うなぎの蒲焼きで食中毒が起きた?事例や原因、対処法まで詳しく紹介!

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愛媛でのうなぎの食中毒の原因を考える

食中毒は命に影響を及ぼすこともあります。防止する手段は衛生管理を徹底することです。愛媛では土用の丑の日という繁忙期でもあり、発症者数は194名、入院者数は23名、重症者が1名の集団食中毒事件が発生しました。

何故?加熱処理をしたのに食中毒になった?

事件の原因となったサルモネラ菌は75度で1分以上熱することで死滅します。そのため、加熱処理をしている蒲焼き自体に問題があるわけではなかったのです。実は、うなぎの蒲焼きの加熱後に魚に細菌が付着して汚染してしまったことが原因だったようです。

原因はうなぎではなかった

食中毒は「そもそも生のうなぎを触った人が、焼き上げたうなぎに汚染した手や手袋で接触した」こと、「ナマのうなぎを取り扱う人の手袋と他の担当の人の使用済の手袋を、一緒に洗った」ことが原因と見られています。

この事件の反省を生かし、生のうなぎに限らず生の魚に触れた場合には、調理済みのうなぎの蒲焼きや料理に接触しないなど、調理器具や手袋を使い分けることが必要です。

うなぎが原因での食中毒は考えにくい

一般的なウナギメニューでも、うなぎが原因で発症したとは考えられません。うなぎ調理師でも知られており、食品衛生よりも公衆衛生の方であるとのことです。うなぎ料理をばい菌で汚さないことが大事です。

生で食べなければ大丈夫です

うなぎの毒物は加熱すれば大丈夫なので、食中毒は起こらないです。可能性は全くゼロではありません。口に血が飛んでくる可能性もあります。目に見えない細菌のため衛生管理は徹底することが必要です。

加熱後の扱いに注意しましょう

鰻料理のメニューは加熱したものばかりです。加熱処理してもそのあとに、菌のついた手から、周りに菌がついてしまう負の連鎖が起こるので、加熱・調理後も食料品の扱いは指導が不可欠です。

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