ラジオが放送された当日は、似たような生き物を見たという人たちからたくさんの電話が来たそうです。電話は150人以上の人から寄せられ、大きな反響がありこの生き物に噂は一気に全国に広がっていったのです。
「都市伝説以前の人面犬」があった?
ここまでは1988年から1990年代の噂について説明してきましたが、実はそれより以前にも存在していた可能性が高いです。その理由としては、江戸時代に石塚豊芥子の書いた「街談文々集要」にも人面犬について記されていたのです。
この書籍によると、1810年6月8日にある犬の産んだ子犬が体は犬で顔が人間にそっくりだったと書かれています。江戸時代でも人面犬はブームとなり関連した商品が飛ぶように売れていたようです。
ひと昔前にブームになった人面犬とは?
1889年から1990年代に噂になった人面犬とはどのような生き物なのか調べてみました。すると現在存在している人面犬とは程遠いものだったことが分かったのでまずはひと昔前に流行った人面犬の特徴をご紹介していきます。
人間の言葉を話す
初めてブームになった頃は噂だけが広がり、「人間の顔をした犬を見た」という人が続々と現れました。実際に見たと言っていた人の多くが、人間の言葉を話したといっていたそうです。中には、勇気をもって話しかけてみたら返事が返ってきたという方もいたそうです。
6mものジャンプ力を持っている
中には、ジャンプが得意な生き物がいますが、この頃に人面犬を見たことがあるといった人の中に6mくらいジャンプしていたと言っていた人がいたそうです。現代の人面犬は小型犬のイメージですが、ひと昔前は大型犬だったのかもしれません。
霊能力者しか見えない
この頃の人面犬は、「自殺した男性の霊が犬に憑依して誕生した」と考えられることが多かったようです。そのため霊感が強い人しか出会えないという噂まで広がるくらい人面犬は人気だったのです。
人面犬のブームがまた来ている!
ひと昔前に流行った生き物のように感じるかもしれませんが、実はブームがまたやってきています。人気のアニメで取り上げられたことで小学生の間で再ブームとなりその人気が大人の間でも徐々に広がってきています。次は、現代の人面犬について迫っていきましょう。