伊勢海老を美味しく食べよう!人気料理レシピ12選!マヨネーズや出汁の素まで

温度の上がってくる春から夏にかけて、伊勢海老は産卵の時期に入ります。活発に動きだす時期ですが、多く出てくるからと乱獲してしまうと、絶滅しかねません。なのでこの時期は保護目的で禁漁になっている場合が多く、捕獲すると罰則対象になります。また、産卵期の伊勢海老は身が痩せてしまい、ぼそぼそとした食感で味も格段に落ちます。

おいしい伊勢海老の見分け方

折角の高級食材、どうせなら最も美味しいものを頂きたいところです。美味しい伊勢海老とは、腰が抜ける、ずっしり感のあるものが良いとされています。そしてもちろん生きているものが最もよいのですが、死んでるものよりも冷凍物のほうが美味しいともいわれます。見分け方のポイントを一つづつ見ていきましょう。

伊勢海老の「腰が抜ける」とは?

なるべく活発で、生きているものが鮮度も良く、刺身などでも美味しく食べる事が出来ます。動きもですが、生きているかの判断は、伊勢海老の腰に注目して下さい。胴体と尾の接続部分である腰が伸び切って関節内部が見えていると、その伊勢海老は死んでいるものになります。この状態のことを「腰が抜ける」といいます。

手に持った時の「ずっしり感」

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身がしっかりと詰まっている伊勢海老ほど、手で持ってみた際にずっしりとした確かな重量感があります。そして、甲羅にも注目しましょう。伊勢海老は生きている間何度も脱皮を繰り返す生き物です。脱皮を行った直後は体力を消耗し、身が痩せてしまいます。甲羅が柔らかい伊勢海老は脱皮直後なので避けましょう。

死んでいるものよりは「冷凍物」を

生きてるものが最も美味しいく食べることができますが、必ずしも生きているものがあるわけではありません。死んでいる物か冷凍物か、どちらか選ぶなら冷凍物の方がオススメ出来ます。なぜなら、死んでいる物は死亡時期がいつなのかわかりません。冷凍物も同じくわかりませんが、冷凍保存されている分、まだ品質の良い状態が保たれています。

伊勢海老の簡単な捌き方

贈り物で頂いた際や、思い切って奮発して購入したはいいものの、伊勢海老は魚とはまた違う構造をしており、どう捌いていいのかわからない、などということも十分あり得ます。折角の高級食材、初心者でも綺麗に仕上がる伊勢海老の捌き方をマスターしましょう。

伊勢海老の捌き方、手順をチェック

伊勢海老の捌き方を一つずつ見ていきましょう。ポイントは切るというよりも、包丁の刃先を使って殻と身の繋がっているところを切り離すイメージで行うことです。きちんと切り離せれば、身を崩すことなく綺麗に取り出せます。

  1. まずは伊勢海老を真水に5分晒します。こうすることで、伊勢海老が大人しくなり捌きやすくなります。
  2. 頭を切り離します。頭を押さえながら、腰の部分に包丁の刃先を差し込み、頭側の薄皮を一周回して切り離します。
  3. 次に身を取り出していきます。尻尾側のお腹を上に向け、殻と身の隙間を刃先で切り離し、スプーンを使って身だけを取り出し、完成です。

匠の捌き方を動画でチェック

プロの捌き方を見ておきましょう。強い力ではなく、切るべきポイントを押さえて包丁を使うことが重要です。刺身で頂く場合なら、動画のように軽く氷水にさらしてやると、身がキュッと引き締まり、甘味も増すので、是非試してみて下さい。

伊勢海老のレシピは多様

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伊勢海老が食材として活躍するのは、なにも高級料理だけではありません。甲殻類特有の濃厚な出汁が出る殻に、プリプリとした弾力ある食べ応えのある食感など、活かせる料理は沢山あります。和食だけに限らず、洋食や中華にまで、幅広く扱える食材です。

楽しめる料理はたくさん!

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懐石料理で見られるお刺身や、お吸い物はもちろんですが、殻から出る旨味成分たっぷりの出汁を活かした海老汁や、洋食ならばパエリヤ、甲羅を器として活かしたグラタンなども美味しい伊勢海老料理です。伊勢海老はなかなかの万能食材で、様々な美味しいレシピがある魅力の食材です。

伊勢海老のレシピ3選:定番料理3

オススメのレシピの中でも、伊勢海老料理と言えば、と名前が挙がる定番料理を最初に紹介していきます。お造りや味噌汁、エビチリなどのシンプルだけど抜群に美味しく、且つそこまで複雑な調理が必要じゃないのは作り手には嬉しいレシピです。

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