オニダルマオコゼは猛毒の魚!もしも刺された場合の処置や対策をご紹介

ダイビングシューズのような所謂マリンブーツよりも、フェルト靴の方がオニダルマオコゼの棘には有効だという説もあります。この場合、手持ちの靴やブーツに張り替え用のフエルトを貼るという対策も可能なので、オニダルマオコゼが生息していそうな場所に行く時にはこのような対策をしましょう。

用心することが大切

対策をとっておいても安全という訳では決してありません。一番大切なのは、用心することです。オニダルマオコゼが生息していそうな場所では、不用意に海底に足をつかないように心がけてください。一見岩や珊瑚に見えても、擬態しているオニダルマオコゼの可能性もありますので、注意が必要です。

オニダルマオコゼにもし刺されたら

それでももし刺されてしまったら、早急に対応処置をしましょう。ここでは刺されてしまった場合の対応処置について説明していきますので、万が一に備えて頭の片隅に入れておいてください。

海からあがる

まずは、速やかに海からあがってください。前述したように、オニダルマオコゼに刺された時の痛みは激痛と言われ、激痛で意識を失い溺れて死亡するケースもあります。刺された状態で海の中に留まるのはとても危険なので、速やかに海からあがるようにし、周囲に助けを求めてください。

毒には熱い湯が有効

その場ですぐにできる処置としては、刺された箇所を真水で洗います。もし棘が残っているようであれば棘も取り除きます。そして、オニダルマオコゼの毒に一番有効なのが熱いお湯です。刺された箇所に50度ほどのお湯をビニール袋に入れるなどして当ててください。この際に火傷には充分気をつけてください。お湯を当てることで痛みは和らいできますが、毒が失効するまでには時間がかかるので、1時間以上は当て続けるようにしましょう。

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