シイラはマヒマヒとも呼ばれる高級魚!生態から調理方法まで徹底解説!

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おいしい高級魚であるシイラを実際に食べてみたいと思いませんか?ハワイでマヒマヒポキという形の料理で食べたことがある方も多くいらっしゃるかもしれませんが、他の料理方法でも味わってみたいところです。

シイラの旬はいつ?

気になるシイラの旬は産卵を控えた秋から冬とされています。このころは産卵のために体に十分に脂を蓄えており、一番おいしくいただけるでしょう。逆に産卵後はどうしても身が痩せてしまいます。せっかくですから旬の時期にいただきましょう。

シイラはどんな味?

そんなシイラの味ですが、ブリに例える人もいます。刺身はほんのり赤身の色をしていて照りのある見た目からは脂がのっているのがよくわかるでしょう。食感は筋肉質な身のおかげでもっちりとしています。

シイラの料理を紹介します

ハワイの現地でよくある料理法はパン粉をつけてからりと揚げたフライ、マリネの様にアボカドなどと和えたマヒマヒ、バターと塩コショウでさっと焼いたソテーなどが定番な料理法として人気です。そのほかにも日本各地で独自の料理法で食されています。例えばたたき、刺身、寿司、練り製品などです。

シイラの調理方法を紹介

ではここからはいよいよあんな長さのある頭の大きな魚を一体どうやって捌くのか、注意することは何か、毒はあるのかなどについてシイラの調理方法を具体的にご紹介していきます。動画もご紹介します。

シイラの捌き方

  1. 鱗をとります。
  2. 胸鰭と頭が一つになるところから包丁を入れて頭を落とします。
  3. おなかを開いて内臓を取り除きます。
  4. そのままおなかの中へ包丁を入れて背骨に沿ってある血合いを取り除き、水できれいに洗い流します。
  5. おなかから尾びれに向けてそのまま切り開いていき、背中側も切り開きます。
  6. 3枚におろせたところで完成です。

動画で実際に捌いているところをこちらでご覧下さい。

シイラには毒があるので注意が必要です

シイラの身はサバと同じで傷みやすいことが特徴です。古いものはあたることがあるので生食の際は十分に注意しましょう。そのほかに気を付けるべき食中毒は腸内ビブリオ菌と表皮粘液毒の大きく2点です。

腸内ビブリオ菌はシイラの体の表面に付着していて室温で増殖しやすいので、冷蔵庫できちんと保管し、表面の菌を洗い流すことが対策となります。表皮粘液毒は多くの魚ももつ有害物質ですがこちらも水できちんと洗い流すことが対策となります。

毒だけではない注意点を紹介します

どの魚にも当てはまることですがアニキサスをはじめとした寄生虫にも注意しましょう。アニキサスは一度冷凍するかっ加熱すると万が一口にしても問題ありません。刺身で食べるは生で食べることになりますので、確認を怠らないようにしましょう。

しっかり処理して安全にたべましょう

食中毒の心配があったり、寄生虫のリスクがあったりといわれるとなんだか構えてしまいますが、これらはシイラに限ったことではなく、いずれもどの魚にも言えることです。きちんと処理してあれば安全です。

魚に「あたる」って何?

サバをはじめとした魚に「あたる」といいますがなぜなんでしょうか?いわゆるマグロやブリ、サバといった赤身魚にはヒスチジンと呼ばれる物質が多く含まれます。魚についているヒスタミン産生菌が働くとヒスタミンに変化し、これが「あたる」原因物質となります。

このヒスタミン産生菌は室温で増殖しやすいため、生魚は冷蔵保存が必要です。長時間になると冷蔵庫でも増殖します。さらにはこのヒスタミンは加熱してもその毒性を失ないません。シイラもヒスチジンを多く含みますので新鮮なうちにいただきましょう。

シイラの入手方法を紹介

さて、シイラを販売しているところに出くわしたかたもいらっしゃるかもしれませんが、まだまだ日本ではスーパーなどでは見かけない魚とも言えます。このシイラを実際食べてみたい場合はどのようにして手に入れればいいでしょうか?

シイラの漬漁業

まずシイラはどのようにして捕獲されているのかお伝えします。「つけぎょぎょう」と呼ばれる方法で、シイラが海中に漂う漂流物に集まる習性を利用した漁業法です。漂流物の代わりとして使用する道具を「漬木」と呼びます。

シイラをお店で購入

シイラが日常的に水揚げされている高知県や神奈川県平塚市などではスーパーや産直市場で切り身が販売されていることがあります。新鮮でないとサバの様にあたってしまうので、水揚げしたてのシイラが旅先などで売られていたら挑戦してみるのもいいでしょう。

他にもシイラを町おこしの材料として様々な加工品を製造して販売している市町村もあります。通信販売という方法で新鮮なシイラを販売している業者も数多くありますのでぜひ検索してみてください。

シイラを釣って入手

最後の入手方法は一番ストレートな方法でしょう。そう。自分で釣り上げるのです。あんな大きなシイラを釣り上げてその場で捌いて鮮度抜群の刺身を食べることができれば贅沢この上ないでしょう。

シイラを釣って捕まえよう

というわけで、実際に釣りに挑戦してみたいという方にむけてここらはシイラの釣り方についても簡単にご説明します。どこに行けば釣れるのか、ルアーがいいのか?どんな道具が必要なのか、基本的な情報をお伝えします。

シイラの釣れる場所

最も確実な方法は船で沖へ出ることでしょう。ルアーフィッシングがやはり一番ゲーム性が高くシイラを狙って船を出す人も多くいます。場所を選びますが堤防や磯から遠投して狙うこともできます。周りの人の安全に十分注意して行いましょう。

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シイラの釣れる時期

回遊魚のため釣れる時期は場所によって変わります。日本近海の黒潮では、2月から5月、冬になると厳しいでしょう。東シナ海では、1月から6月までは九州でそれ以降は山陰、能登半島へと順々に移動します。

シイラの釣り方

大物がヒットする可能性も十分にありますのでタックルはシイラ専用ロッドと高性能スピニングリールの併用がおすすめです。ルアーを使用する際は海水表面を泳ぐ習性を狙ってペンシルタイプかホッピングタイプがいいでしょう。

ルアー釣りについて詳しく知りたい方はこちら

シイラを釣って食べて満喫しよう

シイラという魚を少しでも身近に感じてもらえたでしょうか?ハワイを訪れた際はぜひマヒマヒポキといったデリに挑戦してみてください。日本でも旅先で見かけた際は食べてみたいですね。釣りで激しいファイトを楽しむのもおすすめです。食べ方も様々あるシイラを満喫してみませんか?

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