まず一つに滑りや臭み、余計な脂肪分など、口に入れた時のネガティブな要素を取り除くために施される場合があります。一方で、旨味を閉じ込めたり、2層になることで生まれる食感や見た目を楽しむという目的もあります。
マグロの「漬け」の場合は「タレが染み込み過ぎて濃い味付けになるのを防ぐため」と、それによって「マグロの綺麗な赤身が黒ずんでしまわないようにするため」など主に2つの理由があります。寿司屋では「握り」に使うために「霜降り」になるケースが多いですが、漬け丼でもこの手法を使う飲食店は多くあります。
マグロの霜降りの作り方
- ボウルに氷水を用意します
- 70度〜80度の熱湯を用意し、別のボウルに入れたサクにかけます
- すぐに取り出して氷水に入れます
- 表面の熱が取れたら取り出し、周りの水気をよく拭き取ります
- 漬けにする場合はサクのままタレに入れます
- タレから出ている部分は乾燥を防ぐためタレを染み込ませたクッキングペーパーで覆いかぶせるようにます
マグロの漬け丼に合う!おすすめ献立
「丼もの」はそれだけで「ご飯」と「主菜」が簡単に成立してしまうので副菜や汁物はどうしようとなりがちです。ここでは「マグロの漬け丼」に合わせたいメニューを紹介します。一発で今夜の献立が決められるよう数パターン用意しました。
マグロ漬け丼のおすすめ献立①健康重視なあなたに
副菜に「おひたし」と「マリネサラダ」といったさっぱりしたものを用意しています。汁物はキノコを使った味噌汁を用意。全体的にあっさりなので、漬けタレはこってりした辛味あるものを選択するとメニューに強弱を出すことができます。健康を意識した人にオススメです。
主食:マグロの漬け丼
副菜:ほうれん草のしらす和え ポン酢仕立て 副菜:ミニトマトのマリネ 汁物:色々キノコの味噌汁 (えのき、しめじ、シイタケなど) |
マグロ漬け丼のおすすめ献立②食べ盛りなあなたに
副菜に主菜にもなりうる肉豆腐を、もう一品に油揚げを使ったサラダを用意しました。タンパク質をしっかり摂取でき食べ応え十分。特に食べ盛りな人向けのメニューになっています。汁物はミネラルたっぷりのワカメとネギの味噌汁を用意。磯の風味がちょっとした箸休めにもなります。
主食:マグロの漬け丼
副菜:肉豆腐 副菜:水菜と油揚げのサラダ 汁物:ワカメとネギの味噌汁 |
マグロ漬け丼のおすすめ献立③お酒も一緒に楽しみたいあなたに
ご飯を食べる前に一杯やりたい人向けに副菜の二品はおつまみの要素を盛り込んでいます。まずお通しでも良く出てくる「ナスの揚げ浸し」を。もう一品はカロリーを考慮した「鶏ささみと茹でキャベツの和え物」なんていかがでしょう。汁物は締めにぴったりな「アサリの潮汁」を用意しました。漬け丼にも相性も良く、飲んだ後に合わせやすい汁物を選びました。
主食:マグロの漬け丼
副菜:鶏ささみと茹でキャベツの和え物(ポン酢や焼肉のタレで) 副菜:ナスの揚げ浸し 汁物:アサリの潮汁 |
マグロの漬け丼をアレンジたれで召し上がれ!
季節問わず必ずスーパーや鮮魚店で見かけるマグロは今や日本人のソウルフード。刺身に値段の幅はありますが漬けにするなら安いもので十分満足のいく美味しさを手に入れることができます。簡単に作れてしまうのも嬉しいですね。ぜひ、今回のレシピを参考に様々な味つけを楽しんでください。マグロを使った他のレシピを知りたい人はこちらもどうぞ。