ロストテクノロジーとは?失われた日本や世界の古代技術を徹底解説!

その厚みは何と1㎜だそうです。この薄さは現代でも不可能であるといわれています。その兵馬俑から「クロムメッキ」の剣が発見されています。どちらも当時の秘術の高さを示しており、当然その頃にはありえない技術なのです。

ロシアンカーフ

出典:deskgram

「ロシアンカーフ」は読んで字のごとく、ロシアで作られたものです。つまり「トナカイの皮」で作った皮革製品なのです。ロシアの独特な手法で皮をなめし、模様をつけたものです。その形は「菱形」で、型押しによって成形されています。偶然に沈没船から発見されたもので、それだけが今あるもののすべてです。

損傷が激しいため少ししか残っていないのです。水に強く、とても柔らかい皮革で外注に強く、においも独特なものがあります。大変に貴重なものですが、「ロシア革命」をきっかけに作られなくなり、伝承もされずに「ロストテクノロジー」となってしまいました。

南米のプラチナ加工技術

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南米のプラチナ加工技術:南米のプラチナ製品は、侵略者の「スペイン人」が理解できずに破棄してしまったほど、進んだ財宝だったというから驚きです。奪ったそれらの製品は「偽物」と勘違いしてしまったのです。それもそのはずで「プラチナ細工」は当時のヨーロッパでは19世紀にやっと発見した技術で、それまでは存在していなかったのです。

しかも石炭による溶鉱炉の発明でやっとできたのでした。南米の人たちはいかにして「石炭の力」無しで「プラチナ加工」をしていたかは謎です。

イランの戦闘機F-14

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現在はロシア寄りのイランは「アメリカより」だった頃、高性能な「F-14」を希望し「アメリカ」から80機近い同戦闘機を購入しました。しかし「反アメリカ」の体制になると、同国の反発を招くようになりました。当然の結果ながら、「F-14」の重要な部品は輸入できなくなったのです。

つまり、部品も手に入らず、改良も不可能なやかいな代物となってしまいました。現在はロシアのレーダー技術を導入してその戦闘機を使い続けているのです。これが「ロストテクノロジー」といわれる所以です。

アンティキティラ島の機械

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古代のローマで発見されたこの謎の機械は現代になって真の価値が解明されました。それは驚くほど正確な「天体観測器」であったのです。「太陽」や「月」そして「太陽系の惑星」の軌道を推測することができる「精密機械」だったのです。発見当時は「からくり人形」程度の認識しかなかったのですが、現代の調査により再認識されました。

しかも驚くべきことに、「月」の軌道のために「楕円系の歯車」を使用していたのです。古代人には認識のなかったものとされていた情報だったのです。天動説を軸に作られたこの機会は常識を覆す謎の「ロストテクノロジー」だったのです。

聖ヨセフの螺旋階段

アメリカの「サンタフェ」の修道院にあるこの階段には「支える柱」が一本もないので有名です。2階への階段をつけ忘れた設計者には頼らずに、修道女らは「聖ヨゼフ」にすがり、祈りを捧げます。すると9日目の最後の祈りの日、不思議な老人が現れました。彼は簡単な大工道具で短期間でこの不思議な「螺旋階段」を作ったのです。

見事な螺旋階段ですが、不思議なことにこの階段には支える柱が一本もないのです。そして今日でも、20人近くが乗ってもびくともしないのです。このような螺旋階段は今の技術なら作成できますが、当時どのように作ったかは謎となっています。だれが、どのようにという問いは付きまとうので「ロストテクノロジー」であると考えます

ロストテクノロジーが題材になった有名なゲームやアニメ

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ロストテクノロジーをゲームやアニメの題材にする手法はよく見られます。なぜかというと、昔に存在したがその一部が残り、作成手法も材料も失って再現不可能となるという設定は、現実の世界でも珍しくないからです。事実が伴うことが鉄則のロストテクノロジーは作り話のオーバーテクノロジーよりもストーリーを作り易いのです。

アーマード・コアシリーズ

出典:FIRST on web

発売されてから20年を迎える人気のゲームで、そのロングランの秘密はカスタマイズの自由さです。ロボットの部品を思いのまま取り換えて自分なりの「組み換え」を行うことにより、オリジナルの戦闘するメカニックを作るシリーズです。

なぜ「ロストテクノロジー」かというと、このゲームのテーマは世界大戦の後の人々が前の時代の古いテクノロジーを使用しているという設定から作られているからです。他のゲームに関する記事はこちらです。

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