冬は水温が低いためイカは水深のある場所で動きが鈍くなっています。そのため水深のある堤防や沖に突き出ている浅橋などから遠投するのが大事な点です。また前述した通り、敏感になっていて引き上げる際にちぎれてしまうこともあるため、タモやギャフの使用すると便利です。
エギングに必要な道具
エギングは他の魚釣りに比べると使用する道具も少ないため、初心者で釣り具を一切持っていない方でも最低限の初期費用で始められます。ここでは何が必要なのか、何があると便利なのかを紹介してゆきます。
釣りには欠かすことのできないロッドとリール
エギングで使用するロッドは他の釣りでも代用が可能なので、一本買っておくととても便利です。イカの動きに合わせてしゃくりながら釣るので、リールを選ぶ際なるべく軽いものを選ぶのが大事です。ロッドとリールは釣り具の中でも最も高い部品ですが、初心者の為に最近ではセットで売っているものもあります。
一番重要になるのがエギングラインとエギ
エギングラインはロッドやリールとの相性も大事で、遠くへ飛ばしたり、エギを沈めた状態で耐えるための強度を決めるのがこの部分です。エギは食いついてもらうためにもまずは気を引かせなければならないので、海の状態、光の加減などで色や大きさの調節が必要となります。
あったらとても便利なタモとギャフ
タモは釣りあげた際にすくいあげるためのネットで、イカ以外にも他の魚でも使用でき便利ですが、サイズが大きく重い物が多いです。ギャフはエギング専用の道具で上がってきたイカに直接刺し逃さずすくい上げることが可能です。自分の釣りスタイルに合わせてどちらが良いか検討しましょう。
季節によって異なるおすすめエギのカラーとサイズ
ここまで説明してきましたが、季節によって釣れる種類や釣り方が異なるのが最大の魅力です。ここからはその季節にはどのエギがよいのか、どれが釣れるのかを紹介してゆきます。これから始めたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
春エギングにおすすめエギ
春は産卵期を迎えた大物を狙うチャンスです。色は通常よく使う発行色のエギのほかに、アジカラー、イワシカラーであるナチュラルカラーを取り入れると、警戒心が強い場合でも食いつく可能性が高まります。またサイズはベースとなる3.5号よりも少し大きい4号だと少し遠くにいる場合でも気を引くことができます。
夏エギングにおすすめのエギ
夏は春に比べ、少しサイズが小さくなっています。そのためエギはベースの3.5号または3号がおすすめです。色は日中ははっきりとしている発行色または濁りの少ない場所なら青や緑、夜で月明かりが少ないときには紫やシルバーなどが気を引きやすい色です。
秋エギングにおすすめのエギ
秋は生まれたばかりの新子がメインとなるため、一番気の引きやすい発行色または警戒心が出てきている場合に備えダーク色がおすすめです。サイズも通常より小さい2.0号から3.0号を用意しておき、状況に合わせて使い分けが必要となります。