タープとして使用することができたり、小さく収納することができるという利点もありますが、防水用のコーティングがはがれたりすると防水性が著しく低下します。生地の厚みが十分でないと、テントを保護するのに不十分な強度のものもあります。
合成樹脂
ブルーシートなどのようにビニール系の素材を使ったタイプです。化繊タイプに比べて重量がありかさばるものが多いですが、丈夫で防水性も高いものが多いです。
収納サイズを確認
キャンプをする際などのアイテムでも気になるのはやはり収納性ですよね。車載やバッグへのパッキングの時にはなるべく小さく収納できるものがベスト。ブルーシートなどのようにぶかぶかとして収納しにくいものもあれば、コンパクトな手のひらサイズに収納できるものもあります。商品検討の際には収納サイズもしっかり確認するとよいでしょう。
グランドシートのスペックの見方を知らない人へ
グランドシートのスペックを確認するうえで判断材料として「防水性」と「頑丈さ」は非常に重要なポイント。けれど、製品紹介のテキストだけでは判断に困ってしまいますよね。どの製品がどれくらい優れているのか、客観的に判断するにはしっかりとスペックの見方を覚えておきましょう。
「耐水圧○○mm」って?
防水性能の目安として知っておきたいポイントは「耐水圧」です。これは生地の上に1*1cmの筒を載せて水を入れた際に、どれくらいの量の水を入れたら裏面に染み出すかということを示しています。
今回紹介しているアイテムの中では耐水圧1.800~10.000mmまでいろいろなものがありますが、よほど強い雨でなければ耐水圧1.500mmもあれば十分。ちなみに、スノーピークのアイテムに記載される「ミニマム○○mm」というのは「生地のどの場所で測っても最低限その耐水圧が保証されている」という意味。間違いなくそれ以上の機能があるということで覚えておけばいいでしょう。
生地素材の「○○D」って?
生地素材によく書かれている「○○D」は、「○○D(デニール)」と読みます。○○に書かれている数字は、素材に使っている糸の太さを表したもので、数字が大きいものほど耐久性が優れています。もちろん数値が大きい方が丈夫なのですが、その分重量も増えるので注意しましょう。
グランドシートの正しい使い方をチェック
グランドシートはテントの下に敷くもの。ただし、正しく使わなければむしろ雨水が侵入してくるなどの逆効果になってしまうこともあります。グランドシートの正しい使い方をチェックしましょう。
地面の小石や障害物を取り除く
グランドシートが丈夫だからといって油断は禁物です。最低限、自分のテントの下の地面のコンディションは整えてから使用すること。あらかじめテントの故障などにつながるような小石や小枝のような障害物を取り除くことで、テント破損のリスクを減らすことができます。
再確認!テントよりも小さめに
グランドシートを選ぶ際には、テントよりも大きいサイズはNG。はみ出した部分から雨水が浸入してきてしまいます。折りたたんで使うこともできますが、なるべくならテントと同サイズ、あるいは10~15cm程度小さいものを購入するようにしましょう。
表面と裏面があるものに注意
今回ご紹介しているアイテムの中ですと、「Wonyer」のグランドシートのように表と裏で材質が変わっているものがありますので、シートの裏表には注意。裏と表では全く性能が異なる場合がありますので、間違った使い方をしていると、そのアイテムの良さを最大限発揮できない場合もあります。
インナーマットも気になる人へ おすすめインナーマット20選
グランドシートおすすめアイテム15選
以上の点を踏まえたうえで、グランドシートのおすすめ15選を選出しました。こうしてみるとグランドシートといっても材質や性能は様々。最後の3つはワンポールタイプ、ティピータイプに対応しているシートです。