キャンプで便利なフライパンはこれだ!
大自然の中で美味しい食事を作るのに欠かせない物が、キャンプ用のフライパンです。キャンプフライパンにはたくさんの種類が存在あり、その特徴や違いも様々です。美味しいご飯を作るためにも、まずはそれぞれの違いを知っていきましょう。
①キャンプフライパンは素材ごとの特徴を知って選ぶ
キャンプフライパンには、アルミ、チタン、ステンレス、鉄といった様々な素材が使用されています。素材ごとに特徴や大きな違いがありますので、使用シーンに合わせた適切なフライパンを選択することが大切です。
キャンプフライパン:アルミ
アルミ製は、扱いやすい軽さが一番の特徴です。熱伝導率がとても良く、安定した火力を保ちづらい焚火でも、短時間で簡単に調理ができます。安価で手に入りやすいですが、焦げやすく長期使用に向かないといった欠点もあります。
キャンプフライパン:チタン
アルミ程ではありませんがステンレスや鉄などに比べて軽く、耐久性と保温性に優れています。耐食性や抗菌性にも優れていますが、熱伝導率が低く、火の当たる部分は焦げやすくムラになりやすいといった欠点もあります。
キャンプフライパン:ステンレス
重さはありますが、丈夫で錆びにくく、非常に保温性に優れています。熱伝導率が低いといった欠点はありますが、一度温めてしまえば冷めにくいといった利点にもなりますので、利用シーンに合わせて選びましょう。余熱を利用した保温調理も可能です。
キャンプフライパン:鉄
熱伝導率が高く、丈夫で傷にも強いので、プロの料理人からも愛されています。使用前に手入れが必要ですが、使用するほどに油が馴染み焦げつきにくくなりますので、長く愛用することができます。しかし、他の素材に比べて圧倒的に重く、持ち運びに苦労するなどの欠点があります。
②車で行くキャンプなら使い勝手を最優先で選ぶ
キャンプといっても、徒歩、自転車、自動車など様々な移動手段があります。その中でも、自動車で出掛ける場合は荷物の重量や収納面といった煩わしさから解放されますので、調理での使い勝手を最優先しましょう。
③食器の代用にもなるスキレットがキャンプにおすすめ
スキレットはアウトドアの調理器具としてだけでなく、家庭で使われることも多くなった人気の高い鉄製のフライパンです。調理のしやすさだけではなく、調理後にそのまま食器の代用としても使うことができて、食卓を鮮やかに彩ります。
鉄製のフライパンはシーズニングが必要
鉄製のフライパンは、購入してすぐに使用できるわけではありません。使用前にシーズニングといった手入れが必要です。シーズニングとはフライパンを油でコーティングすることを指していて、一般的には油ならしや焼き切りと呼ばれます。
①鉄製のフライパンにシーズニングが必要な理由
未使用の鉄製のフライパンの表面には、コーティングが施されていません。シーズニングしないまま使用すると、こびりつきやすいばかりか、ヒビが入ってしまう可能性もあります。シーズニングをすることで、フライパンの表面を油の膜でコーティングし、錆の防止ややこびりつきにくくするのです。
②シーズニングのやりかた
フライパンの内側全体に、使い古しの油を塗ります。煙が出るまで強火で加熱し、余計な油を捨ててから、油が内側全体に馴染むようペーパータオルで拭きます。その後、薄く油をひいて野菜くずなどを炒めたら、タワシやナイロン製ブラシを使って洗剤なしで洗います。最後に火にかけて、完全に水分を飛ばしたら終了です。
③シーズニングをするときの注意事項
加熱時はフライパンが高温になり煙が出ますので、しっかりと換気をしましょう。また、高温になったフライパンを急激に冷まそうとすると、変形の恐れがあります。フライパンを洗う際は、温度差に十分注意して作業を行うようにして下さい。
おすすめのキャンプ用フライパン7選!①
キャンプ料理に欠かせないフライパンですが、たくさんの種類がありますので、どれを選べばいいか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。ここでは、特に使いやすくおすすめできるキャンプ用フライパンを7つご紹介します。
Esbit(エスビット)アルミフライパン18cm
キャンプのみならずあらゆるアウトドアシーンで活躍する、非常に人気の高いフライパンです。非常に軽く持ち運びにも便利なだけではなく、内側に施されたコーティングによって、焼き物から煮物まであらゆる料理に対応できる優れものです。
軽さと焦げ付きにくさで快適な調理が可能
アルミならではの軽さが魅力的で、内側のコーティング効果のおかげで焦げ付きづらくなっているのが特徴です。底に刻まれた渦巻き状の溝が、熱伝導率を更に良くしてくれています。取っ手がない状態でお皿としても使用できる、万能型のフライパンです。
スペック
- サイズ:H35×径185mm
- 重量:149g
- ハードアルマイト加工
- パン内側に焦げ付き防止処理
ハードアルマイト加工とは
一般的なアルマイトに比べて、表面の強度と酸化被膜の厚さを2倍以上にすることを可能にした加工方法です。耐衝撃性や耐熱性、耐食性などに優れています。摩耗もしにくく、キズ防止にも有効です。このハードアルマイト加工によって、軽さを維持しつつも破損しづらいフライパンを実現しました。
おすすめのキャンプ用フライパン7選!②
引き続きアルミ製のフライパンですが、今度は鍋としても利用できる深さのあるフライパンをご紹介します。焼き物や炒め物だけではなく、お湯を沸かしたり煮込み料理といったあらゆるシーンで活躍できるフライパンです。
ユニフレーム 山フライパン17cm 深型
アマゾンのアウトドアグッズでもベストセラーとして愛されているフライパンです。取っ手を収納することが可能で、コンパクトにまとめることができます。しっかりとした深さがあるので、安定した調理ができます。内側はフッ素樹脂加工が施されており、焦げ付きにくく張り付きづらくなっています。
しっかりとした深さで汁物調理が可能
お米を2合炊けるほどしっかりとした深さがあり、パスタを茹でたりラーメンなどの汁物調理にも対応しているので、キャンプでの調理の幅が広がります。取っ手はステンレス製なのでしっかりしていて、安定した調理が可能です。フッ素樹脂加工のおかげでお手入れも楽です。
スペック
- サイズ:収納時H170×径60mm
- 重量:205g
- 満水容量:1.3リットル
- 材質:本体:アルミニウム・フッ素樹脂加工、ハンドル:ステンレス銅
おすすめのキャンプ用フライパン7選!③
こちらでご紹介するフライパンは、持ち運ぶことと焚火での調理を想定した鉄製のフライパンです。取っ手がないのでコンパクトで収納しやすく、鉄製フライパンの中では軽くなっているので持ち運びに苦労しません。取っ手を現地調達するといったインパクトもあり、キャンプをより一層思い出深いものへ変えてくれることでしょう。
Bush Craft(ブッシュクラフト)たき火フライパン
薄さと持ち運びやすさを追求し、取っ手は現地調達する斬新なデザインです。利便性だけではなく、キャンプの時間をおしゃれに演出して注目を浴びること間違いないでしょう。鉄製フライパンですが出荷時にシーズニング済みのため、購入後すぐに使用できる手軽さもポイントが高いです。
遊び心のある鉄製フライパン
現地で生木を調達して取っ手を自作する仕様になっており、遊び心に溢れています。自由な長さで作成することができ、利便性と楽しい時間を両立することができます。キャンプならではの、試行錯誤する楽しさを教えてくれます。
スペック
- サイズ:H約18mm×径225mm
- 重量:505g
- 取っ手差し込み径:約24mm
- 釘穴径:約8mm&約5mm
おすすめのキャンプ用フライパン7選!④
正確にはフライパンではありませんが、持ち運びに便利でフライパン代わりとしても使用できることから、アウトドア派の間では人気の高い商品です。キャンプ時だけではなく、普段はご自宅用としても活用することができます。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)アルミホットサンドトースター
鉄製のホットサンドメーカーが多い中で、こちらの商品はアルミ製なのでとても軽く、持ち運びにも便利な点が特徴です。IHにも対応しているので、キャンプのオフシーズン時にはご自宅で使うこともできるといった無駄のない商品です。
一つで二役
本来の使い方であるホットサンドメーカーとしてはもちろん、分割することができるので、フライパンとして利用することが可能です。フラットな焼き面はフッ素樹脂塗膜加工済みなので、目玉焼きなども焦げることなく綺麗に作れます。
スペック
- サイズ:幅152×全長355×厚さ36mm
- 重量:約660g
- 材質:アルミニウム合金、はり底・取っ手金具=ステンレス銅、表面加工=フッ素樹脂塗膜加工、取っ手=フェノール樹脂(耐熱温度150度)
おすすめのキャンプ用フライパン7選!⑤
単独でのキャンプはもちろん、家族や複数でのキャンプにも重宝するのがこちらの商品です。正確にはフライパンではありませんがフライパンの代わりとして利用できるうえ、厚みがあるプレートが均等に熱を伝えてくれます。バーベキューなどでも活躍します。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)鉄板プレートB6サイズ
鉄製ですが、コンパクトなサイズですので、そこまで重さは気になりません。シーズニング不要なため、購入してすぐに使用できる手軽さも嬉しいポイントです。ご自宅のオーブンでも使用可能なので、キャンプ時だけでなく日常生活でも活用できます。
分厚いステーキもしっかり焼ける
しっかりとした重厚のプレートなので、分厚いお肉なども安定してじっくりと焼きあげてくれます。鉄のプレートで焼きあげたステーキは、キャンプを盛り上げてくれること間違いなしです。また、四方にフチがついているので、あまり水分を多くしなければ煮焼きもできます。
スペック
- サイズ:W180×D125×H20mm
- 重量:約750g
- 材質:鋳鉄
おすすめのキャンプ用フライパン7選!⑥
使い勝手の良さはピカイチといっても過言ではないのが、スキレットです。ロッジは1896年にアメリカで創立されたダッチオーブンメーカーですが、間違いのない品質とあらかじめシーズニング済みという使い勝手の良さから、アウトドア派から絶大なる支持を得ています。
LODGE(ロッジ) ロジック8インチ スキレット フライパン
キャンプといえばスキレット、という人もいるくらい、キャンプ生活を豪華に彩り良く楽しませてくれる商品です。見た目のオシャレさだけでなく、熱伝導率の高さでしっかりと素材の味を引き出してくれて、小さいながらも十二分に活躍してくれること間違いないありません。
熱効率の良さで短時間での調理が可能に
鋳鉄ならではの熱伝導率の良さによって、調理の時間をぐんと短縮してくれます。均等に熱が伝わりやすく、じっくりと素材の旨みを引き出してくれるので、簡単に美味しい料理が味わえます。調理後はお皿代わりにそのまま食卓へ並べると、キャンプならではの雰囲気で場を盛り上げてくれる一皿になります。
スペック
- サイズ:直径21×深さ5cm
- 重量:1.5kg
- 材質:鋳鉄
おすすめのキャンプ用フライパン7選!⑦
特に初めての場合は、どのフライパンを持っていくべきか判断がつかない場合もあるでしょう。そんな人におすすめなのが、様々なサイズのフライパンがセットになった商品です。持ち運びに便利でオールマイティに使える、アルミ製の商品をおすすめします。