しっかり予防することで食中毒はほとんど防ぐことができます。細菌性は高温多湿で多く発生しています。食中毒に合わないために対策は年中しっかりと行うことが重要です。
対策①:菌をつけない
調理法に限らず、食材にばい菌を付けいないことで食中毒を防ぐことができます。熱で菌類を滅菌できますが、手洗いを徹底するなど加熱処理後にも菌を食材に付けないように。
- 手から腕までをよく洗う(調理前、生の食品を取り扱う前後、食事前)
- 調理器具を使用前と使用後はきちんと洗浄と除菌する
- 生ものとそれ以外の調理器具や手袋は分ける
対策②:低温保存で菌を増やさない
細菌は暖かく湿度が高い場所を好みます。10度以下で増殖が遅くなり、マイナス15度以下で増殖が止まります。低温保存として、冷蔵や冷凍を活用すると細菌の繁殖を防ぐことができます。冬でも暖房の暖かさで細菌が繁殖するので釘を刺すことが必要です。
対策③:加熱処理で菌をやっつける
食材を加熱処理することで細菌やウイルスを死滅させることができます。肉や魚だけでなく、野菜もまんべんなく加熱して食べることで梅雨でも食中毒は防ぐことができます。
うなぎについてもっと知ろう!
謎の多いうなぎについて説明します。日本で食べるのは3種類です。ヨーロッパウナギが一部調理・売買され海外では大量に養殖が行われており、天然物ではオーストラリアウナギも輸入されています。
うなぎの種類
世界的には19種類(そのうち食用種は4種類のみ)のうなぎが生息しています。日本にはニホンウナギ、オオウナギの2品種のウナギがいます。
- ニホンウナギ
- ヨーロッパウナギ
- ニューギニアウナギ
- アメリカウナギ
- オーストラリアウナギ
- オオウナギ
- ビカーラウナギ
ニホンウナギについて
体長は60cmほどですが、まれに1m以上の個体がいます。成魚では川や湖の淡水で生息しています。産卵と孵化は海水に生息します。孵化後はプレレプトケファルスやレプトケファルスと呼ばれ、シラスウナギ(ニホンウナギ)に成長すると日本の川に戻ります。
ヨーロッパウナギについて
体長は130cmまで大きくなります。ヨーロッパの全域の河川に生息しています。メスの方がオスよりも大きく成長します。稚魚の乱獲によって、ヨーロッパウナギの絶滅が危惧されています。