都市伝説くねくねとは?その正体7説を徹底検証!会った時の対処法も【怖い話】

精神病患なのではないかと言われる所以は「人身御供」としての神への供え物です。古い時代には精神病に罹った人や、生まれつき体に障害を持つ人々への扱いは良いものとは言えず、普段から粗末に扱われたり、災害時の人柱的な扱いも多くありました。そのような風習の中で、田の中に供え物として立たせられていた患者が、暴れ狂う様子はくねくねの姿を彷彿とさせます。

くねくねの正体を検証②蜃気楼説

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くねくねの出現条件として上げられるのは、夏の季節、天気の良い昼間、水辺であることから、くねくねは気象現象がもたらす蜃気楼であるという見解も多々見られます。科学的根拠を用いていることから、実際に人が見たという事を事実に踏まえれば納得のいく見解だといえます。

くねくねの正体を検証③妖怪説

日本では古来より奇妙な現象の事を妖怪と位置付けるケースが多々ありますが、くねくねもその一種として考えられ、くねくねの特徴に似た妖怪が古来の書記に残されています。

古くは古事記の時代から、近年の妖怪ブームまで日本人と妖怪は常に密接な関係にあります。江戸時代の有名な浮世絵師、鳥山石燕が描いた妖怪画にもくねくねを思わせる妖怪が描かれ、東北地方や九州にもくねくねと特徴が一致する妖怪の伝承が残されています。

くねくねの正体を検証④ドッペルゲンガー説

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ドッペルゲンガーとは自分によく似た「もう一人の自分」を指す言葉です。有名な説によると、もし実際にドッペルゲンガーに出会ってしまった場合、どちらか片方が忽然と消えてしまうと言われています。その他にも、ドッペルゲンガーに会った人は精神に異常をきたすとも言われているので、くねくねとの類似点があるといえます。

くねくねの正体を検証⑤案山子説

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精神病患者説でも触れたように、日本が飢饉に見舞われていた時代や人々が貧困に悩まされていた時代には生活の重りになる老人や子供は口減らしとして処分されたり、神への貢ぎ物とされる時代がありました。

そんな時代背景の中で生まれたのが生きている人間を田んぼに立て案山子代わりとしていた文化です。人の命と引き換えに自然の恩恵を受ける方法は古い時代には珍しくなく、そこからくねくねの伝承が生まれたのかもしれません。

くねくねの正体を検証⑥死亡した人間説

幽霊、もしくは悪魔ではないかとも噂されるくねくね。幽霊説の出所は、そもそも山や田んぼの守り神であるといったものから、人柱にされた人々の無念の姿が霊的な存在になって現れているといった説です。悪魔説については、悪魔というものは「見たら発狂する」という定説が海外にあることからもたらされたものです。守り神の説がある、ある地域でも、その神の姿を決して見てはいけないとされているそうです。

くねくねの正体を検証⑦単なる作り話説

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世界中の神話に登場するキャラクターの中にも「見たら死ぬ」という逸話を持ったものは多く存在します。例えば、ヨーロッパで有名な架空の生き物バジリスクは蛇の王ですが、見た者に死をもたらすという伝説があり、同じくギリシア神話に登場するメドゥーサは見た者を石にする力があるとされています。

このように古くから世界中には「見る事で災いをなす」異形の者の存在が示唆されていることから、くねくねもその亜種であり、現代でいう都市伝説に過ぎないという事かもしれません。

くねくねに会ったときの対処法とは?

ここでおさらいしておきたいのは、貴方が実際にくねくねを見てしまった場合の対象方法です。見ないに越したことはないくねくねですが万一の時の為に、あらかじめ対策を練っておきましょう。

くねくねから目をそらして見ないようにする

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短時間であれ、一目見ることも危険なくねくねですが、幸い短時間であれば身体に異常をきたす事はないようなので、もし、目撃してしまった場合はすぐに目をそらしましょう。

くねくねに決して近づかず、すぐにその場を離れる

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目撃してしまった場合はすぐにその場を離れ、出来るだけ遠くへ移動しましょう。その時決してくねくねに対して声をかけたり、物音を立ててはいけません。

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