フッコはスズキと同じで美味しく食べることができますが、育った環境によっては食べられないフッコもいます。匂いが強かったり、育った環境の水質によっては食べることができません。その特徴をご紹介します。
食べられるフッコと食べられないフッコ
フッコは基本的に食用なので食べることができますが、中には食べられないフッコもいます。食べられないフッコの特徴として、フッコの匂いが強いもの、銀色の体ではなく黒っぽい体のフッコ、河口付近で釣ったフッコなどは食べてもおいしくないことが多いので避けましょう。
食べれられるフッコは、匂いも強くなく、体が艶やかな光沢のある銀色で、河口から離れた水が澄んでいる海域に生息しているフッコ、この条件をクリアしているフッコは美味しく食べることができます。
フッコ釣ったらどうやって持って帰る
釣ったフッコを美味しく食べるためにも、釣ったフッコの鮮度を保つことが大切です。そのためには、釣った魚を締めて血抜きを行います。そうすることで魚が脳死状態になり、鮮度も保つことができるのです。また小さな魚の場合、鮮度も早く落ちるので、釣ったらすぐに氷締めすると、手間もかからず簡単に締めることができます。
小さなフッコの場合
小型のフッコの場合、クーラーボックスを使用して氷締めにすると良いでしょう。釣りを始める前にクーラーボックスへ氷と海水を入れておきます。釣り上げた魚をすぐにそのクーラーボックスへ入れることで魚は即死します。血抜きなども不要なので簡単に締めることができます。
持ち帰る時は海水があると重たくて大変なので、クーラーボックスの海水を抜きましょう。そして魚が直接氷に当たらないように新聞紙やタオル、ビニール袋で魚を包んで持ち帰ります。魚は直接氷に当たっていると、変色や硬直したりするので注意が必要です。
中型や大きなフッコの場合
中型や大型のサイズの場合、氷締めでは即死しません。その為、釣りあげたらすぐに神経締め・血抜きを行い即死させましょう。魚の脳天めがけて脊髄へワイヤーを刺します。その後エラの付け根が部分にナイフを入れ、魚の血が出てきたら海水の入ったバケツなどに入れ血を抜きます。
神経締めが難しいようであれば、血抜き作業のみ行っても大丈夫です。ある程度血が抜けたら小さな魚の場合と同じようにクーラーボックスへ氷水につけておき、持ち帰るときも直接氷が当たらないように包んで持ち帰りましょう。
フッコの捌き方
フッコの捌き方は、他の魚を捌くように捌いていきます。頭を落とし、内臓を取り除きます。三枚おろしにする際はカマが邪魔になるためカマを落としてから三枚おろしをします。面倒な場合は頭を落とすときにカマの部分から切り落とすと良いでしょう。
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刺身だけじゃないフッコの料理5選
フッコは清潔感のあるさっぱりとした味わいなので、お刺身にするととても美味しく食べられます。刺身だけではなく、フッコは様々な食べ方ができます。和食はもちろんですが洋風の食べ方でもとても美味しく食べれることができるため、いろいろな食べ方があります。
一番人気はやっぱり「刺身」!
釣って持ち帰ったフッコはやはり刺身で食べるのが一番人気です。さっぱりとした味わいの中にほんのりと甘みがあり、とても上品な味わいになっています。特に旬のフッコの刺身は脂ものっていて、とても美味しく食べることができます。
白身魚に適した「昆布締め」!
刺身で食べたけど食べきれなかった…といったときは昆布締めにしてみてはいかがでしょうか。昆布締めにすることで、余計な水分が抜けて昆布のうまみが身に染み込んでより一層美味しくなります。
作り方は簡単で、三枚おろしにした切り身に塩を軽く振り、約30分置きます。その後昆布を軽く拭き、切り身を昆布で挟んで1日冷蔵庫で寝かせると出来上がります。刺身とは違った味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
刺身の変化球「カルパッチョ」!
フッコはフレンチ料理にもよく使われる魚で、西洋版のお刺身「カルパッチョ」にしてもおいしく食べれます。オリーブオイル、レモン、塩、こしょうの順にかければ出来上がりです。お刺身とはまた違った味わいで、見た目もオシャレになるのでパーティーなどでも出てきそうな一品になります。
魚料理の王道「ムニエル」!
白身魚といえばムニエルにする方も多いと思いますが、フッコも白身なのでムニエルもおいしく食べれます。塩コショウで下味をつけたフッコに小麦粉をまぶし、フライパンにバターを溶かし両面焼くだけです。シンプルにレモンを絞って食べるととても美味しいです!
みんな大好き「唐揚げ」!
子供から大人まで大好きな唐揚げですが、フッコも唐揚げにすると美味しく食べれます。小さめのフッコであればそのまま姿揚げしてもいいですし、大きめのフッコであれば切り身にして揚げたら、骨もなく小さな子供もパクっと食べれます。揚げたフッコに辛めに味付けしたソースをかけて食べてもおいしく食べれます。