サヨリに寄生するサヨリヤドリムシとは?その生態や人体への影響も!

サヨリが死んだら体から離れる

サヨリヤドリムシは生きているサヨリにしか体内にいなくて、サヨリが死んでしまうと体液などが吸えなくなってしまうので体を出て他の魚に寄生しなければいけません。また、サヨリを自分で捌く時はしっかり洗ってだいたい頭に寄生している事が多いので最初に頭を切落とせばサヨリヤドリムシを食べてしまうという確率は下がります。

釣ったサヨリをバケツに入れておく

サヨリヤドリムシを絶対に食べないようにしたいという人がほとんどでしょう。そこで、サヨリを釣ったらまず水を張った深いバケツにサヨリを入れて少し置いておきます。しばらく置いておくと魚が死ぬのでサヨリヤドリムシが体内から外へ出て行き、出てきたら寄生虫だけ捨ててしまえばそのサヨリはもう寄生されてないので食べても安心です。

サヨリヤドリムシは研究対象

サヨリヤドリムシは寄生虫の中で唯一研究で利用されており、寄生でそのような扱いをされるのは驚きだと思う人もいるでしょう。そこで、どうしてサヨリヤドリムシの研究をしているのか、その寄生虫の詳細などを説明していきます。

サヨリヤドリムシは謎が多い

欧米国での水産分野では、サヨリヤドリムシを魚類系群の識別のため生物標本にしています。サヨリヤドリムシは、寄生の生活に適した変わった形態と性転換(生活サイクル)を持っているので各国で注目されており、現在でも研究が続いています。

サヨリヤドリムシは深海から来た?

サヨリヤドリムシは遠い昔、深海に生息していた同じ祖先が進化していったという可能性が極めて高いのです。これは、総合地球環境研究所の研究員や愛媛大学の学生らのチームが明らかにした事らしいです。

サヨリヤドリムシの仲間

サヨリヤドリムシは他の生物とはかけ離れている生態をした寄生虫ですが、これに似た同じような寄生する生き物が他にも3体程いるのです。その寄生虫の見た目やどんな魚に寄生するのかなど、詳しく解説していきます。

NEXT タイノエ