ベクシンスキーの呪われた生涯と呪われた絵の真実に迫る!どこで見られるかも徹底リサーチ!

ベクシンスキーを殺害した犯人は、彼の友人の息子でした。それも付き合いの浅い相手ではなく、長年の付き合いのある、生活の世話もしてくれていた人物の息子だったようです。加えて、犯人の従兄弟が共犯として捕まっています。二人の若者の手により、ベクシンスキーは刃物でめった刺しにされるという、惨たらしい最期でその一生を終える事となります。

⑥ベクシンスキー作品はどこで見られる?

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ベクシンスキーの作品を自分の目で見てみたい、と思われる方もいるかと思います。残念ながら、現在日本の美術館では展示されている場所はありません。しかし海外でしたら、ベクシンスキーの作品を展示している美術館が存在します。また、海外に行くのが難しい場合は画集なら日本でも手に入りますので、購入してじっくり見るのも良いでしょう。

暗黒のベクシンスキー美術館

ベクシンスキーがその生涯を過ごしたポーランドに、彼の作品が展示されている美術館があります。場所はNowa Huta地区のNowa Huta Cultural Centre(ノバフタカルチャーセンター)内。中心街からバスやタクシー、トラム(路面電車)で30分程の距離にあります。ギャラリー内部は天井から壁、床に至るまで真っ黒で、その中で暗めの音楽と共にベクシンスキーの作品たちが展示されています。各作品には照明が当てられており、悲しげでおどろおどろしい絵画達が暗闇の中に浮かび上がる様は、不気味でありつつもどこか現実離れしていて、不思議と目を向けてしまう魅力があります。

ベクシンスキーバーチャル美術館

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ネット上にあるバーチャル美術館でベクシンスキーの作品を見ることが可能です。DmochowskiGallery.netというウェブサイトで、こちらではベクシンスキーの描いた絵や、作品を紹介するPV、インタビューの映像などを見ることが出来ます。日本語ではありませんが閲覧は無料なので、旅行や画集の購入をするのはちょっと厳しい、という方にお勧めです。

ベクシンスキー作品集

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ベクシンスキーの絵を手元に置きたい、じっくりと眺めたいという方は、書籍の購入をお勧めします。ベクシンスキーの作品集はいくつも売られており、有名な通販サイト等でも購入は可能です。本によって掲載されている絵が異なりますので、ベクシンスキーの作品に惹かれた方は、複数揃えてみるのも良いかもしれませんね。

幻の日本展示会

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実は一時期だけですが、ベクシンスキーの作品が日本で展示されていました。1990年代に、複数の日本人が59点ものベクシンスキー作品を購入し、大阪で美術館を開いたようです。しかし、その美術館は既に閉館されています。展示されていた作品がどうなったのか、その行方は今も分かっていません。どこかに保管されているのか、それとも誰かに売られたのか…もしかしたら今も日本のどこかに、ベクシンスキーの絵画が存在しているかもしれません。

⑦多くの人を惹き付けてやまないベクシンスキー

ベクシンスキーの独創的な作品は、沢山の人々を魅了しました。日本で有名な漫画やゲーム、アーティストの中にも、ベクシンスキーに影響を受けているのではないか、と言われている人や作品が多数存在します。中でも有名な物を幾つかここで紹介します。

Dir en Grey

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DIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)は1997年に結成した日本のヴィジュアル系ロックバンドです。発売されているCDのジャケットの中に、ベクシンスキーの作品と雰囲気が似ている物があります。また、曲のイメージとベクシンスキーの絵が良く合っている、という意見もあります。

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