ディビッド・アイクは20世紀後半に現れたニューエイジ系の思想家で陰謀論者でもあります。ニューエイジ系というのは、自分自身の内なる力を高めることで物質的世界によって見えなくなっている神聖な真実や超越的な力を得るという思想です。
1954年に生まれたディビッド・アイクは少年時代をサッカー選手として過ごすも20歳を前にリウマチにかかり引退。その後、スポーツキャスターや政治家を経た後、1999年に「大いなる秘密」を出版し爬虫類人の陰謀について注目を集めました。
アイクが語る事件の真相
著書の中で特に注目を集めたのが、世間一般やマスコミ、政府発表では納得が行かない事件の裏にレプタリアンの暗躍があり、隠さなければならない真実があるからだというメッセージでした。以下で触れられている代表的な事件について解説します。
ケネディ大統領暗殺事件
ケネディ大統領はベトナム戦争からの撤退や、政府による無利子通貨の導入などを理由に暗殺されたといわれていますが、実際にはレプタリアンの儀式の為に暗殺されました。あのリンカーン大統領も同じ理由で暗殺されたと伝えています。
ダイアナ妃暗殺事件
陰謀と言えばダイアナ妃の事件は避けて通れないでしょう。パパラッチに追いかけられて事故死したと言われていますが不審な点も多く様々な憶測が飛び交っています。デイビッド・アイクによるとこの事件も奴らの仕業です。
著書の中でダイアナ妃はトンネルの中の13本目の柱にぶつけて暗殺され、その目的の為に救急車の到着を遅れさせるという工作も行いました。また、お腹の中にいたとされる胎児も今後利用するために取り出され、いまも幽閉されているのだといいます。
911テロ事件
アメリカの同時多発テロはアルカイダによる犯行というのは世間の常識です。しかし、アイクによるとこれもレプタリアン達の陰謀ということです。彼らがこれは最もよく使う手法の一つで、まず叩き潰したいターゲットがいるとします。
そのターゲットを直接すぐに攻撃するのではなく世間の目にも敵と認識させるため、大掛かりな犯行を目の当たりにさせます。そして、マスコミ等を使い世間からも敵と認識されたところで今回の場合、アフガニスタンの攻撃に踏み切るという手法です。
地球温暖化説
二酸化炭素による環境汚染の話が出てから随分と月日が流れています。企業や国をあげて環境に優しい産業を生み出そうと日夜励んでいるように見えます。身近なところでは「京都議定書」や私達もリサイクルをしたりと協力しています。
しかし、アイクによるとこれも真っ赤なウソでこの裏にも陰謀が隠れているというのです。気温の上昇もレプタリアンが仕込んだ工作で、その結果多くの企業は産業を制限されたり課税されたりと苦しめられることになり、技術の発展も妨げられているというのです。
懐疑的視点のレプタリアン
ここまでレプタリアンの存在を裏付けるような情報を紹介してきました。しかし、胸を張って明日から学校や職場で彼らの存在について熱く語っていいものでしょうか？「真実に気づいていないやつには何を言っても無駄さ」と切り捨てる前に心の中に残るもやもや感、懐疑的視点で振り返ってみましょう。
世界中みんなレプタリアン？
海外セレブ、政治家、歴史上の人物―。出る杭は打たれるが如く、誰も彼もがレプタリアンに認定されています。その根拠のほとんどはフェイスシフトという目や顔の一部が爬虫類化している現象が根拠です。アプリでいくらでも盛った写真が撮れる現代において、ただの写真や映像の乱れでは？と言ってしまう勇気も必要なんじゃないかと思います。
陰謀渦巻きすぎる社会
DeltaWorks / Pixabay
いかにアセンションを恐れるレプタリアンと言えども、現時点に置いては頭脳も肉体も全てにおいて人類より秀でている存在のはずです。それなのに行っている工作が随分コソコソしていて見つからないようにしすぎている感があります。
世界中に勢力を持っている優れた存在であるのならば、工作などまどろっこしいことはせずに人間が家畜にしているように正面から総奴隷化を進めて行ったほうが確実に早いのでは？という疑問もわきます。まるでRPGゲームの敵のような人類へ陰謀めいた工作に労力を割き過ぎな印象です。
それでも完全否定は不可能
「悪魔の証明」という言葉をご存知でしょうか。それがあるということを証明するのは捕まえてきて見せればいいだけです。しかし、あるものがないということを証明するにはあらゆる可能性をすべて否定できる根拠が必要です。そのため、ないということを立証するのは事実上不可能なのです。
アイク自身がフリーメーソン？
レプタリアンの陰謀の元になっている紹介した「大いなる秘密」の著者デイビッド・アイク。彼は著者の中で暗躍するイルミナティの一員として名前をあげているフリーメーソンの一員なのではないかという噂もあります。
その根拠となるのが、ネット上にフリーメーソンの写真が出回り、そこにディビッド・アイクそっくりの人物が写っていたことが根拠になっています。しかし、これはアイクの信奉者によって身長が違いすぎるとして否定されているものでもあります。
