ナルゲンボトルとはどんな商品?
ナルゲンボトルとはアメリカ・ニューヨーク州にあるメーカー、nalgen社の製品の一つです。同社は「自然環境に配慮しながら人々の生活をシンプルなものにする」をスローガンに様々な製品を発信しています。
ナルゲン社製のプラスチックボトル
様々な製品を発信しているナルゲン社の中でもこのプラスチックボトルは主力製品で日本でもアウトドアシーンを中心に人気を集めています。ただただ透明のプラスチックボトルに思えるこの製品にはただのプラスチックボトルではないたくさんの魅力が詰まっています。
最も大きな魅力は高い耐熱耐冷性を持っているという点です。その温度は-20℃から100℃までと実に幅広い温度帯をカバーしています。プラスチックボトルでこの温度帯をカバーするには高い技術が必要となります。
化学研究用ボトルの技術が原点
このナルゲンボトルの発祥は実は初めはアウトドア用品に向けてではなく、化学薬品などを扱うために開発されたプラスチック製品の一つでした。やがてこのボトルを使用していた研究者たちがアウトドアにも使用するようになり、現在に至ります。
実は化学薬品の多くはプラスチックボトル
化学薬品と聞くとボトルはプラスチックよりガラス製やステンレス製のほうが安全そうというイメージはありませんか?水酸化ナトリウムのようなアルカリ性のものは、もちろん種類にもよりますがガラスを腐食する恐れがあるのでプラスチックボトルに充填されています。
空気と触れると溶け出してしまうような試薬も存在し、そのようなものを安全に密閉しておくための技術がナルゲンボトルの高い密閉性に生かされていると考えるとこの商品のクオリティの高さにも納得です。アウトドアを嗜む人たちに人気なのもうなずけます。
ナルゲンボトルの魅力①耐冷・耐熱性
最大の魅力は高い耐冷耐熱性です。例えばホットドリンクが充填されていてホットの温度帯で販売されているペットボトルの耐熱性は85℃です。それより高い温度を充填するとプラスチックが溶け出してしまいます。通常のコールドの温度帯で販売されているペットボトルに至っては50℃までです。
冷凍・熱湯もOK
一方ナルゲンボトルはというと-20℃から100℃と通常のプラスチックボトルでは不可能な温度帯までカバーしています。これで熱いお湯を注いでホットコーヒーをそのまま充填することも、スポーツドリンクを凍らせてそのまま持っていくこともできます。
ナルゲンボトルの魅力②密閉・気密性
これほどしっかりと閉まる高い密閉性を持ちながら、ナルゲンボトルにはパッキンがありません。そのおかげで洗浄も楽にできますしパッキンがへたってしまって買いなおしなんてこともありません。
匂いもれなしで粉末も保管OK
この高い機密性のおかげでおつまみのスルメや釣りの餌などをいれても匂いもれも少なく持ち運べます。水気を嫌うドリンク粉末、プロテイン粉末やスパイス、こぼれやすいシリアルなどを入れても漏れることはありません。
ナルゲンボトルの魅力③高素材のボトル本体
このナルゲンボトルの素材であるプラスチックには環境ホルモンが含まれていない高い水準をクリアーしたTritan(トライタン)の飽和ポリエステル樹脂を使用しています。そこからシリーズ化されたのが後でご紹介しますTRITANモデルです。
匂い移りなしで頑丈・酸にも強い
本来化学薬品を扱うために使用されていたナルゲンボトルですから、落として薬品がこぼれたり発熱や冷却によるストレスにも耐えうるようにとにかく頑丈です。純度の高いプラスチックを使用することで匂い移りもしにくく酸にも強い作りになっています。自家製ピクルスなどもトラブルなく持ち運べます。
ナルゲンボトルの魅力④ボトル本体に便利な目盛り付き
ボトル本体に目盛りが刻まれてあるので例えばインスタントコーヒーをボトルにいれてキャンプに出掛け、一息つきたいときにお湯を沸かして目盛りまで注げば自分好みの濃さのコーヒーも簡単に楽しむことができます。
計量カップとして使用可能
空いたボトルは簡易計量カップとして使用することも可能です。気密性が高くシェイクしても漏れないのでオリジナルレシピのソースをその場でブレンドして仲間にふるまうこともこのボトル一本で可能です。
ナルゲンボトルの魅力⑤サイズや形のバリエーション豊富
ナルゲンボトルには実に様々なバリエーションがあります。最も定番モデルであるTRAITANシリーズにおいてでは容量は380mlから1.5リットルまで。飲み口の形も細口、広口、蓋の形も注ぎ口の付いているものからフラットのものまでと実に様々です。
使用場面に合わせて選べる
飲料を入れるだけでもジムで使うのか、マラソンで使うのか、オフィスに使うのかで欲しいボトルが変わってきます。これだけ豊富な容量のサイズ展開があると自分のライフスタイルや使いたいシーンにぴったりなボトルを見つけることができます。
まずは王道・飲料の持ち運び
家で熱いコーヒーを淹れてボトルに入れて、行きの車の中で飲んでいくこともできます。プラスチックボトルなので軽量です。パッキンもなく、オフィスでさっと洗ってしまうこともできます。大口の注ぎ口がついているものもあるので氷もポンポン入れることだって簡単です。
調味料の匂い漏れだって心配なし
キャンプなどのシーンでも活躍してくれます。家でオリジナルのハーブやスパイスをブレンドして持っていき、その場で肉類に味付け、なんてこともできます。高い密閉性のおかげで匂いも漏れませんし、ボトル自体への匂い移りも少ないです。オリジナルブレンドしたスモークチップの持ち運びなんてのにもおすすめです。
スモークチップについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。