ベラは世界で約500種類!?代表的なベラの仲間を詳しくご紹介!

この魚の生息地は他のベラと同じ温帯の海です。日本国内では主に南日本の岩礁地域やサンゴ礁に生息しているため堤防釣りをしていてもよく釣り上げられます。食用はほとんどされていませんが、美しい色彩を持つため観賞魚としての人気はあり、ペットとしてよく飼育されます。

ニシキベラの特徴

体長は20㎝ほどでベラの中では珍しく雌雄における体色差を持ちません。この魚は夏になると産卵期を迎え、そのときは群れで雌雄入り混じって泳ぐ姿が確認されます。そのまま中層を群れで泳ぎ海中に産卵します。

ベラの仲間④:コブダイ

続いてご紹介するコブダイ(Semicossyphus reticulatus)は今まで見てきたベラの中ではとても同じベラとは思えない特徴的な見た目をしています。大きく前へ張り出した額と分厚い唇、ダイビングの最中に遭遇した方も多いでしょう。

コブダイの生息地

この魚の生息地も温帯の海です。日本国内では南日本の広域にわたって生息しています。体長はここまでご紹介してきたベラの中では最も大きく、オスは特に大きくなります。最大で1m以上になる個体もあります。

コブダイの特徴

この魚も性転換する魚の1種です。生まれたときはすべての個体がメスで、50㎝を超えてきた個体が性転換し、オスになります。その際に特徴である額が前へせり出してきます。ちなみにメスはオスの半分ほどの大きさしかなく古くは違う魚だと考えられていたほどです。

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ベラの仲間⑤:ギチベラ

5つ目にご紹介するのはギチベラ(Epibulus insidiator)です。こちらは黄色の鮮やかな体色を持つものや灰色の地味な体色のものがいたりと同じ1つの種の中でも持つ色が違うという特徴を持ちます。

ギチベラの生息地

この魚の生息地も他のベラと同様に主に熱帯、亜熱帯の温帯の海です。日本では沖縄、屋久島、鹿児島といった温かい地域のサンゴ礁で暮らしていることがよく見られます。体長は30㎝ほどになります。

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