ベラは世界で約500種類!?代表的なベラの仲間を詳しくご紹介!

クギベラの生息地

この魚も温帯から熱帯・亜熱帯の海を中心に生息しており、日本国内においては静岡から南の海域に広く生息します。岩礁地帯やサンゴ礁のある浅瀬の海を中心としているためよくみかけることもあるでしょう。

クギベラの特徴

この魚も他のベラと同様、雌雄で見た目に大きな違いがあります。特に押すの体色は美しくまさに熱帯の海に暮らす魚といったような美しい色をしています。成魚になるとくちばしの様に唇が伸びた形に成長することも一つの特徴でしょう。

性転換するメリット

ここまでの記事をご覧になった方の多くは性転換するという大きな特徴をベラが持っていることに興味を持たれたのではないでしょうか。実は魚類は性転換する種が数多く存在します。ホンソメワケベラなどはとても特徴的で生まれながらの個体はすべてメスです。

その中から体の大きな個体だけが性転換し、オスとなりハレム(メスの集団の中にオスが1匹の集団)を作ります。オスが少数になるのはオス1匹で多数の卵子を受精させることができるからです。数多くの子孫を残すためにはこの形が効率的だからと考えられています。

性転換する遺伝子のシステム

メダカの性転換遺伝子はDMYと名付けられましたが、この遺伝子を持つメダカはメダカ属の中でもたった2種しか持たないことがわかり、このことから性転換遺伝子はその種によってそれぞれオリジナルであることがわかってきました。同じ魚でも先ほどのホンソメワケベラとメダカでは異なる配列を持つということです。

性転換が起こる要因

性転換するきっかけは卵が孵化する温度によって決まる場合と遺伝子の働きによって決まる場合の大きく2つがあります。孵化温度によって性別が決まるのはカメやワニなどが有名でしょう。今回ご紹介したようなベラたちの性転換は視覚情報が刺激になっていると考えられています。

オスとメスの体色が違うのは視覚情報を得るため?

ベラたちは海を回遊する特性を持つものは少なく、ご紹介してきたように岩礁地帯やサンゴ礁に定住しています。その中で効率よく子孫を残すためにメスが多くなったりオスが多くなったりと性転換をしながら個体の調整を行っているのです。

オス(メス)が少ない、と視覚的にわかるとそれが刺激となって遺伝子が発言し、ホルモンが合成されて性転換が起こるのではという説もあります。オスとメスの体色がここまで違うのにはそういう理由があるのではと推察されます。

色んなベラに詳しくなってベラ博士を目指そう!

ひとくくりにベラといってもこれほどバリエーションがあることに驚かれた方もいたのではないでしょうか?それぞれの種でも実におもしろい生態を持っています。少し掘り下げて調べてみるだけでとてもおもしろい海の不思議に触れることができるでしょう。ベラ博士を目指してみませんか?

コブダイについて詳しく知りたい方はこちら

イラについて詳しく知りたい方はこちら