ヤマノケの伝承が残る地域
Y県やI県をまたぐ山に、飢饉によって両親から殺され、その肉を食べられた少女が化け物に成り果ててしまったという伝承が残っているそうです。腹を満たすために自分の娘を食べるなど、今の時代ではあり得ない事。それほどの酷い飢えを、想像すら私たちには難しい事です。
ヤマノケが出る山はどこ?
Y県やI県をまたぐ、S山地という場所だという話があります。その場所では不幸な少女が化け物として変わり果てた「山の化」の伝承が残っているそうです。全身真っ白で何かを呟きながら近づいてくるソレと出逢ってしまった女性は、精神に異常をきたしてしまうとの事。
ヤマノケが出る場所
ヤマノケについて語った男性は、詳しい場所まで公表していませんが、ヒントを残しています。そこからネットの中では場所が限定されたようで、有力な場所が挙げられています。
田代峠が有力説
2chの掲示板の中で、大まかな場所は「宮城県と山形県の間」と、この話を投稿した男性が言っています。その他、「サービスエリア」「未舗装の道」などのキーワードから、田代峠ではないかという説が唱えられています。田代峠は、他にも様々な曰く付きの場所でもあるのです。
田代峠にまつわる怪現象
この場所では、山菜採りに出かけた男性が空中浮遊を体験した後、謎の光に包まれ失神。4日間も行方不明になっていたという話があります。また、自衛隊の戦闘機が不可思議な角度で墜落した事故や、UFOの目撃談が多数あり、自衛隊の戦闘機はUFOによって落とされたのではないかという話まであるのです。
もう一つのヤマノケの話とは?
ヤマノケに遭遇し、恐ろしい被害に遭った事件が実はもう一件あります。当時20歳で大学生の男性が、13歳の妹とドライブに出掛けた時の事。妹の提案で目に付いた獣道を進みます。暫く進んだ後、そろそろ引き返そうかと思っていたその時、車に「ガツン!」という音と共に衝撃が走ります。様子を見に外に出ると、衝突で死んだカラスが。嫌な気分で眺めていると、落ち葉を踏む音がするのです。しかもまるでケンケンをしているかのようなリズムで…。
ヤマノケの話を予めネットで知っていた彼は、嫌な予感に焦り、妹を伏せさせつつ車を発進させようとするもタイヤが空回り。すると車が揺れ始め、外をみるとソレが車に体当たりをしているのです。驚いた妹は顔をあげてしまい、そのまま2人は失神してしまいます。
妹に憑いたエロぐろいヤマノケの話
目を覚ました男性は、眠っている妹を抱き上げ近くの寺に駆け込みます。妹を見るなり事情を察する住職。住職の声で目を覚ました彼女は、ブツブツと呟くだけ。そんな状態の彼女に住職が平手打ちするも、涎を垂らしながらヘラヘラと笑うのみ。住職が隣の部屋に隔離すると、女性の喘ぎ声のようなものが…。住職はため息を一つつき、男性の妹の状態とヤマノケを落とす方法を教えてくれますが、それは壮絶なものでした。
もう一つのヤマノケが欲っするもの
住職の話では、人間の性的な快楽を欲する妖怪だという事。男性よりも女性の方がそういった快楽を感じやすい体質であるため、女性に好んで取り憑くのだそうです。取り憑いた後は、その女性が死ぬまで自慰行為を続け、死ねばまた別の女性へと宿主を変えて行くというのです…。