人食いナマズ!?世界最大のヨーロッパオオナマズの生態を解説!日本にもいる?

寿命が長いこと、巨大化することをあまり考慮せずに飼い始めた心無い飼い主によって川などに放されたものが発見される事態が起こっているためです。ヨーロッパオオナマズはその旺盛な食欲から、日本に元々いる生物を食い尽くし、生態系を乱すことが危惧されて、特定外来生物に指定されてしまいました。

ちなみに無許可でヨーロッパオオナマズを飼育・販売すると個人でも3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科されます。これは釣りで捕獲したものにも適用され、法律を知らなかったとしても罰則がありますので注意してください。

ヨーロッパオオナマズを実際に見てみよう!

ヨーロッパまで行けないけどヨーロッパオオナマズが見てみたい!という方には、日本の水族館で見ることができます。特に比較的規模の大きい水族館や、淡水魚を多く扱っている水族館などにはいる可能性が高いです。

以下、2018年現在で飼育している水族館をまとめました。ただし、展示の変更などもある可能性がありますので最新の情報は水族館にお問い合わせください。これら以外のところでも「ヨーロピアンキャットフィッシュ」「ウェルズキャットフィッシュ」という名前で展示してある場合もあるので探してみましょう。

展示している水族館①:伊勢シーパラダイス

三重県伊勢市にある水族館で、正式名称を「伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス」といいます。かつては二見シーパラダイスという名前でしたが、経営母体が変わり改装もしたことで2016年に名前が変わりました。

ここにはアルビノのヨーロッパオオナマズがおり、その黄金色の神々しさから「シーパラの神」として展示されています。他にもカワウソも人気です。また、2018年に閉館した東京タワー水族館から移ってきた「目がハートの鯉」もいて話題になっています。

展示している水族館②:わくわく海中水族館シードーナツ

熊本県天草市にあり、海に浮かべた船が水族館となっている非常に珍しい形の水族館です。天草パール・センターという施設の中にあり、真珠製品などの土産物店や、キリシタンの歴史を学べる資料館も併設されています。

館内は丸い形をしていて、1周回ると世界中の魚を見ることができる作りになっています。このヨーロッパゾーンという展示ゾーンにアルビノのヨーロッパオオナマズがいます。イルカのふれあい体験やマダイへの餌やりも人気です。

展示している水族館③:須磨海浜水族園

兵庫県神戸市須磨区にある水族館で、遊園地とも併設されています。イルカやペンギン、ラッコなどのショーや餌やり体験もある一方、他の水族館にはあまりいないようなウミヘビなども展示されていて、神戸市立ながら展示はかなり充実しています。ここにいるのはアルビノではない普通のヨーロッパオオナマズです。

ヨーロッパオオナマズはサイズも食欲もワールドクラス!

つぶらな瞳と大きな口で愛嬌のある顔をしているヨーロッパオオナマズ。しかしその正体は世界最大級まで成長し、動くものに反射的にかぶりつき犬や鳥まで飲み込んでしまう旺盛な食欲を持つ、怪物のような魚でした。しかし意外と釣りの仕掛けは単純です。ぜひヨーロッパ旅行も兼ねて、釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。

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