作り方はとても簡単です。好みの味付けの漬けタレにマグロを漬け、ご飯にのせる際にカットしたアボカドも一緒に盛り付けるだけ。アボカドは味が付いていないので漬けタレの濃さが美味しさを左右します。ここでは絡みやすさも考慮してごま油を用いたレシピを元にして紹介します。
材料 2〜3人分
- マグロのサク 200g
- 醤油 大3
- みりん 大1.5
- 酒 大2
- ごま油 大2
- アボカド 適量
料理レシピ
- ごま油以外の調味料を鍋で煮立たせアルコール分を飛ばします
- 調味液が冷めてからごま油を合わせます
- 漬けタレに入れて5分〜60分漬けます
- 盛り付け直前にアボカドをカットします
- ご飯の上にマグロとアボカドを盛り付けます
調理のポイント
アボカドは表皮が黒ずみ、柔らかいものを選ぶことでマグロとの食感の一体感が出ます。堅いものだと口の中で分離してしまうので注意して選ぶようにしましょう。切り方はぶつ切りでもスライスでもオッケーですが、両者統一した切り方にすることも大切なポイントです。
マグロの漬けを霜降り仕立てで食べよう!
刺身をそのままタレに漬けるのが「漬け」の一般的な調理法です。まったく火を使わずにできるので手軽にできるのも魅力的ですが、実は一手間加えることにより仕上がりや食感、見た目も変わる「霜降り」という調理法があ流のでここで紹介します。ぜひ、時間があるときに試してみてください。
霜降りって何?
サクの状態で70から80度ほどのお湯にくぐらせて、表面に熱を通す調理法で「湯洗い」とも呼ばれています。また鯛の場合は松皮造りという独自の名前も付けられています。湯から上げたサクはすぐに氷水に入れて冷まし、必要以上に熱が入らない状態にします。断面は表面から数ミリ程度白くなり、他は生のままの色を保っています。
霜降りにする理由
まず一つに滑りや臭み、余計な脂肪分など、口に入れた時のネガティブな要素を取り除くために施される場合があります。一方で、旨味を閉じ込めたり、2層になることで生まれる食感や見た目を楽しむという目的もあります。
マグロの「漬け」の場合は「タレが染み込み過ぎて濃い味付けになるのを防ぐため」と、それによって「マグロの綺麗な赤身が黒ずんでしまわないようにするため」など主に2つの理由があります。寿司屋では「握り」に使うために「霜降り」になるケースが多いですが、漬け丼でもこの手法を使う飲食店は多くあります。
マグロの霜降りの作り方
- ボウルに氷水を用意します
- 70度〜80度の熱湯を用意し、別のボウルに入れたサクにかけます
- すぐに取り出して氷水に入れます
- 表面の熱が取れたら取り出し、周りの水気をよく拭き取ります
- 漬けにする場合はサクのままタレに入れます
- タレから出ている部分は乾燥を防ぐためタレを染み込ませたクッキングペーパーで覆いかぶせるようにます
マグロの漬け丼に合う!おすすめ献立
「丼もの」はそれだけで「ご飯」と「主菜」が簡単に成立してしまうので副菜や汁物はどうしようとなりがちです。ここでは「マグロの漬け丼」に合わせたいメニューを紹介します。一発で今夜の献立が決められるよう数パターン用意しました。