イラって魚が美味しい!生態や釣り方、美味しいレシピを紹介!

こちらのお魚ともよく誤解されます。テンスは同じベラ科の魚ですが、頭上に長い背ビレがあるのが特徴。模様の黒いラインも複数本はいっているものが多いです。また黒い斑点がひとつだけあるのも大きな特徴です。迷った場合、背ビレが短く、黒い斑点がなければイラだと思って間違いないでしょう。

イラの名前の由来

イラはイライラするからイラ?

イラとは苛魚または伊良と書きます。名前の通り、イライラするから取ってイラというそうです。気性が荒く、魚そのものがイライラしているからイラという説と、捕まえたときに鋭い歯で嚙みついてくることが多く、漁師が噛まれてイライラしたからイラという説があるそうです。いずれにせよ、可愛らしい見た目とは裏腹に、気性の荒い魚なようです。

九州地方ではハトポッポ?

イラの他にもケサ(袈裟)、アザ、イザ、コス、テス、ハトなど、日本各地で20以上の名前で呼ばれているそうです。九州では釣人たちの間でハトポッポと呼ばれることもあるらしいです。何故ハトポッポかというと、別名であるハトから転じたのではないかと言われています。言われてみると、目のあたりがなんとなく鳩っぽい気もします。

イラの生息地と分布

イラってどこに住んでるの?

日本では本州の中部地方から南にかけて分布。比較的暖かい海を好むため、北海道から関東にかけての日本人は、なかなか出会う機会がないかもしれません。しかしながら、西日本での分布域は広く、奄美諸島にまで目撃情報があるそうです。西日本にお住まいの方々は意外にも出会う機会が多いとも言えるでしょう。

イラは海外にもいる?

海外では台湾、朝鮮半島、東シナ海や南シナ海にかけて分布しているそうです。生息地はほぼアジア地域に限定されているようです。寒い地域にいる魚ではないため、北半球のヨーロッパの人たちや、中東、アメリカなどの人たちはおそらくほぼほぼ知らないでしょう。

イラのすみかとは?

沿岸の岩礁域に生息しているそうです。群れは作らずに単独で行動するお魚です。深い場所にいることが多く、一匹オオカミな性格のようです。昼間は岩や珊瑚の陰でじっと寝ていることが多く、夜に活動するそうです。

イラのちょっと意外な話

すべてのイラはニューハーフ?

イラはなんとびっくりなことに雌から雄に性転換する魚として知られています。ホルモンの分泌が変わることによって起こる現象らしく、縄張りに雄がいなくなると一番大きな雌が子孫を残すために性転換して雄になるのだそうです。なんだか生命の神秘を感じてしまいますね。

イラは食べられる?

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