南蛮漬けといえばイワシが有名ですね。しかし酢と相性のいいコハダも、南蛮漬けの南蛮酢と相性ばっちりです。また不足しがちな野菜も一緒に食べられて栄養バランスもよく、揚げずに焼くとヘルシーです。
ボリューム満点なのにさっぱりおいしい
コハダに小麦粉をつけて揚げ焼きすることでボリュームが増し、食べごたえがあります。コハダは安く手に入るので節約おかずとしてもピッタリです。南蛮酢がしみ込んでおり、くどくなくさっぱりおいしいです。
作り方
- 南蛮酢を作ります。酢大さじ4、砂糖大さじ3、醤油大さじ3、みりん大さじ2を器に入れて混ぜ合わせます。(コハダ3尾分のタレです)
- 三枚におろしたコハダに塩コショウし、小さじ2の酒を振って5分ほど置きます。
- コハダに片栗粉をまぶし、フライパンに油を引いてじっくり火が通るまで焼きます。
- ピーマンやにんじん、パプリカ、たまねぎなどお好みの野菜を5mmほどの細切りにします
- 切った野菜を軽く炒め、1のタレを入れて煮ます。
- 3のコハダを5に入れ、全体に煮絡めてできあがりです。
コハダのおすすめレシピ④唐揚げ
居酒屋や定食メニューで大人気の唐揚げを、コハダで作ってみるのはどうでしょう。サクッとした衣、ふっくらジューシーな白身がなんともいえないおいしさです。普通の唐揚げを作る方法でおいしくできます。
ついビールが進んでしまう手軽なおつまみ
小骨が多いため酢締めを使ったレシピが多いコハダは、唐揚げにすることで骨が気にならなくなり、そのまま食べられます。下味もしっかりついているので、ごはんやビールが進むおかずになります。お好みでレモンをかけてもいいでしょう。
材料・作り方
- 酒としょうゆを半カップずつ、ショウガとにんにくのすりおろしをお好みの量ボウルに入れて混ぜます。
- 三枚におろした子コハダの両面に塩コショウし、ボウルのたれに15~20分ほど浸します。
- たれが染みたコハダに片栗粉をまぶし、カラッと揚げます。きつね色になればできあがりです。
コハダのおすすめレシピ⑤アクアパッツァ
アクアパッツァは、ブイヨンを使わず魚介類をトマトやオリーブオイル、白ワインで煮込んだイタリア料理です。代表的なものは白身魚の鯛やスズキを使ったものですが、コハダでも作れちゃうんです。
魚と貝の旨みがぎゅっと詰まった絶品スープ
スープを使っていないため、煮込むと魚や貝からおいしい出汁が引き出されます。また、切ったものを使うより丸ごと一尾使うと出汁がたくさん出てよりおいしくなります。タコやイカ、ハマグリやムール貝など、様々な魚介類と組み合わせられます。
作り方
- 頭を落とし、内臓を取り出したコハダ4尾を洗い、塩を振ります。15分ほど置いたら水で洗い流します。
- ミニトマト6個を半分に切り、パセリを粗みじんにします。にんにく1/2片を包丁の腹で潰しておきます。
- 鍋にコハダ、ミニトマト、にんにく、お好みであさりなどの貝類を入れ、白ワインを1/4カップ加えて中火にかけます。
- 煮立ったら水1/2カップと大さじ1のオリーブオイルを加えて蓋をし、5分ほど煮ます。
- 塩コショウで味を整え、オリーブオイルを少々回しかけます。お好みでレモンを搾ってもおいしいです。