を攻めるのが定番です。深場をじっくり攻められる打ち込み釣りが中心の釣りになります。ここでもやはり、潮通しのよいところを選ぶことがポイントとなってきます。
産卵時期が狙いめ
一番の盛期はやはり、産卵前後です。食味も夏場がすぐれていると言われており、実際にこの時期の「タマン」は格別な味わいです。釣りのターゲットとしてみた時も、産卵直後は体力回復のため、活性も非常に高く浅瀬で盛んに捕食をする傾向にあります。
この時期には防波堤から狙える水深2~3mの潮通しの良いところなども十分ポイントとしてチェックしてみる必要があります。20cm程の個体が群れになって泳いでいることもあり、初心者には特におすすめの時期です。
タマンを餌で釣ろう
「タマン」の餌釣りの釣り方で中心となるのが打ち込み釣りとフカセ釣りになります。打ち込み釣りは深場に潜んでいるターゲットを狙うとき、フカセ釣りは「スルスルスルルー」といったアレンジ釣法が最近のブームとなっています。
タマン釣りの餌
シガヤー(タコ)
まず、一番に挙げられるのが「シガヤー」と呼ばれるタコです。小ぶりのタコなのですが、沖縄の浅瀬に生息しています。実際に「タマン」も普段から捕食しているタコなので餌としてもよく使われます。沖縄の釣具屋では餌として一般に入手できます。
魚の切り身
次にご紹介する餌は魚の切り身です。普段スーパーで見かける魚でよく、沖縄の海に住んでない魚でも釣果は良いです。サンマ、サバ、イカなどがよく使用される種類となっています。入手の容易さではこの切り身が一番優れています。
スルルー(きびなご)
最後にご紹介するのが「スルルー」です。じつはこれ、きびなごのことなのです。「タマン」のフカセ釣りではこのきびなごをまきえに使い、泳いでいるように針づけしたきびなごの喰わせ餌をその中に泳がせて釣るという釣り方です。
タマン釣りの竿
打ち込み釣りの場合、30号程度のオモリをキャストできる8~10号程度、長さが5m程度の磯竿、もしくは専用のタマン竿が最適です。ガイドが大きめな遠投モデルのほうが使いやすいでしょう。
【オルルド釣具】 スーパーゴリルドⅡ 425 40号 (振出)
最大40号までのオモリ負荷に対応できるサーフキャスティングロッドです。カーボンファイバーによる強いパットパワーと高負荷に耐えるためにアルミ補強リングを採用したモデルです。全長:約4.25m、継数:5本、仕舞寸法:約123.5cm、自重:約550g、オモリ負荷:80~150g(約20~40号)。
【シマノ】ボトムキング S520
白塗り穂先を採用して、食わせを重視して設計されたモデルです。「タマン」をターゲットにした沖縄スペシャルモデルとなっています。力強いファイトを想定し、ねじれやよれに強い構造になっており、安心してゲームを楽しめます。全長:5.20m、 継数:5本、 仕舞寸法:121.4cm、 自重:485g、 オモリ負荷:20-35号。
【ダイワ】バトルゲーム タマンモンスター 8-52遠投
遠投性能と力強さにこだわって設計されたダイワのタマン専用モデル。大型リールもしっかりホールドし大物とのファイトも安心です。標準全長:5.20m、 継数:5本、 仕舞:122cm、標準自重:540g、 オモリ負荷:20-40号。