スモークチップの使い方や種類別の特徴をご紹介!燻製ビギナーも必見です!

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ピートの香り、なんて表現をお酒の場などではよく耳にするのではないでしょうか。ピートとは植物が地中で堆積し時間ともに炭化したものです。ウィスキーなどのお酒の香りづけにもよく用いられており、まさに煙の香りがします。こちらは植物が炭化したものなのでブロックかパウダータイプが主流です。

ソト(SOTO) |いぶし処 ピートスモークブロック

ソト(SOTO) いぶし処 ピートスモークブロック ST-161

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スモーキーフレーバーをつけるならピートが一番です。ここまでご紹介した木材由来の香りとは一線を画す強烈なしっかりとした煙の力強い香りが特徴です。他のチップなどと混ぜて使う方法が有名です。

パンチのあるスモーキーフレーバーを楽しめる

燻製の香りのブースターのような役割をしてくれるピート。燻製ライフを楽しんできていろんなチップも試してさらなるパンチのある燻製に挑戦してみたいなんて方にはこのピートをプラスすることもおすすめです。

 商品詳細

  • 原産国:スコットランド
  • 本体サイズ:幅12×奥行3.5×高さ20cm
  • 内容量:150g
  • 価格:991円

⑨ブレンド

最後にご紹介するおすすめのスモークチップはブレンドタイプのものです。名前の通り様々な木材のスモークチップがブレンドされており、各メーカーごとに特色もありますのでいくつか試してみるのもおもしろいでしょう。

ソト(SOTO)| ブレンド

ソト(SOTO) スモークチップス ブレンド 500g ST-1316

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こちらは広葉樹のスモークチップをメーカー元でブレンドしたものです。どのような食材にも合うようにメーカーのノウハウでオリジナルブレンドされています。キャンプなどに一袋持っていくのには最適です。

みんなに好まれるブレンド

優等生のような広葉樹ブレンドです。色づくもよく、匂いも強すぎず酸味もマイルドです。失敗せずまずはおいしい燻製を簡単に作って食べたい方におすすめです。慣れてくればこれを骨格に自分でチップを足してオリジナルにすることも簡単にできます。

 商品詳細

  • 寸法:210x330mm
  • 内容量:1.7L(500g)
  • 価格:562円
  • 国産木材使用
  • 薬剤不使用

スモークチップの煙が上手く出ないときは

ここからは燻製中のトラブルシューティングを中心にお伝えしていきます。燻製を始めてみてよくある問題点の一つがこの「煙がうまく出ない」です。燻製の仕組みを改めてお伝えしながら原因を探っていきましょう。

スモークチップの使用量が多い

基本の使用量は一掴み、5~6gです。スモークチップの量が多すぎるとこの下からの熱が伝わりづらくなり燃焼速度が遅く、最終的には燃えていないことが考えられます。またせっかく燃えてきているのに多すぎるチップで煙がチップの山の中にこもってしまっていることも考えられます。

最初は強い炎でしっかりスモークチップが燃え出すまで加熱しましょう。加熱しているうちにしっかりと煙が出てきたのを確認出来たら、弱火にして燻製を続けます。チップが足りないようなら後から足すようにして最初の量に気をつけましょう。

スモークチップが湿気ている

よくある原因としてもう一つ上げられるのがこのスモークチップの湿気です。間接的に燃やすチップですから水分量が多くなれば必然的に燃えにくくなってきます。1度使ったときはできたのに2回目やろうとしたらできなかった場合などは特にこの原因が考えられます。

保管方法としてはシリカゲルなどの乾燥材と一緒に密閉袋や容器にいれるのがおすすめです。使おうと思って事前確認してみたら湿っていた、なんて場合もシリカゲルと一緒に密閉しておくと湿気を吸着してくれます。

スモークチップを売っている場所

いざ燻製をやってみようということでいろいろ準備をしていくうちにスモークチップはどこで手に入るのかなと思う方もいるでしょう。数年前では珍しかったスモークチップも最近は燻製ブームのこともあっていろいろなところで簡単に入手できます。

アウトドアショップ

まずはアウトドアショップです。ユニフレーム、コールマン、キャプテンスタッグなどといった有名アウトドアブランドから燻製器はこぞって発売されているのでそれと一緒にセットになっているものを購入すれば一番簡単に燻製の準備ができるでしょう。

ホームセンター

続いてはホームセンターです。バーベキューコーナーといったアウトドアコーナーによくスモークチップは置かれています。種類やメーカーの取り扱いも最近は豊富にありますので商品を見ながら選ぶことができます。大袋小袋とサイズ展開も豊富です。

百均ショップ

ダイソーなどの百均ショップにも最近は取り扱いがあります。一回だけ試してみたいなんて方には先ほど述べたチップの湿気などの問題も考慮すると百均の使い切りサイズなどを購入するのがおすすめです。

スモークチップの作り方|自分で作れる?

ここまでは燻製の基本的な話やスモークチップの特徴をお話ししてきましたが、楽しんで燻製を作っているうちにチップも自家製にしたいなんて思う方もいらっしゃるかもしれません。そもそもスモークチップは自分で作ることはできるのでしょうか?

「木」があればスモークチップの自作は可能

実はスモークチップは自作可能です。スモークチップは基本的にはおがくずであり、木片の集まりなので木材があればできます。スモークチップを作る際の注意点などを交えながら詳細をお伝えします。

木を準備する

まず、何はなくとも原料となる気を準備します。庭木の剪定で出た小枝や枯れてしまって伐採したような木片を用意します。くれぐれも公共のサクラの枝を折るようなことはしないようにしましょう。地域によっては伐採、剪定した枝を無料配布するようなところもあるので調べて行って見ましょう。

木を乾燥させる

作業性やウッドチップの効率的な燃焼も考えて木を十分に乾燥させていきます。天日などにあててしっかり乾燥させます。この前に樹皮はえぐみのもとになりますので剥いてしまいます。太い枝や幹などの場合は事前にチェーンソーやノコギリで小さくした方が乾燥が早く進みます。

木を細かくする

あとは乾いた木を細かく刻んでいきます。チェーソーなどで買っていく際にでるおがくずも使えます。細い枝であればポキポキ折ってしまえばそのまま使えるでしょう。おがくずなどをうまく使えば労力も少なく済みます。

毒性のある樹木は使用厳禁

ここで気をつけなければいけないのは毒性のある樹木があることです。なかでもキョウチクトウは強烈な毒性があり煙を吸うだけでも命の危険があります。樹木の種類は十分に確認した上で自家製スモークチップ作りを楽しみましょう。

スモークチップでお手軽燻製作り

本格的な燻製器を買ったり自作したりするほどではないけど、自分で燻製器を作ってみたいななんて方も多いのではないでしょうか。そんな方でもおうちにあるもので簡単に燻製ができる方法があります。

フライパンで簡単燻製

フライパンで燻製が作れるんです。必要な道具はフライパンとその蓋、そしてそのフライパンの中に入れてもぐらつかない直径の丸い網、焦げ付き防止のためのアルミホイルでできます!蓋はぴったりはまるタイプがおすすめです。

食材の下準備

下準備として行うことはハーブや塩コショウなどの味付けと表面を乾かしておくことくらいです。食材の水分と煙中の物質が反応しすぎると強い酸味になります。表面はしっかり乾かしておきましょう。乾かす工程ではラップをせずに冷蔵庫に入れる方法もおすすめです。

フライパンにセット

アルミホイルをひいたフライパンに一掴みの挑戦してみたいスモークチップを敷いて、その上に網、さらにその網の上に食材をのせます。食材が加熱されるにしたがって水分が落ちたりしますのでアルミホイルの上に載せるほうがうまくいきます。

火にかけてスモーク開始

あとは火にかけるだけです。最初は強火でスモークチップが燻って煙が出てくるまで様子を見ます。煙が順調に出だしたら蓋をして弱火にして、お好みの時間燻製してみましょう。燻製のにおいが立ち込めますので換気扇を回したり部屋の換気には気を配りましょう。

自作できる燻製器の作り方について詳しく知りたいかたはこちら

燻製ビギナーのおすすめ素材

燻製ビギナーにおすすめの食材ですが、まず失敗しにくい食材を見極めるポイントは水気です。水気が多いと燻製条件の調整が難しく失敗してただただ酸っぱい燻製になりやすいのではじめは水気の少ないものを選びましょう。

うずらの水煮

一番のおすすめはうずらの水煮です。これならスーパーで手に入る上に卵を一から茹でて皮をむく手間もありません。水気をしっかりとればすぐ燻製できます。出来上がったものも一口で食べることができるのでおやつやお酒のおつまみになります。

チーズ

こちらも燻製を始めるにあたって挑戦しやすい食材です。様々な種類のチーズが売られていますしあらかじめ小分けになっていて扱いやすいものもあります。チーズ自体が個性豊かな食材なので、さらに様々なチップとの組み合わせで仕上がりの違いも分かりやすく楽しい燻製実験ができます。

醤油・オリーブオイル

水気が少ないものをおすすめしてきましたが、変わり種としては醤油といった調味料やオリーブオイルもおもしろくておすすめです。香りや風味の変化が劇的で燻製の面白さを実感できることでしょう。

日本古来の食品「鰹節」も燻製食品

私たち日本人になくてはならないものである鰹節も燻製の一つです。カツオの身から水分を脱工程で使用される薪はナラやクヌギ、サクラなどで燻製にしてからはさらにカビをつけてうまみを引き出すというとんでもない手間とかけた食材なのです。

煙を利用した連絡手段「狼煙」

燃焼環境を望む通りに設定して煙を利用する燻製ですが、日本には古くから煙を使った連絡手段として「狼煙(のろし)」があります。わざと生の杉の葉を用いて煙を起こし、さらには燃やすものを変更することで色まで付けて様々なメッセージを送りあっていたと言われています。

狼煙をうまく利用して戦いを勝ち抜いた有名な武将が古くは武田信玄であったとも言われています。火を自在に操ることへのあこがれのような気持ちはこうして私たちの中にも根付いているのかもしれません。

スモークチップで美味しい燻製作りに挑戦しよう

燻製の面白さは何といっても食材とスモークチップからのフレーバーの組み合わせを試してみることです。少し実験的な要素もあって組み合わせは無限大。自分だけのオリジナル燻製レシピを考案してみませんか?

家庭用燻製器の詳しい記事はこちら

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