世界の女戦士たちを総まとめ。美しく勇猛な女戦士はフィクション以外にも存在した!

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後世、不当な裁判をやり直す復権裁判が行われました。その結果、ジャンヌの無罪が判明し1456年には殉教者として認められました。わずか19年という短い生涯でしたが、現在ではカトリック教会にも聖職者であると認められ、彼女に影響を受けた多くの作品が世に出回っています。

アジアにおける有名な女戦士

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ここまでは古代のヨーロッパ方面の女戦士を紹介してきました。しかし、アジア圏にももちろんいます。中国や中国の各時代の王朝に反乱を起こし自らも戦いに挑んだ3人のアジアンビューティー達を紹介していきます。

漢王朝と戦った徴側(チュン・チャク)

前漢の時代に中国に支配されたベトナム地方。後漢の時代にもその支配は続いていましたが、ここに反乱を起こしたのが豪族の姉妹、徴側(チュンチャク)と徴弐(チュンニ)です。これに怒った漢の光武帝は二万もの兵を差し向けました。

最後は漢軍に追い詰められ二人で手をつないで川に飛び込んだとされています。わずか3年ばかりの戦いだったと言われています。しかしながら、今でもベトナムでは独立のシンボルとして崇められています。

反乱軍を率いた趙氏貞(ちょう してい)

趙氏貞は最初は山賊として暴れまわっている姿が印象的でしたが、西暦248年兄と共に中国の呉国に対し反乱を起こし、次々と呉軍を蹴散らしたことで評価が変わり英雄となりました。しかし、最後は呉軍の陸胤(リクイン)に破れその生涯を閉じました。

3つの軍を率いた伝説の婦好(ふこう)

第22代殷王の妻でありながら、多くの軍事行動を主導していた筆頭格の将軍でもあります。また、中国の歴史で初めての女性政治家でもあります。彝・巴・羌などの殷王朝と衝突を繰り返していた諸部族と戦いを取り仕切りました。

特に1万3千の大軍を伏兵として運用した羌族との戦いは、史上最初の大規模伏兵として記録されています。また、司祭して神権政治であった殷王朝の大事な勤めもこなしました。婦好墓と呼ばれるお墓にはたくさんの武器や翡翠でできたお宝が埋められていました。

女戦士は日本にもいた!美しいサムライガールたち

さてさて、次は更にズームアップして我らが日本の女戦士をピックアップします。日本で最古の女性リーダーと言えば卑弥呼。そこから脈々と受け継がれてきた女性リーダーの活躍を紹介していきます。

華やかな美貌の持ち主「巴御前」

平安時代末期、「色白く髪長く、容顔まことに優れたり。強弓精兵、一人当千の兵者(つわもの)なり」と讃えられる女性がいました。信濃の国、今の長野県の武将・木曾義仲の側室であり、馬の上から敵を正確に射抜くことができたと言われています。

宇治川の戦いで戦に負けた義仲は巴御前に自分を置いて巴御前だけでもどこかに逃げ延びるよう説得します。最初は共に行くことを願った巴御前でしたが、最後は従うこととなりその後の行方は伝わっていません。現在、何箇所かに巴御前のお墓と言われる場所があります。

影響力は将軍以上「北条政子」

源頼朝の正室であり、その死後は長男の頼家、次男の実朝が幕府の権力を握りますが暗殺され血筋が途絶えます。これに焦った政子は僅か2歳の源家の血を引く藤原頼経に継がせ、自ら尼将軍となり鎌倉幕府の政治を行いました。

朝廷と争った承久の乱で御家人を奮い立たせた「頼朝公の恩は山よりも高く、海よりも深い」という演説はあまりにも有名ですね。演説のかいもあり、後鳥羽上皇に勝利をおさめました。その後、鎌倉幕府は安定した政権を握りました。

幕末のジャンヌダルク「新島八重」

幼い頃から銃の取り扱いに慣れていた八重は戊辰戦争においても武家の娘として銃だけでなく自ら剣をふるい活躍しました。その後新島襄と結婚したあとでも欧米式の男女平等を信念に持ち、同志社女学校の設立に携わったり日本赤十字社で看護婦として戦場で活躍しました。

近現代史における女戦士

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古き良き時代のみならず近年にも目を向けてみましょう。近代においても女性が世界的に認められることは発展途上国においては特に大変なことです。現在は世界的には大きな戦争がない時代ですが、少し遡れば第一次世界大戦や第二次世界大戦もありました。

今も内戦や争いは世界的規模ではなくとも弱いものが虐げられ命を落とす悲しい出来事が完全になくなることはまだありません。しかし、いつの時代にも戦場を駆け抜ける救世主となるような女戦士の存在があります。

ロシア婦人部隊を創設「ヤーシカ」

第一次世界大戦中の軍人ヤーシカこと本名は「マリア・ボチカリョーワ」。1914年に入軍したマリアは最初女性の軍人が珍しいこともあり、からかいや嫌がらせを受けることもありました。しかし、彼女が戦場に出向き負傷しながらも実力のみで3つの勲章を授与されると見る目が一気に変わりました。

1917年にマリアは女性のみで編成された部隊を作りたいと願い出て「婦人決死隊Women’s Battalion of Death」を結成をしました。数々の厳しい訓練や試験を経て選別されたメンバーでしたが、宮殿の警備を行っていたところボリシェビキ赤軍に襲われ解散に追い込まれてしまいました。

イスラム国と戦ったクルド人女性たち

クルドには全員女性だけで構成された国際支援組織から何の援助も受けずにおおよそ一万人を組織するYPJという民兵の集団がいます。全てクルドのコミュニティーから物資や食料も調達しています。兄弟組織としてYPGという組織もあります。

クルド人の居住地域に争いを持ち込もうとするもの全てに対抗している組織でイスラム国ISIS相手にも対抗しています。「私達は政府に頼ることなく自分たちで地域を守る必要がある」という言葉はなにかあると社会のせいにしてしまいがちな私達の心にも刺さりますね。

ダホメ王国精鋭部隊

1900年まで現在のアフリカ大陸のベナンが位置する場所に存在していたのがダホメ王国です。国王の周辺には何百人という女性が囲んでいました。それはハーレムということではなく、男性兵士以上の攻撃性を備え国王を守る精鋭部隊に守らせていたのです。彼女達は「ダホメのアマゾン」と呼ばれていました。

映画にみる女戦士

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ここまでは全て実在の人物について説明してきました。ここからはフィルムの中の憧れの存在にスポットを当てていきます。主薬でなくとも魅力的なキャラクターは私達の理想となり心の中に存在します。

ワンダーウーマン

アメリカンヒーローを生み出すDCコミックスから登場したヒロインを描いた映画てす。アマゾン族のテクノロジーを使ったティアラや真実の投げ縄などを駆使し、2017年にはついに自身が主役の「ワンダーウーマン」が上映され、早くも第2作が発表されるという情報もあります。

ターミネーター「サラ・コナー」

アーノルド・シュワルツェネッガー主演のターミネーター。スカイネットに抵抗する未来の人類防衛軍のリーダーとなる息子ジョンを守り戦うターミネーター2での活躍はかっこよかったですよね。彼女を主演にした「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」という海外ドラマもあります。

ホビット「タウリエル」

原作小説には登場しない映画オリジナルのキャラクターです。闇の森の娘という意味の込められた名前で冷酷で敵を殺すことも厭わない性格ですが、キーリとの恋の行方を含めて注目されるキャラクターです。

架空の世界の女戦士

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映画よりもっと想像上の人物と言えば日本が誇るアニメーションの世界です。男性ファンのみならず女性ファンをも惹きつけるたくさんの魅力的なヒロイン達がいます。その中でも今回は長く愛される二人を選んで紹介します。

ジブリ映画の名作「ナウシカ」

ジブリの映画には数多くの女性の英雄が登場しますが、強く優しい姫様といえばやはりナウシカです。メーヴェに乗って颯爽と空を駆け抜ける姿はカッコよくもあります。映画版もありますが、コミック版では映画で描かれなかった部分の描写もありぜひ読んで頂きたいです。

もののけ姫

ジブリ映画でもう一人挙げるのならそれは「もののけ姫」でしょう。山犬に育てられた野生児のようなサンという少女。主人公アシタカと戦う姿はまさにカッコいい女の子という言葉がピッタリでしたね。

永遠の憧れ「峰不二子」

ルパン三世に登場する悪女といえば峰不二子。泥棒という悪役ではありますが、その美貌のみならず銃の腕前や戦闘機の操縦もなかなかのものです。スパイ工作には欠かせない存在ですね。権力より財宝を求めているようではありますが、彼女の本当に欲しいものは一体何なんでしょうか。

古代から現代まで人々を魅了する美しい女戦士たち

あらゆる時代にそれぞれの理由で活躍する女戦士たちを紹介してきました。男性でも女性でも普通の壁を破り、性別のくくりを超えて活躍する人物は能力もありますし、人間的魅力にも溢れています。

現在の日本でも総理大臣には女性はいませんが都知事は女性ですし、女社長と呼ばれる人物も珍しくなくなりました。今の時代、武器を振り回す女戦士はなかなかいないかと思いますが、社会で戦う女戦士たちにますます注目していきたいですね!

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