この魚には、他の魚と同じように、地域で色々な呼び方があります。例えば、京都ではグラと呼ばれていて、秋田の方ではスガヨです、石川ではゲンゲンボウと呼べれています。ミズウオと呼ばれていた地域もありましたが、ミズウオ科の魚とは、まったく違う魚です。
げんげの悲しい名前の由来
この「げんげ」という名前の由来にはいくつか説がありいます。漁で捕まっても捨てられていたので、ゲギョ(漢字=下魚)と呼ばれていて、それが変化してげんげになったという説や、エビの漁網にかかって捨てれていたため、下の下の魚なので「げのげ」が「げんげ」になったという説もあります。どちらにしても、うれしい由来ではないでしょう。
「げんげ」の特徴を紹介
ここまで基本的な情報を紹介してきましたが、この魚の特徴的な部分を紹介していきたいと思います。面白い特徴を持った種類が多い深海魚の仲間ですが、どのような特徴を持っているのか紹介しましょう。
細くてヌメヌメの体について
体は成長すると約30センチほどになります。大きな個体では40センチ近くにも成長することもあります。細く長い体は、うなぎやあなごのようにもみえます。また、体の表面も、うなぎに似ていてヌメヌメしています。
砂に潜って魚を食べる?げんげの食性について
砂に潜って貝など主に食べています、大きく成長すると、他の魚やヒトデなども食べることがあります。砂の中の貝を食べる時、この魚は上手に口を使って砂を食べることなく、貝だけを食べることが出来ます。魚の中で、このような食べ方をする魚は非常に少ないといえるでしょう。
げんがは世界に約230種類もいる
この魚は世界各地に生息していますが、その種類は約230種類にもなります。日本に近くに生息している種類でいうと、ノロゲンゲやシロゲンゲ、ヒロクチゲンゲ、スザクゲンゲなどがいます。種類が多い分、生態などの違いもあり、特徴なところでは、産卵では、卵を産む種類や、体の中で卯化させる種類もいます。
「げんげ」の仲間を見てみよう
この種の魚では驚くことに約230種類も世界に生息している、この魚ですが、その仲間をいくつか選んで紹介していきたいと思います。見た目はあまり変わりませんが、どのような違いがあるのか、詳しく紹介しましょう。
げんげの仲間①:シロゲンゲ
この種の中では、大型の部類に入ります。体が他の種類よりも白みがかっているので、この呼ばれ方をいています。日本海やオホーツク海など日本の近くにも、生息していますが、ベイリング海からカリフォルニア近くにまで生息しいます。
げんげの仲間②:アゴゲンゲ
この種の仲間の中では、少し体の色が黒みがかっているのが特徴です。一部の地域ではクロゲンゲとも呼ばれています。ウロコがあります。また、トゲがあるので、注意が必要です。
げんげの仲間③:カンテンゲンゲ
ノロゲンゲに続いて知れれている種類のひとつです。シロゲンゲとの区別の仕方として、目と目の間隔の違いがあり、シロゲンゲよりも間隔が狭くなっている。他にもシロゲンゲの胸びれは先端が丸みがあるのにくらべて、この種類は、胸びれに先端は尖っている。