カエルのかわいさが分かる3つのポイント
カエルを知らない方はそうそういないのではないでしょうか?雨のイラストには必ずといっていいほど登場しますし、キャラクターとしてもCMや看板、アニメーションにももちろん登場します。この記事ではそんなカエルの「かわいさ」にスポットをあててその魅力をご紹介します。
カエルは「ルックス」がポイント
じっくり観察してみるとカエルってとてもかわいいんです。器用に折りたたまれた後ろ足にちょこんと添えられた前足。目玉は大きくキラキラしていて、大きな口が開くとマンガみたいな舌が飛び出します。
色は美しい緑色から茶色、赤色、黄色と様々でそれらが組み合わさった模様はバリエーション豊富です。サイズも同じで手のひらにちょこんと乗る小型のものから両手で抱えないと持ち上がらないような大型のものまでいます。
特徴のある「声」がポイント
続いてのポイントは鳴き声です。絵本などには「ケロケロ」という表記が多く、そのイメージが強いでしょう。しかしコロコロと鳴いたりげーげーと鳴いたりと種類によっても大きく違います。さらには人間の声がみんな違うように同じ種でも個体によっても鳴き方や声質が違うなんてこともあるんです。
癒される「表情」がポイント
カエル好きの方にはこの「表情」は大きな魅力でしょう。じっと動かず目をきょろきょろ動かしたかと思えばまるで鏡モチの様にじっとしてまるでぼーっとしているような表情をする時もあります。こんな表情に癒されているファンはとても多いのです。
魅力がたくさん!かわいいカエルの種類を紹介!
そんな魅力たっぷりのカエルたちから特にかわいい見た目をしているものの3種をご紹介します。どれもかわいらしい見た目や美しい色、個性的なツノを持っていたりします。写真を眺めるだけでもとっても癒されます。
かわいいサイズで大人気!ニホンアマガエル
日本でカエルと言えばこのカエルでしょう。正式名称はニホンアマガエルといいます。体長は2㎝から大きくても4cmほどとカエルの中でも小さい部類に入ります。メスのほうが大きくなります。緑色のイメージが強いですが周りの色と溶け込むために茶色に変えることもできます。
ツノが生えている!かわいい見た目のツノガエル
お次はツノガエルです。こちらはニホンアマガエルとは違ってニホンでの野生種はいません。アルゼンチン、ペルー、ボリビアなど南米などを中心に生息しています。その特徴は何といってもそのかわいいツノ!両目の瞼の上にちょこんとあるツノがなんともかわいらしくペットとしても人気があります。
綺麗な色が魅力的!ヤドクガエル
続いてはきれいなものには毒がある、ヤドクガエルです。こちらも日本に野生種としては生息しておらず北アメリカ、南アメリカ、ハワイ諸島などに生息しています。ヤドクガエルには細かく200種類もの種が分類されており、どれも色鮮やかです。真っ赤なもの、青い色をしたもの、白と黒の斑点模様のものと数えきれないほどです。
しかし彼らの中にはは猛毒を持つ種がいることでも知られています。体の表面の粘液に毒を持っていて古くは矢にその毒を塗っていたことからこの名がつきました。注意すべきヤドクガエルもいますが、多くは弱毒か無毒です。
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カエルの魅力がもっと知れる!カエルの飼育方法(樹上生編)
かわいらしい見た目とどこかひょうきんな様子、色は鮮やかで見ているだけで癒されるカエルを飼っている人も多くいます。ここからはカエルの飼育方法をお伝えしながらその面白い彼らの生態に迫っていきます。
3つの暮らし方!①樹上性とは
飼育方法はそのカエルの生態によって3つご紹介します。まずは樹上生のものからです。樹上生とはその名の通り、主に木の上で生活する生態です。ニホンアマガエルなどが植物の茎に次々とくっついているのをご覧になった方もいるのではないでしょうか?
樹上性の種は緑色や茶色の体色を持ち、木や植物に紛れ込んで敵の目をごまかしています。エサの昆虫などの目を欺いて捕食しやすいといったメリットもあるでしょう。イエアメガエル、ニホンアマガエル、アカアマガエルなどが有名なところです。
樹上生のカエルに必要な飼育グッズとは
そういう生態を持つ種なので飼育するときも彼らが安心してカモフラージュできるような環境を整えてやることがポイントになります。流木や木の枝、水草は必須でしょう。樹上性なので水の中に浸かって泳ぎ回るようなことはありませんが常に体が湿っていられるような水分は必要になります。
樹上生のカエルの水槽で注意する点
植物の高いところを好む性質を持ちますので水槽は縦に高さが必要です。指には吸盤を持ち、垂直方向にものぼることができるので高さのある水草を組み合わせたレイアウトがいいでしょう。湿度を保ってやるためにもコケ類を足元に植えてやるとより野生の環境にも近づけることができます。
またこういった水草やコケ自体を育てるために土(ソイル)も必要になります。ソイルの上にはところどころに流木のかけらや石などを置いてやるとカエルの隠れやすい場所としても活躍してくれるでしょう。
カエルの魅力がもっと知れる!カエルの飼育方法(陸生編)
樹上性の次は陸生の生態を持つカエルについてご紹介していきます。陸生の生態をもつカエルの中ででペットとして人気なのはベルツノガエルがダントツといえます。その魅力もたっぷりご紹介しましょう。
3つの暮らし方!②陸生とは
陸生とは地面の上で暮らす生態のことです。ベルツノガエルなどはほとんど動かず目の前に餌である昆虫がやってくるのをただただひたすらじっと待ちます。土や地面に落ちたは葉っぱにカモフラージュしやすいように緑色と黒や茶色が入り混じったような模様をしているものが多いです。
陸生のカエルに必要な飼育グッズとは
ベルツノガエルはほとんど動かないので大きな水槽は必要ではありません。陸生なので高さも必要ないでしょう。地面にじっとしているので脚が滑って変な形になってしまわないようにソイルなどの床材はちゃんと引いてあげましょう。水は陸生なのでうっすらとソイルが湿る程度には入れておきましょう。
陸生のカエルの水槽で注意する点
陸生なので大きな水たまりなどは必要ありませんが、自然では湿った地面の上にいることが多いのでソイルに傾斜をつけて場所によって濡れ具合が違うようにしてやるとカエルもお気に入りの場所を見つけやすいです。
流木とライトなどを置いて時折日光浴ができるような場所や石を組んで隠れ家になる場所を作ってあげると自然の環境に近づけられます。ソイルはジャングルの地面をイメージして温度湿度を保ってあげましょう。
カエルの魅力がもっと知れる!カエルの飼育方法(水生編)
最後は水生のカエルの飼育方法についてです。ピパ、アフリカツメガエルなどがペットとして飼われているカエルの中では有名です。樹上性と陸生は似ているレイアウトですがこちらはがらりと変わります。
3つの暮らし方!③水生とは
両生類で肺呼吸をするカエルですが中には一生のほとんどを水中ですごす種もいます。水生はそのように水中を基本のフィールドとする生態になります。カエルの泳ぐ姿が見られるのが魅力の1つです。