ほどよく脂の乗った身はフライにしてもよく合います。下味の調味料やソースなどアレンジ豊富でさまざまな年代に合わせて調理することも可能です。子どものお弁当のおかずや旦那さんのお酒のおつまみにもなるので使い勝手の良さも光ります。
みんな大好き「イナダの竜田揚げ」!
- サクを一口大のブロックに切り分けます(刺身用にスライスしたものでも可)
- 調味液(醤油、生姜、みりん、にんにく、砂糖)に5分〜10分漬けます
- 片栗粉をまぶします
- フライパンに油を入れ揚げます
- レモンなどを絞って出来上がりです
それはまるでジューシーなお肉
火を通すことで身に締まりが出て鶏肉のような食感が生まれます。脂がのっていればジューシーさも加わります。「子どもに人気」「あっという間になくなりました」なんて声もたくさん聞かれるほど幅広い年齢層に支持されています。コツは下味の付け方。少し濃いなと感じるくらいがちょうどいいです。冷めてもおいしくいただけます。
ソースをかけて「イナダのフライ」!
- 適当な大きさに切った身に塩、胡椒を振ります
- 小麦粉を全体にまぶし、溶き卵に通します
- パン粉をつけて、軽くたたきます
- 約180度の油に投入します
外はさくっ!中はふわっ!
簡単に言えば「魚のフライ」ですが白身魚のあっさりとは違い、味の骨格がしっかりしているので甘辛いとんかつソースにとてもよく合います。さらにカラシを添えるといいアクセントになります。またタルタルソースのようなマヨネーズをベースにしたソースも適しています。
イナダの焼き物レシピ2選
塩をふってグリルに入れるだけのシンプルな塩焼きはもはや魚料理のお約束です。またフライパン1つでできるソテーなどはソースを変えれば洋風や和風など多くのバリエーションがあるのでその日の気分で楽しむことができます。「今日はおかず考えるの面倒だな」という時にどうぞ。
定番「イナダの塩焼き」!
- 2枚おろしの状態でも構いません。塩をしっかり両面にふります
- 皮面を下にして魚焼きグリルに入れます
- ある程度焼き目がついたら皮面を上にして焼き目がつくまで焼きます
- お好みでレモン、またはポン酢でいただきます
本来の味と向き合える
調味料は塩のみという潔さが粋な塩焼きは魚本来の味を堪能するにはうってつけの調理法です。脂がのっていてもしつこいと感じさせない肉厚な身には旨味が凝縮されています。ポン酢やおろし醤油と合わせても構いません。しつこくないので朝食のおかずにも合います。
濃厚ソース「イナダのバター醤油焼き」!
- 下味に塩、こしょうをふります
- フライパンに油を薄くひき、皮面から焼きます
- 焼き色がついたらひっくり返します
- 中まで火が通ったらバターを入れます
- バターが全体に回ったら醤油を入れて煮詰めていきます
- 時々スプーンで切り身にすくいかけるようにして仕上げます
香ばしいバターの香りがよく合います
小さな子どもから大人まで、大人気なバター醤油味のソテーです。お肉のようなしっかりとした質感をもっているのでバターのようなこってりした素材にとてもよく合います。濃厚なソースは野菜との相性もいいので一緒にフライパンで仕上げて付け合わせにしましょう。
イナダの煮付けおすすめレシピ2選
定番中の定番であり少し地味なところもありますが上手にできると一目置かれる、料理の腕が試されているような調理法です。そしてもちろんイナダにもすごく合うのでぜひ挑戦してみてください。味がしっかり入ったものは白米にもぴったりです。
基本中の基本「イナダの煮付け」!
- 切り身を霜降りにします
- 水と酒を鍋に入れ、切り身を入れ火にかけます
- 沸騰手前で火を中火にし、砂糖を入れます
- アクをとって醤油を入れ落とし蓋をして7分ほど煮込みます
- 生姜を入れてさらに3分煮込みます
みりん1、砂糖1、水4、酒4の絶対的な黄金比
「おふくろの味」の1つとして特に男性陣から熱い眼差しを向けられる煮付け料理です。黄金比さえ参考にすれば問題ありません。もちろん好みもあるので例えば煮汁にコクを出したい場合は砂糖を多めにするといでしょう。煮汁には魚の出汁もよく出るので大根などを一緒に入れて煮込むのもおすすめです。
実は簡単「イナダの水煮」!
- 切り身を霜降りにします
- 水を入れた圧力鍋に切り身を入れ強火にかけアクを取ります
- 塩を入れます。分量は水と身の重さに対し1%ほどです
- 蒸気が出たら約50分、蓋をして中火で加熱します
- 火を止めて冷めたら出来上がりです
鯖缶に匹敵する美味しさ
水煮にすることでその後さまざまな料理に使えます。シーチキンのようにほぐしてマヨネーズにあえたり、味噌汁に入れたり、ちょっと一品という時とても役に立ちます。圧力鍋で調理することにより骨まで食べられるので栄養価も満点です。缶詰のように常温保存はできませんが冷凍しておけば長期にわたる保存が可能です。
イナダの汁ものおすすめレシピ2選!
いいだ出汁がでます「イナダのあら汁」!
- 昆布でダシをとった鍋に酒、霜降りしたアラを入れます
- アクをとったら大根、白菜、人参、豆腐など他の食材も入れます
- 野菜がしんなりしたら味噌を溶いて出来上がりです。
アラを捨ててしまうなんてもったいない
頭や中骨、尾の部分など3枚におろすと必然的に余るアラは捨てずに汁ものにしましょう。骨があるので旨味が凝縮されており素晴らしい出汁が出ます。あれこれ野菜も使えるので野菜不足の人や、冷蔵庫整理の手助けもしてくれます。ベースのダシは魚ものだと風味がぶつかるので昆布を使うか、アラ本来の出汁だけに頼っても構いません。
上品な料亭風「イナダのつみれ汁」!
- イナダ、山芋、生姜をフードプロッセッサーで粘りが出るまで攪拌します
- 鍋に昆布でダシをとった水を入れ火にかけます
- 団子状にしたすり身をそっと鍋に入れます
- アクを取り除きます
- 酒、醤油、塩で味を決めます
もちっとふっくらとした食感
代表的なサンマのつみれと比べると淡白で食べやすいのも特徴です。面倒と敬遠されがちな「つみれ」ですが材料を攪拌し形成するだけで他の調理法とは違った食感を楽しめます。山芋はパサつきがなくし、ふわっとした優しい口当たりに仕上げます。味噌汁でもいいですが吸い物風でちょぴり上品な味を楽しみましょう。
レシピを参考にイナダをおいしく食べよう!
「値段の割に大きいので家計にも優しい」「文句なしにおいしくて栄養たっぷり」「料理方法が豊富」と良いこと尽くしな食材です。ぜひ店頭で見かけたら購入し、あなた好みの料理に挑戦してみてください。きっとその日の食卓の主役になること間違いありません。最後にイナダについてはこちら釣り方も掲載されているこちらをどうぞ。