ここまでできたらもう一つの青い部分のロックを外してピストンのように動かしてポンピングをしましょう。圧力計を見ながら赤い線を指すまでやり続けましょう。
マントルの空焼き
先ほど閉じておいた予熱バーナーのレバーを下げて開けることで灯油が霧状に噴出されますので、レバーで閉じていた点火口にライターなどの火を近づけて点火をしましょう。予め取り付けていたマントルが燃え始めたら再びバーナーのレバーを上げて閉じることで火も消えます。これでマントルが灰色になり準備が完了します。
点火から予熱・燃焼
いよいよ点火ですが、その前に圧力が下がっていたらもう一度赤い線を指すまでポンピングをしましょう。空焼きのときと同じようにしてバーナーに火をつけて90秒以上予熱をしますが、このとき圧力が下がってきたら赤い線を目安に再びポンピングをしてください。
予熱を90秒以上したら青いグリップホイールを記された矢印が下を向くように回すことで点火されますので、そしたらバーナーのレバーを上にあげて閉じましょう。点火直後も圧力が下がっていたら赤い線を目安に上げておきましょう。
消化
ポンピングの時と同じように、圧力計の横にある小さなスクリューを今度は反時計回りで回して緩めるだけで火が消えます。消えてから本体が冷めたら時計回りで締め直しておきましょう。ここまでが点火から消化までの流れとなります。
ペトロマックスHK500のメンテナンス方法は?
長く使用しているうちにどうしても不具合などは起きてしまう場合があります。そうならないために普段からやっておくべき点検作業と、起きてしまった場合の対処方法をご紹介していきます。メンテナンス作業は手間がかかりますが、そのぶん長く使えて愛着も湧くので欠かさずにやりましょう。
普段から心がけたいメンテナンス
使用後に必ずしたいメンテナンスとして汚れを取り除くということが挙げられます。メンテナンス用のアイテムが同梱されているので、それを使用することで汚れも取り除けます。あとは使用する前後で各部ネジなどの緩みがないかの確認はするようにしましょう。もしあった場合は部品を取り換える必要も出てきます。
マントルに破れがないか確認
このマントルというのは消耗品なので定期的に取り換える必要があります。状況によりますが穴がなければ複数回使用することが可能ですが、穴があったり破れていた場合は取り換えないと危険です。予備を常に本体と一緒に用意しておくと、もしもの場合でも困らずに済みます。
予熱バーナーの目詰まり掃除
ここも付属しているアイテムを使うことで簡単にできます。どうしてもすすが溜まって詰まってしまうので定期的に点検する必要があります。付属の細長い針を使って、バーナーに点火する部分から内部に差して掃除をしましょう。