火災旋風とは?遭遇した場合の逃げ方や対処法を紹介!

杉並区にある上井草スポーツセンター周辺も火災旋風が発生する可能性があります。この一帯は炎や風を遮るものが少なく、加えて木造住宅が多い為延焼の危険性が高いと言われています。

都内で火災旋風の危険がある場所③ 大田区:蒲田電車区一帯

大田区では区部の環状7号線の周辺やJR中央線沿線近くに木造建築が密集している箇所があり、火災危険度が高いと言われています。その中で、蒲田電車区一帯が大火事の際に火災旋風が起こる可能性が高いようです。

火災旋風だけじゃない!危険な地震の二次災害

地震による火災でも発生する事がある火災旋風ですが、地震の二次災害として注意すべきは火災旋風だけではありません。いつか遭遇した時に素早く対応できるよう、津波や建物の倒壊といった、火災旋風以外にも発生する可能性のある災害について紹介します。

津波

東日本大震災で多くの死者を出した二次災害であり、知らない人はあまりいないでしょう。津波が起こる原因は、地震発生時のプレートの動きにより、海水が大きく上下に変動する事にあります。小さな地震でも大きな津波が発生する事もあるので、地震直後は海の近くには行かないようにしましょう。また、地震後は津波警報が出ているかを確認し、警報が出ている場合は即座に高台へ避難を。地形によっては警報が出てから避難しても間に合わない場所もあるので、そういった地域にお住まいの方は地震の揺れが収まり次第、避難することをお勧めします。

建物の倒壊

本震で建物が無事だったとしても、その後の余震で倒壊する可能性は低くありません。実際、2016年の熊本地震では1度目の揺れで無事だった家に戻り、2度目の揺れで倒壊した為に下敷きになって亡くなった方が複数おられます(この時は余震ではなく、前震と本震だったと言われています)。避難所として指定されている場所は耐震構造がしっかりしているか、そもそも建物の少ない場所であったりするので、特に古い家屋にお住まいの方は早めの避難を推奨します。

液状化現象

液状化現象とは、簡潔に説明すると地震の揺れにより地中にある砂の粒子と水分の結合が溶け、水分だけが地表へ出てくる現象です。地中から泥水が溢れ出して道路が水浸しになったり、陥没やひび割れを起こします。さらに、液状化が広範囲に及ぶと、巨大なビルやマンションが丸ごと傾いたり、酷い時には横倒しになる場合もあるようです。主に地下水位の高いゆるく堆積した砂地盤で起こる現象で、砂丘地帯や埋め立て地、三角州等で起きやすいと言われています。

どの二次災害でも言える事ですが、情報を手に入れる為の道具を必ず持っておきましょう。携帯やスマホは災害時は電波が入らなくなることもあるので、ラジオを一つ所持しておくことをお勧めします。

火災旋風に関する資料

AnnieSpratt / Pixabay

火災旋風についてもっと詳しく知りたい方は、詳しく説明している書籍が存在しますのでそちらをお勧めします。どれも火災旋風以外に災害や風による現象等の説明もありますので、知識を深める為にもお勧めの本となっています。

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