こちらは赤身のマグロだけではなく、白身魚のソテーやムニエルにもおすすめします。ふっくら焼きあがった白身魚がとてもおいしくいただけます。他にはアスパラやズッキーニなどの野菜のソテーともよく合います。
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マグロはなぜ「とろける」?
中トロや大トロといった脂ののった部位はとくにわかりやすいですが、マグロは口に入れるとあっという間にとろけてうまみが口全体に広がります。こういった食べ物ってマグロの他に思いつかないと言ってもいいほど独特の「とろける」食感だと思いませんか?
魚のゼラチン質は溶けやすい
よくお肉を食べても「とろける」といった表現が使われますが、それでもマグロのとろけるにはかなわないでしょう。なぜなら、マグロをはじめとした魚がもつゼラチン質の溶ける温度は実際に牛などの脂よりも低いんです。そのため口にいれると文字通りあっという間にとろけてなくなってしまい、後には何とも言えない余韻を感じさせてくれるのです。
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ちなみに・・・最高級松阪牛が最高級なわけ
牛肉の中でも最高級として知られる松阪牛はなんと他の牛と比べて脂肪の溶ける温度が低いんです。松阪牛の皮下脂肪の融点はなんと17℃です。一般的な和牛の皮下脂肪の融点は25℃。松阪牛の脂肪は室温で溶け出してしまうほど低いんです。これが松阪牛が最高級の「とける」食感の理由になります。
こちらはゼラチン質の話ではなく、牛の脂の組成による違いになります。いずれにせよ融点が低い脂というものがおいしさを際立たせ、多くの人を魅了しているのは間違いありません。