2人の小学生が作り出すストーリーから目が離せない
三部構成になっています。田舎の小学校に美しい転校生がやってきます。その転校生とクラスの女王として君臨していた少女の激しい権力の闘争が始まります。序盤のイジメというイヤな感じから終盤の真相までの展開がすごいです。
- 出版社: 宝島社 (2015/1/9)
- 価格:104円より
第13回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品
第13回『このミス』大賞では初の女性コンビ作家萩野 瑛(はぎの えい)と鮎川 颯(あゆかわ そう)の『女王はかえらない』が大賞受賞しました。『このミス』に受賞できると営業部の判断次第では出版されるので1回の受賞で5~6人もデビューすることもあります。
Contents
イヤミスおすすめ小説④『告白』湊かなえ
イヤミスの代表作ともいえる作品!
我が子を自分の二人の生徒に殺害された女性教師の復讐劇です。ひとつの事件をモノローグ形式で語らせ真相に迫ります。犯行をおこすまでの生徒の考え方や感情の変化が恐ろしいほど正確に書かれていてゾッとします。筆者のデビュー作です。映画化もされていてとても人気があります。
- 出版社: 双葉社 (2010/4/8)
- 価格:669円より
イヤミスおすすめ小説⑤『ユリゴコロ』沼田まほかる
自宅で発見したノートからすべてが動き出だす
主人公は「ユリゴコロ」と題された4冊のノートを見つけます。4冊の殺人の記録を記したノートを読み進める主人公。絶望的な感じから一転、最終的に深い愛へと辿り着きます。伏線は回収されるものの最期の別れは悲しいです。
- 出版社: 双葉社 (2014/1/9)
- 価格:689円より
イヤミスおすすめ小説⑥『はぶらし』近藤史恵
知り合いの子どもを居候させることからすべてが始まる
女同士のイヤーな一週間だけの話です。女同士のありがちな言い合いがとてもリアルです。親の都合で振り回しされる子供が可哀想です。ありそうな話だけに、ヒタヒタと迫りくる恐怖のような感じが続き、怖いです。ホントこういう人いる!という兎に角まさにイヤミスな感じです。
- 出版社: 幻冬舎 (2014/10/9)
- 価格:648円
イヤミスおすすめ小説⑦『ケモノの城』誉田哲也
北九州市連続殺人事件がもとになったグロテスクなストーリー
北九州小倉で起きた実際の事件が基となっています。警察に保護を求めてきた少女と、同じ部屋で暮らしていた女は事情聴取に応じるが、その内容は食い違う。カップルと刑事の2つの視点から作られる物語です。現実は小説より奇なりといいますが、真相は闇の中という何とも言えない感じです。
- 出版社: 双葉社 (2014/4/18)
- 価格:1,728円
イヤミスおすすめ小説⑧『そして誰かいなくなった』夏樹静子
アガサ・クリスティの本家のものよりも面白い!?
太平洋に浮かぶ豪華クルーザーという“密室”で起きる殺人事件の作品です。ワケありの乗客とクルー達が、アガサ・クリスティの名作である「そして誰もいなくなった」のオマージュです。オマージュ先を知っているとより気持ちよく騙されます。
- 出版社: 講談社 (1991/07)
- 価格:1円より
イヤミスおすすめ小説⑨『仔羊たちの聖夜(イヴ)』西澤保彦
クリスマスイヴに転落死した事件の結末はとても残酷
匠千暁シリーズ。クリスマスイブに発生した一人の女性の転落死をきっかけに、五年前にも同じ現場で発生した事件の謎を追っていく。タック&タカチの出会いが書かれてあります。謎はすべて解決と思いきやラストに衝撃の真相が判明します。
- 出版社: 幻冬舎 (2008/10/10)
- 価格:741円