ホルマリン漬けとは?ホルマリン漬けの人間・胎児・事件・バイトなど気になることを徹底調査!

ホルマリン液は毒物になりますので捨てるのも規制があります。そのまま流すのはご法度。水で希釈するか焼却炉で噴霧焼却、または次亜塩素酸水溶液で分解する。いずれにせよ専門知識が必要です。刺激性が強いホルムアルデヒドは長期間暴露されると発がん性もあるため、専門家以外の人は取り扱いや廃棄する際はくれぐれもご注意ください。

原爆資料館にもホルマリン漬けはある?

戦争の悲惨さや核の恐ろしさを後世に伝え平和の尊さを訴えるために存在する原爆資料館には目を背けたくなるような展示物が多数あり、幼い頃に訪れ夜にうなされた経験がある人も少なくないでしょう。でもこれはそう遠い昔ではない昭和の時代に現実にあったということを、ぜひホルマリン漬けを通して知ってください。

原爆資料館のホルマリン漬け

無脳胎児のホルマリン漬けが有名です。長崎の資料館で一時期公開されていました。被爆後出産された新生児の中には奇形児が多く取り上げられました。口唇裂、シャム双生児、兎唇、この世に生を受けたはずの貴重な命がこのような形でしか生まれることができなかったのです。戦争や核兵器がいかに非道であるかということがホルマリン漬けで見せることによって強く訴えかけていました。

ホルマリン漬け最古のものは?

ホルマリン漬けって一体いつの時代から存在しているのでしょうか?この章ではホルマリン漬けの歴史について触れていきたいと思います。知られざるホルマリン漬けの過去を遡ります。

ホルマリン漬けの最古のものは?

1700年代ですので今から300年以上も前に存在していました。最古のホルマリン漬けを作ったのはイギリスのジョン・ハンターという外科医でした。「実験医学の父」という異名のどおり近代医学の発展に多大な貢献をし、解剖教室ではたくさんの死体を調達し動物だけではなく人体もかたっぱしから標本にし、解剖学に心血を注いだとされています。

ホルマリン漬けの動物標本もある

実験や研究にはマウスやカエルなどが多く利用されています。病理学や薬物実験、医学の世界だけではなく私たちの身近な化粧品や生活用品にも動物実験は欠かせません。その事件のプロセスの一部としてホルマリン漬けにされています。

ホルマリン漬けの動物標本

水族館や博物館で動物の標本が多く見られますが最近のものは合成樹脂などでできた模型がほとんどです。人間と同じように動物の死骸もホルマリン漬けにして展示することもガイドラインに従う必要があります。ホルマリン漬けにする理由は医学や研究のためです。

ホルマリン漬けの動物標本を作った理由は?

医療業界での動物実験だけではなく生物学でもホルマリン漬けの動物標本は利用されています。その生物の餌や生育環境の調査や生態系の調査。ホルマリン漬けにすることでその生き物について深く研究し、食物連鎖を追及することで環境保全にも役立ちます。そして近年では学術的利用のみならず、現代アート作品としても生き物のホルマリン漬けがあります。ダミアン・ハーストの巨大ザメの作品が有名です。

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