ムラサキカガミを覚えていますか?対処法や正体を追及!登場作品も紹介

ムラサキカガミの話を聞いたことはありますか?小学生の時の怪談話として聞いて恐怖した方も多いと思います。都市伝説としてもムラサキカガミは現在も語られるメジャーな話ですが、意外と概要を知らないこともあるため、今回はムラサキカガミの基本を押さえながら対処法やその正体に迫ります。

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ムラサキカガミとはどんな都市伝説?

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皆さんは、「ムラサキカガミ」という都市伝説を知っていますか?ムラサキカガミというのは、「紫鏡」つまり紫色の鏡のことです。そして、これは恐怖の言葉なのです。いったい何が恐怖なのでしょうか、そして、どうしてこのような都市伝説が生まれたのでしょうか。じっくりと探っていきます。

都市伝説、くねくねの正体についてはこちら

呪われてしまうというのが定説

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「ムラサキカガミ」の恐怖とは、こういうことです。それは、この言葉を覚えていると不幸になったり、あるいは死んでしまうということなのです。そして、一般的に広まっている話では、10代でこの言葉を知って、20歳になるまで覚えていると、不幸になったり、死んでしまったりするというものなのです。

1980年代に小学生の間でこの都市伝説が広まったので、覚えている人も多いでしょう。そして、聞きたくもないのにこの言葉を聞かされて、「それってどういう意味なの?」と質問すると、したり顔で恐い話を始めた子供たちも多かったのです。今まで忘れていたかも知れませんが、あなたもその被害者だったかも知れません。

ムラサキカガミ都市伝説の背景となった話

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このムラサキカガミという都市伝説誕生のきっかけとなったエピソードについて紹介します。これを知れば、何故「ムラサキカガミ」という言葉が呪いの言葉になったのかということが分かるでしょう。

うなされながら19歳で亡くなった少女の話

うなされながら19歳で亡くなった少女の話①

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ある少女に起こった出来事です。この少女は、生まれながらに免疫不全症で体が虚弱なため、10代のほとんどの時間を病院のベッドの上で過ごしていました。そして、ある年の少女の誕生日に、父親が誕生日のプレゼントとして少女へ手鏡を贈りました。少女はこの可愛らしい手鏡がとても気に入り、手元において大切に使っていました。

うなされながら19歳で亡くなった少女②

ところが、ある日少女は衝動的に、この大切にしている手鏡に紫色の絵の具を塗りつけてしまいました。「紫色が好きだから」という理由で紫色に塗ってしまったのですが、我に返った時には、愕然としてしまいました。そして、絵の具を落とそうと必死になりましたが、紫の絵の具は決して落ちませんでした。

その日を境に、少女は衰弱していきました。紫色に塗られた鏡は、もう鏡としては使えません。心配した父親が、似たような鏡を買ってきて少女に差し出しましたが、少女はそのどれも気に入りませんでした。

うなされながら19歳で亡くなった少女③

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少女は急速に衰弱していき、そしてついに、亡くなってしまったのです。手には紫の鏡を握りしめて、「ムラサキのカガミ、ムラサキカガミ」とうなされながら、亡くなりました。享年19歳でした。もう少しで20歳の誕生日を迎えるはずでした。

この少女が亡くなる際に唱え続けた「ムラサキカガミ」という言葉に怨念が宿ってしまい、やがてこの「ムラサキカガミ」という言葉が呪われた恐ろしい言葉として、小学生の間に広まっていったのです。

成人式目前に交通事故で亡くなってしまった少女の話

成人式目前に交通事故で亡くなってしまった少女の話①

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Aという少女が成人式を前にして交通事故で亡くなってしまいました。そして通夜の晩、少女Aの棺の中には彼女が生前大切に持ち歩いていた紫色の手鏡が納められていました。これを見て同級生の少女Bは、「手鏡なんてもの持っているから、鏡に魂まで持って行かれたのよ」と言い捨てました。

翌日、両親が棺をのぞき込むと、手鏡がなくなっていました。いくら探しても見つかりませんでした。しかたなく、そのまま火葬されました。そして、成人式の朝、それまで出てこなかった少女Aの手鏡が少女Bの部屋から出てきたのです。

成人式目前に交通事故で亡くなってしまった少女②

亡くなった少女Aは、成人式に出るのを楽しみにしていました。成人式の朝自宅を出たはずの少女Bは、成人式の会場に現れませんでした。それどころか、それきり少女Bは姿を消してしまい、行方不明になってしまいました。これ以来、この話を聞いて20歳まで忘れない人には死が訪れるという噂が立ちました。

「都市伝説」および「鏡」について

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いわゆる「都市伝説」にはいろいろなタイプがあります。このムラサキカガミのように、将来に不安を覚えさせるものの他に、不思議な体験をするものもあります。また、ムラサキカガミの重要なアイテムである「鏡」についてはいろいろな言い伝えがあります。これらについてはこの記事の終わりで紹介します。

ムラサキカガミの対処法

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小学生ならずとも、聞けばとても恐ろしいと感じるムラサキカガミの都市伝説ですが、それではこの呪いから逃げる方法はあるのでしょうか。実は方法はいくつかあります。次にこのうちから3つご紹介します。

対処法①白水晶

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白水晶は、言わずと知れたパワーストーンです。そして、その効能は、周囲のマイナスエネルギーを浄化して清めるという効果があります。したがって、重い気持ちを軽くしたり、「不運」を「幸運」に転化したりできるパワーを持っています。このような力を信じて、「シロスイショウ」と唱えると御利益があると言われています。

対処法:②ピンクの鏡

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「ムラサキカガミ」が呪いの言葉だとすると、これに対抗できるのは「ピンクノカガミ」だという説です。さらに、「ピンクのカガミ」と唱えることにより、不幸を遠ざけ、「幸福」になれるというとても欲張りな呪文です。

対処法③忘れる

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これができれば悩まないのですが、大騒ぎしている時点ではとても思いつきませんが、人間は意外に忘れっぽい生き物なのです。時間が解決してくれることに期待して、くよくよしないというのが、結構現実的です。(実際、20歳まで覚えていても死ななかった人がほとんどですし。)

ムラサキカガミと似た都市伝説

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ムラサキカガミと似た都市伝説は他にもあります。いずれも、その言葉を知って覚えていると、20代までに死んでしまうと言われているものです。ムラサキカガミを忘れても、この話で新たな呪いを受けてしまい、ついでに忘れていたムラサキカガミも思い出してしまうという悪循環に悩まされることがあります。

赤い沼

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「赤い沼」は、高階良子の漫画で、1976年11月の月間「なかよし」に収録されました。籠女(かごめ)という少女がザクロを好んでいましたが、赤沼の小島にある鬼子母神の祠を開けたら、村の子供たちが食い殺されるという惨劇が起きます。それと時を同じくして、籠女はざくろを口にしなくなりました。

籠女は血の味を覚えたのでザクロを食べなくなってしまったのです。悪鬼と化した籠女は村を訪れていた野上という研究者によって撃たれて死にます。このような恐ろしい猟奇的な物語が下敷きにあり、「アカイヌマ」という言葉を覚えていると、20代までに死んでしまうという都市伝説が生まれました。

イルカ島

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「イルカ島」という言葉を20歳まで覚えていると、電話がかかってきます。そして、「あし、いるか」と質問をされます。これに「いらない」と答えてしまうと、足を奪われてしまうのです。でも、安心してください。これには確実な対処法があります。「いる」と答えれば、電話はその場で切れて、何も起こりません。

血まみれのコックさん

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