スマホアプリ・グラブルで大炎上?アンチラ事件とは
大人気のソシャゲである「グランブルーファンタジー」は、利用者がガチャを回してキャラクターやアイテムを入手できるシステムを使用しています。多くの利用者が、レア度の高いキャラを手に入れるため、課金してガチャを回すわけです。
そんな中、あるキャラクターを入手するために、とんでもない大金が必要になったとして、利用者の間で騒ぎになり、炎上に発展。マスコミにも取り上げられることになる、大騒動が巻き起こりました。
新興のエンタメコンテンツであるソーシャルゲームの抱える問題点、特に「ガチャ」「課金」というシステムの負の側面が、浮き彫りになった事件だと言えます。
とあるキャラクターをめぐって起こった「アンチラ事件」
ことの発端となったのは、2015~2016年をまたぐ年末年始に開催されたイベントです。「アンチラ」という期間中限定のキャラクターが、有料のガチャで出現するというのが、このイベントの目玉でした。
ところが、いくらお金をつぎ込んでも、このキャラが手に入らないという報告が続出。排出率が極端に低く設定されているのではと、ネットで炎上しました。
アンチラ事件は新聞でも取り上げられ話題に
騒動はネット上にとどまらず、マスコミにも注目される事件となりました。運営側にとって思わしくない形で、グラブルの名は新聞やテレビで見聞きされるようになります。アンチラ事件は、ソシャゲ業界の闇が、世間一般に広く知れ渡る契機となった出来事の一つと言えます。
また、この事件は消費者へに対する表示義務や、景品の在り方、説明責任などが問われた事件とも言えます。消費者の保護が取り沙汰された大事件として、以下の記事もご参照ください。
アンチラ事件の起こったグランブルーファンタジー(グラブル)とは?
この問題が大きな反響を生んだのは、渦中のゲームの人気と注目度が大きかったことが理由の一つにあげられます。騒動を巻き起こした「グランブルーファンタジー」とはどのようなゲームなのでしょうか。
グランブルーファンタジーとはソーシャルRPGアプリ
グラブルは2014年3月からサービスを開始した、スマートフォンおよびPC向けのRPGであり、Mobage、GREE、DMM.com、Yahoo!ゲームをプラットホームとするアプリゲームもしくはブラウザゲームです。ファンタジーの世界観の中で、シナリオを進行させ、キャラクターを強化するのがこのゲームの目的となります。
CMなどでも取り上げられるほどの大人気スマホゲーム!
2014年5月にテレビCMが放送されて以降人気が加速し、その月には登録者数が100万人を突破。テレビアニメ化、コンシューマゲーム化などのメディアミックスを展開させ、2018年の段階で登録者数2000万人を超えるほどに成長した大人気ゲームです。
アンチラ事件の「アンチラ」とは?グラブルに登場するキャラクター
この事件は、「アンチラ」という一つのキャラクター欲しさに、多くのプレイヤーが有料ガチャに駆り立てられたことに端を発します。彼らが大金をつぎ込んででも手に入れたかったこのキャラが、いったいどのようなものなのかを解説します。
アンチラとは年末年始限定のレアキャラクター!
アンチラは2015年の年末に実装されます。出現確率が低く、高性能で、しかも入手する手段は期間限定のガチャのみでした。期間中多くの利用者が、その魅力に惹かれ、入手しようとガチャに臨みました。
申年に因んでサルがモチーフに?猿神のアンチラ
アンチラは、明けて2016年が申年に当たることに因んで、サルをモチーフとするキャラクターとされました。ゲーム内での設定では、世界を守護する神様の一人であり、サルにまつわるエピソードや能力を持っています。
アンチラ事件のいきさつについて紹介!大きな注目を集めた理由とは?
特定のキャラやアイテムがなかなか入手できなかったり、利用者が運営に不信感を抱いたりすることは、ソシャゲの界隈ではよくあることと言えます。