ヤマノケの怖い都市伝説!女に憑く山の化け物の正体とは?

遠くからは頭が無いように見えたのに…。近くで見たソレは、人間の胸に当たる部分に顔が付いており、ニタニタと気持ちの悪い笑みを見せながら、助手席に乗っている女の子を覗き込んできたとのこと。

ヤマノケがつぶやく謎の言葉

ソレが近づいて来る時に、男性は奇妙なモノが聴こえてきたと言います。それが声なのか音なのか、よく分からなかったそうです。それは、「テン・ソウ・メツ」もしくは「ケン・ソウ・メツ」と聴こえたとのこと。そしてまるで人間の言葉のように「ハイレタハイレタハイレタ…」とブツブツと呟くと言うのです。

テン・ソウ・メツ 

テン・ソウ・メツ」とはまるで意味不明に聞こえますが、こういった考察もあります。「テン」は「転」、「ソウ」は「操」、「メツ」は「滅」ではないか。人の中へと転がりこみ、操り、そして滅ぼすという恐ろしい意味なのかもしれないと言うのです…。

ハイレタハイレタハイレタ

  

「ビクンッ」と体を跳ねさせた娘と、その直後窓の外から消えたヤマノケ。そして娘は、「ハイレタハイレタハイレタ…」と言う言葉をブツブツと呟き続けるようになります。これは、少女の体の中に入れたことを喜んでいる化け物の歓喜の言葉には思えないでしょうか。

ヤマノケの正体

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正体については、色々な話が聞かれます。山の神なのではないのか?と言う意見。もしくは、飢饉による口減らしのために、犠牲にされた女性が化けたものという意見もあり、真相は分かってはいません。何にせよ、人に取り憑き体や精神を乗っ取る、悪しきものには変わりないでしょう。

女に憑く化け物  

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この話で実際に取り憑かれてしまったのは、男性が連れていた女児。様子がおかしくなってから駆け込んだお寺の住職からも、好んで取り憑くのは女性だけという話が出ています。取り憑かれた後は、49日以内に祓えなければ、一生正気が戻る事はないと言われています。

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