都市伝説くねくねとは?その正体7説を徹底検証!会った時の対処法も【怖い話】

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そんな時代背景の中で生まれたのが生きている人間を田んぼに立て案山子代わりとしていた文化です。人の命と引き換えに自然の恩恵を受ける方法は古い時代には珍しくなく、そこからくねくねの伝承が生まれたのかもしれません。

くねくねの正体を検証⑥死亡した人間説

幽霊、もしくは悪魔ではないかとも噂されるくねくね。幽霊説の出所は、そもそも山や田んぼの守り神であるといったものから、人柱にされた人々の無念の姿が霊的な存在になって現れているといった説です。悪魔説については、悪魔というものは「見たら発狂する」という定説が海外にあることからもたらされたものです。守り神の説がある、ある地域でも、その神の姿を決して見てはいけないとされているそうです。

くねくねの正体を検証⑦単なる作り話説

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世界中の神話に登場するキャラクターの中にも「見たら死ぬ」という逸話を持ったものは多く存在します。例えば、ヨーロッパで有名な架空の生き物バジリスクは蛇の王ですが、見た者に死をもたらすという伝説があり、同じくギリシア神話に登場するメドゥーサは見た者を石にする力があるとされています。

このように古くから世界中には「見る事で災いをなす」異形の者の存在が示唆されていることから、くねくねもその亜種であり、現代でいう都市伝説に過ぎないという事かもしれません。

くねくねに会ったときの対処法とは?

ここでおさらいしておきたいのは、貴方が実際にくねくねを見てしまった場合の対象方法です。見ないに越したことはないくねくねですが万一の時の為に、あらかじめ対策を練っておきましょう。

くねくねから目をそらして見ないようにする

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短時間であれ、一目見ることも危険なくねくねですが、幸い短時間であれば身体に異常をきたす事はないようなので、もし、目撃してしまった場合はすぐに目をそらしましょう。

くねくねに決して近づかず、すぐにその場を離れる

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目撃してしまった場合はすぐにその場を離れ、出来るだけ遠くへ移動しましょう。その時決してくねくねに対して声をかけたり、物音を立ててはいけません。

建物があれば中に避難する

くねくねの視界から逃れることが、最も安全な方法です。田畑であれば農耕機の納屋や民家へ隠れ、市街地であれば人の多い場所へすぐに避難しましょう。

くねくねの海外の反応は?

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日本のオカルトファンの間では有名なくねくねですが、海外のオカルトファンにも日本の妖怪や都市伝説は知れ渡っています。くねくねの発生源がインターネットであることから認知度が高く、海外でもくねくねについての様々な考察が行われています。

くねくねは巨大ワーム?

日本では妖怪や精神疾患者などと解釈される傾向のあるくねくねですが、海外では巨大な蛇、ミミズといったモンスター的な解釈から、アメリカで有名な都市伝説「スレンダーマン」ではないか、といった考察がなされています。国柄が顕著に現れている点も興味深いテーマといえます。

本物か!?くねくねの動画もあった!

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多くの目撃情報が寄せられているくねくねですが、その姿を実際に収めた映像はなかなか見つかりません。そんな中、ついにカメラに収めた!?と思われる映像が話題になっています。

いかがでしょうか?短い動画ではありますが、確かに人影のようなものがくねくねとした奇妙な動きをしているように見えます。このくねくねとした動きは、いくら体の柔らかい人間でも難しそうな動きに見えます。みなさんはどう思いますか?

くねくねの元ネタ?日本各地に伝わる妖怪

先にも触れたように、くねくねの正体なのではと噂される妖怪が日本中に伝承として残っています。目撃情報の多い東北地方から遠く離れた九州まで、日本のあちこちに分布する妖怪たちをご紹介します。

くねくねの元ネタ?①九州の妖怪 ひょうすべ

九州地方、主に佐賀県や宮崎県発祥の妖怪。広くは河童の仲間や、食の神として分類される一方で、ひょうすべの姿を見てしまった者は原因不明の熱に浮かされたり、全身が紫色に染まったのち絶命に至るなどの奇病に罹るほか、ひょうすべの笑い声を聞いた者は笑いが伝播し、笑いながら死んでしまうという説が残っています。

くねくねの元ネタ?②ポピュラーな妖怪 一反木綿

オカルトに興味のない人でも名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。ゲゲゲの鬼太郎でお馴染みの一反木綿がくねくねの正体ではないかとされる説も多く出回っています。白く、ヒラヒラうねる胴体は確かにくねくねの見た目と一致します。

くねくねの元ネタ?③東北に伝わる妖怪 泥田坊

妖怪画家としても有名な鳥山石燕による「今昔百鬼拾遺」に登場する妖怪。田んぼの所有者であった老人が死後、妖怪化したもので夜な夜な田んぼに現れては怨み言を呟くという伝承が残っています。田んぼ付近を通りかかる人を襲い、奇妙なくねくねとした動きをするとの情報もあり、くねくねと酷似している点もあります。

くねくねは映画化されDVDにもなった!

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「見たら発狂する、決して見てはいけない」という点がくねくねの恐れられている理由の一つですが、そんなくねくねを題材とした作品が映画化されています。

映画「くねくね」あらすじ

出典:Amazon

両親とキャンプへ出掛けた二人の少女たちは、キャンプ場へ向かう途中道に迷い、近くの民家の男性に道を尋ねるも、「帰ったほうがいい」と言われてしまいます。様子がおかしい事を不審に思いながらも家族は村のはずれでキャンプをすることにするのですが、朝キャンプ場で目覚めるとある異変が起こっていました…。

検索注意!くねくねだけじゃない!ネット生まれの物ノ怪たち

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くねくねに代表されるようにインターネット発祥の怪談は他にも存在します。その中には「見てはいけない」「見たら呪われる」など視界に入れるだけで障りがあるとされるエピソードも多く存在します。数ある怪談の中からオカルトファンの間で伝説と化している物ノ怪・怪異をピックアップしました。

ターゲットは男性のみ? 八尺様

名前の通り背の高さが八尺(2メートル以上)ほどある大柄の女性の姿をしており、身に付けている衣服は目撃者によって変化するようで、白いワンピース・喪服・留袖など様々です。気味の悪い「ぽぽぽぽ」という笑い方をする特徴があり、一度気に入られてしまうと死ぬまで付きまとわれるという定説があります。

話を聞いてはいけない 猿夢

この話を聞いてしまった者にも呪いが伝播するといったタイプの怪談です。詳細は書くことが出来ませんが、ある「同じ夢」を毎晩みていた投稿者は、いつしかその夢のストーリーが少しずつ進んでいることに気づきます。夢の中で投稿者は電車に乗っているのですが、夢を見るごとに電車内で起こる異常な展開に巻き込まれていきます。読んだ事を後悔してしまう殿堂入りの怪談ですので、検索はおすすめ出来ません。

決して行ってはならない禁足地 姦姦蛇螺

ある村で代々祀られている禁足地に足を踏み入れてしまった3人の少年たちは、祀られている祭具をいたずらに触ってしまいます。その行為が祀られている「あるもの」の怒りを買ってしまいました。

村を挙げて行われるほど、大掛かりなお祓いが始まり少年たちは一命を取り留めます。祀られているモノの正体は大昔にその村で神への捧げものとして残酷な仕打ちを受けた巫女たちの変わり果てた姿でした。

問いてはならないパズル コトリバコ

江戸時代に起こった隠岐での騒動の折に作られた禁断の小箱。残酷な手順を踏んで作られる箱で、妊婦がこの話を聞くことも忌避されます。多くの人を死に至らしめる効果を持つ呪物で、先祖代々に渡りその木箱を作り続け、決まった寺で保管し続けなければならない決まりがあり、その掟を破れば甚大な被害が出るとされています。簡単に解く事が出来ない木組みの木箱を開いてしまった事により、ある災いが起きてしまいます。

開けてはいけないパンドラの箱 リョウメンスクナ

ある古い寺にあった「決して開けてはいけない木箱」が、不慮の出来事によって開かれてしまいます。木箱に入っていたのはシャム双生児の即身仏で、古来より呪物として恐れられ、厳重に日本各地の寺で封印されてきたパンドラの箱だったのです。

その箱を不用意に開けてしまったことにより投稿者と周りの人々は不幸な末路をたどります。このエピソードも口外厳禁とされている類の話なので気軽に検索する事は憚られます。

くねくねの正体は結局どの説が有力?

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様々な説がネット上に溢れているくねくねですが、結局のところ正体は不明で曖昧模糊としています。精神病患者・幽霊・ドッペルゲンガーなど、どれをとっても恐ろしい存在であることは間違いありません。

結論:くねくねは「単なる作り話説」が有力

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くねくねがネット上に誕生したのは2000年前半の第四次オカルトブームです。まだまだアンダーグラウンドなイメージのあった2ちゃんねるでは、日々様々な都市伝説や怖い話が次々と投稿されていた時代です。そんな時代の中で生まれたくねくねは当時のオカルトファンたちが生み出した架空の存在なのかもしれません。

国を滅ぼす呪い?リョウメンスクナについての記事はこちら

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