チヌ釣りの仕掛け8種類|基本構成、必要アイテム、実際の作り方まで!

直線型のジェット天秤の場合はリールから出ているラインと、針を付けたラインの間へ天秤を取り付けるようにしましょう。こちらは上下とも固定されているのでテンビンだけが動いたりということはありません。

手順② チヌ針とラインを結びつける

1.2m程切っておいたラインにチヌ針を取り付けます。針にラインを合わせて5~7回巻き付けて結びます。結び方は外掛け結び、内掛け結び、スネルノット、どの結び方でも大丈夫です。針が落ちないようにしっかりと結んでおきましょう。夜釣りの場合は夜光玉を先に通してから針に結んでください。

手順③ 針を付けたラインを天秤に取り付ける

最後に針を付けたラインを天秤の下部分を通してからサルカンへラインを取り付けましょう。こうすることで天秤が動き、竿先に来るアタリを大きくしたり、餌を食べた魚が違和感ないようにするために動かせるようにしておきます。

チヌ釣りの投げ釣り仕掛け2.ブッコミ

天秤釣りとは違い大きめのオモリを取り付ける仕掛けをブッコミ仕掛けと呼びます。オモリがあるので遠くへ飛ばすことはもちろん、仕掛けを投げ入れる際に絡まらないように飛んでいきます。オモリはどのようなタイプを選んでもつけることができます。詳しくご紹介します。

チヌの投げ釣り用ブッコミ仕掛け①基本構成

ブッコミ仕掛けは天秤釣りと同様とても簡単な仕掛けとなっています。竿先から針までの間にオモリを取り付けるだけととても簡単でオモリとオモリを止めるものさえあれば簡単にできてしまいます。難しい工程もないので初心者にもお勧めできます。

チヌの投げ釣り用ブッコミ仕掛け②必要アイテム

この仕掛けで必要なのは、もちろんオモリです。オモリ重さは特にこの重さというわけではなく10~20号アタリのオモリを用意しておくと良いでしょう。オモリを使い分けるとすれば、投げ入れる距離が近かったり、水深が深くない場合は軽めのオモリ、逆に距離が遠く、水深が深い場合は重めのオモリを使用すると良いです。

チヌの投げ釣り用ブッコミ仕掛け③実際の作り方

ラインにオモリを取り付けるとできてしまうので工程も少ないですが、ポイントも抑えつつ実際の仕掛けの作り方をご紹介していきます。オモリを通してから針を取り付けるだけなので、初心者でも簡単に作ることができるので是非実践してみてください。

手順① ラインはナイロン製に

通常、投げ釣りではPEラインという糸を使用します。ですが投げる時の負荷でラインが切れてしまったりします。ラインが切れるのを防ぐためにも力糸というものを使用しますが、初心者の方には難しくなってしまうのでナイロン製の8号のラインを使用します。このラインだと太めの糸になっているので力糸を省くことができます。

手順② ラインにオモリを付ける

ナイロン製のラインにオモリを通します。オモリの種類は丸オモリや長オモリ、ブッコミ専用のお多福オモリや亀の子オモリなどどのようなオモリを使っても大丈夫です。水深や投げ入れる距離などで重さを選んでラインに通しておきます。

手順③ ウキ止ゴムとサルカン、針を付ける

オモリを通したらオモリがサルカンに当たらないようにウキゴムを付けておきます。クッション代わりになるので釣る人から見えやすいカラーなどでも大丈夫です。ウキゴムを付けたらサルカンを付けておきます。そしてラインと針を結び付け、夜光玉を付けておいたラインをサルカンへつなぐと仕掛けの出来上がりです。

チヌ釣りの釣り方別の仕掛け3.ダンゴ釣り

このダンゴ釣りは「紀州釣り」とも呼ばれており、米ぬかやオキアミなどの餌やダンゴの素を混ぜておいたものに、餌を付けた針を隠し入れてダンゴを作りそれを投げて釣る釣り方になります。針に付けたダンゴが海中で割れて餌をばら撒いてくれるので魚がどんどん寄ってきます。

チヌのダンゴ釣り仕掛け①基本構成

ダンゴ釣りで使用する仕掛けはウキフカセ釣りの半遊動仕掛けと似ており、ウキ止め糸やウキ、からまん棒などを使用し針の餌と別にダンゴを付けて釣る仕掛けになります。ダンゴは釣具店などに売っており、様々な餌や素を使ってオリジナルのダンゴを作る方もいます。ダンゴは投げるときに割れず、海底に着いたら割れるように作ります。

チヌのダンゴ釣り仕掛け②必要アイテム

仕掛けは半遊動と同じようにウキやからまん棒を使用します。ここで使うウキは棒ウキでも円錐ウキでもどちらでも構いません。そして一番大事なのはダンゴです。ダンゴは米ぬか、砂、さなぎ粉、押し麦、集魚剤、などしっかりと混ぜ合わせて作ります。

配合によって魚が寄ってくるのに差が出るのでいかに魚をおびき寄せる、仕掛けと一緒に投げるため割れないよう、海底についてから割れるように作らなければいけません。素材によって釣果が変わってくるので、しっかりと配合を考えて作りましょう。

チヌのダンゴ釣り仕掛け③実際の作り方

仕掛け自体はとても簡単で誰でも作ることができます。ダンゴも配合さえしっかりしていれば簡単に作ることができます。またダンゴの素材も釣具店に取り揃えているので、必要な素材を購入して釣る前に混ぜ合わせて使いましょう。

手順① ダンゴを混ぜ合わせる

仕掛けを作る前に投げ入れるダンゴを混ぜ合わせておきます。使用する材料は「米ぬか+砂+集魚剤」を混ぜ合わせて作ります。ダンゴの素となる米ぬかや砂はダンゴの素として釣具店にあるのでそれを使用し、集魚剤と呼ばれる魚を集めるオキアミやさなぎ粉など様々なものがありますがその釣り場に合わせて混ぜ合わせます。

作り方は先にさなぎ粉やオキアミなどを混ぜ合わせておき、少し馴染ませたらダンゴの素の米ぬかや砂を入れてしっかりと混ぜ合わせます。作ったダンゴは水が入るとダンゴにする時に難しくなってしまうので蓋がついている入れ物へ入れておきましょう。

手順② ウキやからまん棒、針を付ける

ダンゴを混ぜ合わせたら仕掛けを付けていきます。ガイドから出ているラインにウキ止めを結び、棒ウキや円錐ウキを通し、ウキゴムでクッションを作りサルカンで止めておきます。サルカンから下の仕掛けは1.5号前後のフロロハリスを使用し、1.5~2ヒロ程度で針を結びましょう。

手順③ 餌を付けた針にダンゴをつける

オキアミやボケ、トウモロコシやさなぎを付けた針を片手いっぱいに乗せたダンゴの中に入れてダンゴを作ります。この時海底に到着したら割れるように握る加減を調整します。握るのが甘いと投げるときに割れてしまったり、逆に握りすぎてしまうと海底に到着しても割れなかったりします。

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