コノシロ 料理の厳選レシピ8選!捌き方やフライ、刺身の調理法

コノシロ は金・銀色の美しい小魚です。寿司ネタでは小型のものを酢締めの料理法で「コハダ」と呼び、大好物の人も多いですよね。この記事ではコノシロを料理できるように、捌き方や調理法の説明、厳選レシピ8選とともにお届けします!光りもの好きな方は必読です!

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コノシロ ってどんな魚?

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コノシロはいわゆる「光り物」と言われる魚で、好き嫌いが分かれると思いますが、淡白な白身ゆえ色々な味付けが楽しめて、様々な料理にすることが出来る魚なのです。まずはコノシロがどんな魚なのかを紹介していきたいと思います。

コノシロの名前の由来

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コノシロの名前の由来には、実に様々な言い伝えが残されています。戦国時代前までは「ツナシ」と呼ばれていましたが、現在では「コノシロ」または「コハダ」と呼ばれるようになりました。その由来を見ていきましょう。

コノシロの焼いたにおい

下野に住んだ長者のひとり娘が美人だったので、常陸の国司がこの娘を召すことになったが、有馬王子と忍び逢いをして妊娠してしまったので、娘の親が“娘は病死した”といい、「つなし」を棺桶に入れて焼いた、すなわち“娘の代わりにした”=“子の代”にした。(引用:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑)

つまり、娘には恋人がいたため国司とは結婚したくなかったため、娘を思った両親が娘は死んだと国司に見せかけるため、焼くと人体が焦げたようなにおいのするツナシを焼いて誤魔化したということから、を子の(コノ)代(シロ)わりにした、という説です。

その他の説

大量に獲れることから「飯の代わりにする魚」という意味でのコノシロ(飯代魚)や、書物『慈元抄』『物類称呼』によると、子供の健康を祈り地中に埋めたことからコノシロ(児代)と呼ばれたとあります。また、コノシロ=「この城」であり、傷むと腹が切れるため「腹切魚」とされ、武士には忌み魚とされていました。

色々な地方名

現在でも、関西地方では「ツナシ」と呼ばれており、佐賀県では「ハビロ」、高知県では「ドロクイ」「ジャコ」と呼ばれています。コノシロを漢字で書くと「鰶」または「鮗」など。また韓国では「ジョノ」と呼ばれ、よく食されている人気の魚なのです。

コノシロ の生態・特徴

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成魚は25~30cm。体は左右に平たく口先は丸いです。背中は青緑色で黒い斑点が並んでおり、腹側は銀白色で小骨が多いのが特徴です。日本では、東北地方南部より南の西太平洋などに広く生息しており、プランクトンや小型の甲殻類を食べます。産卵期は初春から初夏で、直径1.5mm程の浮遊卵を産卵します。寿命は約3年です。

コノシロ の釣り方

釣り期は秋~冬にかけて。初心者であればサビキ釣りをオススメします。サビキ釣りとは糸に針を複数付け、一番下にアミカゴをつける釣り仕掛けの事で、アミエビを撒いておびき寄せる釣り方です。また、大きいコノシロを釣りたい場合はルアー釣りになりますが、ソフトルアーではなくハードルアーの方が大物が釣れます。

コノシロ は出世魚

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コノシロは出世魚のため、4、5cmくらいの幼魚時代には「シンコ」、7~10cmの大きさを「コハダ」、13cmくらいになると「ナカズミ」、15cm以上になった大きな成魚を「コノシロ」と呼びます。一般的にはコノシロかコハダと呼ばれることが多いですね。

コノシロ の捌き方

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ここでは、コノシロのさばき方を見ていきましょう。コノシロは小骨が多いので下処理にはひと手間必要になります。このさばき方を覚えておけば、どのコノシロ料理にも応用できますので試してみてください。

コノシロ の捌き方:手順①ウロコ取り

コノシロを流水で洗い流したあと、包丁でウロコを取っていきます(またはウロコ取りや金たわしで)。ポイントは氷水にコノシロを漬けておくことです。その方が簡単にウロコを取ることが出来ます。

コノシロ の捌き方:手順②内臓取り

まず頭を切り落とし、腹の下の方からアゴ部分まで包丁を入れ、内臓を取り出します。取り出したら流水で綺麗に洗い流しましょう。血合いが残っていると臭みの原因になります。さらに臭みを抑える方法として、4%程度の塩水でゆすぐか、酢水でゆすぐとより効果的です。

コノシロ の捌き方:手順③三枚おろし

腹の方から背びれに沿って薄く包丁を入れ、尾の方までおろします。そしてもう一度包丁を入れ、中骨の上の方に沿うような感じで尾までおろします。尾の付け根から身が外れたら、外れた身を持って中骨に沿って身を骨から丁寧に外します。反対側も同じように身を骨から外しましょう。

コノシロ の捌き方:手順④腹骨と小骨の処理

腹側を左側に、尻尾を手前にして置き、骨の背中側に包丁を入れて腹骨をそぎ落とします。この時に身を取り過ぎないよう気を付けます。もう1枚も同様に取りましょう。あとは手で取れそうな小骨はピンセットなどで抜いておきます。刺身にする場合は身に切れ込みを入れておきます。

コノシロ の捌き方:手順⑤皮はぎ、酢〆

皮が厚く気になる場合は、手でゆっくりとはぎます。特に頭に近い部分は皮が厚くなっています。酢〆は、7(酢):1(水)の割り酢に漬け、上からキッチンペーパーをかけ冷蔵庫で15分ほど置きます。酢〆の料理にしない場合でも、一度酢にくぐらせることで臭みを取ることが出来ます。

コノシロ の捌き方を動画で見てみよう!

初心者では魚をさばくのはなかなか難しいものです。動画では初心者でも簡単に出来るよう説明されていますので参考にしてみてください。まずは大きいコノシロではなく、小さめのコノシロで試してみると良いかもしれません。

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