シャコの美味しい食べ方まとめ|特徴や調理時の注意点、おすすめレシピも!

生シャコを選ぶ場合にポイントとなるのはまず、生きた状態のものを選びましょう。死んでいると身が溶けて中がスカスカになっている場合があります。また、身は思ったほど大きくないのでなるべく体が大きいサイズを選ぶと良いでしょう。

シャコの殻のトゲに注意しよう

甲殻類なので体が殻で包まれていますが、その殻にはアジのぜいごに似た尖ったトゲがたくさん付いています。素手で処理しようとすると怪我をする可能性がありますので、ガーデングローブのような厚めのゴム手袋をはめることをオススメします。

シャコの打撃に注意しよう

調理する上で最も気をつけるべきはやはり「シャコパンチ」です。もし当たってしまうと爪が剥がれたり内出血などを引き起こす可能性があります。中には骨折したという方もいるそうなので、捕まえ損ねて会心の一撃を食らわないように十分注意しましょう。

シャコパンチの動画はこちら

シャコの打撃の危険性については、実際に動画を見てもらうとよくわかります。貝殻も一発でヒビを入れるほどの破壊力を持っているので人に当たったらかなり危険な事がよくわかります。生きた状態で調理を扱う際には細心の注意を払って行いましょう。

食中毒に注意しよう

もう一つ注意しておきたい重要なポイントは食中毒です。海産物全般に言えることではありますが、調理の際に十分に火が通っていない場合にはサルモネラ菌やアニサキスなどの寄生虫が体内に侵入する事で激しい下痢や嘔吐などを引き起こしてしまう可能性があります。くれぐれもご注意をお願いします。

シャコの美味しい茹で方を紹介

定番でかつ簡単なシャコの調理方法といえば、塩茹でです。甘みと旨みを贅沢に味わうことができるので、こちらでは美味しい塩茹での方法をご紹介をしたいと思います。オスメスの見分け方も一緒にご紹介しますので、ぜひ実践してみて下さい。

茹でる前に氷水で締めよう

いきなり鍋に放り込むのはNGです。茹でる前にまず氷水でしっかりと締めましょう。これは一旦仮死状態にすることによって、茹でた時に身がプリプリとして美味しくなり、殻も剥きやすくなります。面倒ではありますが、美味しく茹でる為のコツですので忘れずに行いましょう。

シャコは沸騰したお湯に入れよう

氷水で締めたあとは、いよいよ茹でていきますが、煮立っていない水の状態から入れるのはNGです。お湯がしっかり沸騰してから入れ、7〜10分を目安に茹でて下さい。あまり茹で過ぎると身がパサパサになって味が落ちてしまうので茹で時間にも気をつけましょう。

コツはしっかり目の塩

茹で方のポイント3つ目は塩加減です。鍋に入れたお湯に対して海水とほぼ同じ3%程度の塩を入れて茹でて下さい。目安としては水1リットルに対して塩30グラムです。しっかりと塩を加えることによってシャコの甘みが引き立つので押さえておくと良いです。

オスとメスで違った味を楽しめる

塩茹でのポイントを踏まえたところで、実はオスとメスでも味に違いがあります。産卵期のメスはお腹にカツブシという卵を蓄えており、卵のコリコリとした食感がたまりません。一方オスはメスに比べて身が大きいのでシャコの肉感を味わうならオスを召し上がるのがオススメです。

オスとメスの見分け方

食べ比べしてみたいという方にオスとメスの見分け方を伝授します。シャコを仰向けにひっくり返した時に前脚が3本ついていますが、その3本目のちょうど真ん中付近に触角のような小さな脚が2本ついているのがオスで、ついていないのがメスです。また、卵をお腹に蓄えているのはメスのみです。

動画で茹で方を見てみたい方はこちら

シャコの塩茹では簡単に手軽にできますのでぜひ購入して実際に味わってみて下さい。ちなみに食べる前に一度動画をみてみたいという方は、塩茹でを調理して食べる内容がYouTubeに上がっています。実際に見てみたいと思っている方がいましたらこちらを視聴して興味を持ってもらえると幸いです。

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