ムラサキカガミを覚えていますか?対処法や正体を追及!登場作品も紹介

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20歳を過ぎても、「血まみれのコックさん」という言葉を覚えていると、血まみれのコックさんがやって来て、連れ去られて行方不明になってしまうという都市伝説です。ちなみに名前は「サンジ」というらしいです。

ムラサキカガミの正体と言われている話

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ムラサキカガミの背景になった話は既に紹介しましたが、この話の恐怖の源は、「紫色」と「鏡」と言えます。この言葉は見方によっては恐怖心を助長させかねません。どうしてそのように感じるのでしょうか。次項で詳しく説明しましょう。

正体①ハンセン病との関係

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その昔、ハンセン病にかかった患者のただれた肌が紫色だったため、この病気への偏見と、死に対する恐怖とから、この都市伝説が生まれたという説があります。ハンセン病は遠い昔から世界の各地に存在していました。古文書や宗教書にも記述が認められます。1873年にハンセンが菌を発見するまでは、差別的に見られていた歴史があります。

紫色のイメージ

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紫色という色は、高貴なイメージがあるとともに、宗教色も強く、一説には死ぬ瞬間に見える、いわゆる「あの世から差す光」が「紫色」と言われています。また一方で、単純に毒物の色が紫色との思い込みから、紫色を引き合いに出したとも言えます。

鏡のイメージ

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怪談や都市伝説では、鏡に何かが映ることが、異世界をのぞき込むような感情を想起させることや、「鏡」は「紫色」と同じく昔から宗教や風水的な観点から大切にされて来ましたので、その鏡を汚すことへの戒めとしての感情が、この都市伝説を生み出すことになったのかも知れません。

合わせ鏡に関する都市伝説はこちら

ムラサキカガミを題材にした映画

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小学生や10代の少年・少女たちを恐怖に陥れた「ムラサキカガミ」ですので、都市伝説で終わらせるのはもったいないと思ったのでしょうか、しっかり映画化されております。いったいどんな映画に仕上がったのでしょうか。

「ムラサキカガミ」

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ムラサキカガミを題材にした映画があります。2010年公開の日本映画で、その名も「ムラサキカガミ」です。監督は三原光尋で、主演の神崎美奈子(15歳)役は、この映画が初主演となる紗綾です。

あらすじ

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  • 今を去る10年前のこと。ある高校である噂が立っていました。
  • 大鏡の前で「紫の鏡」と、夜の11時35分に5回唱えると、鏡の中から焼けただれた少女が現れ出るというものです。
  • その噂を確かめようとした女子高生2人のうち1人は顔の皮を剥がされ、もう1人は気が狂ってしまいました。
  • ここで現在に飛びます。テニス部員たちは合宿を控えて、顧問の先生からこの話を聞かされます。
  • 合宿が始まった夜、美奈子に絵里が噂の大鏡のところへ行こうと持ちかけます。
  • おそる恐る階段を登っていくと、他の部員たちが驚かそうとして待ちぶせしていたのです。怒る美奈子。
  • ところが、次の日に絵里が姿を消してしまいます。
  • 先生たちは、絵里が勝手に合宿から逃げ出したと怒り、1年生全体で責任をとるよう命じます。
  • 美奈子たち1年生3人は、夜中に大鏡の前で「紫の鏡」と5回唱えるよう命じられます。
  • 唱え終わったあと、何も起こりませんでした。
  • びくびくしながら帰ろうとすると、見覚えない影が忍び寄ってきたのです・・・。

この映画の魅力

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どこの学校にもある、恐い言い伝えを、この映画では「ムラサキカガミ」を踏まえて大鏡を使って再現しています。しかも、「紫の鏡」と夜の11時35分に5回唱えるというように、かなり具体的に限定しています。このような、魔術の呪文のようなやり方をとると、異界に通じる扉が開きやすいと古来から考えられて来ました。

また、高校1年生の少女が主人公なので、10代を恐怖に陥れた「ムラサキカガミ」の恐怖体験を、自分も10代になったつもりで共有できます。また、大鏡の中から焼けただれた少女が現れるとか、顔の皮を剥がされるとかの衝撃映像も「恐いもの見たさ」の好奇心をくすぐります。学校という日常の中で起こる非日常の恐怖体験がこの映画の魅力です。

ムラサキカガミが登場する漫画

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映画にも登場した「ムラサキカガミ」ですから、都市伝説に敏感な漫画にも当然取り上げられても不思議ではありません。いろいろな漫画の題材として「ムラサキカガミ」は姿を変えて登場していますが、大ヒットした漫画にも出てきます。

「地獄先生ぬ~べ~」

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「週刊少年ジャンプ」に1993年から1999年まで連載された「地獄先生ぬ~べ~」にもムラサキカガミが登場しています。この漫画は、鬼の手を持つ先生、鵺野鳴介、通称「ぬ~べ~」が子供たちを悪霊や妖怪から守るために闘うという学園物です。

この作品の魅力

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学園物としての、「友情」、「努力」、「勝利」という土台の上に、「ホラー」、「怪談」、「都市伝説」などの味付けにバリエーションの広がりがあり、老若男女問わず楽しめる作品になっています。特に単なる怪奇物に留まらないで、学園のみんなが力を合わせて危機に立ち向かう場面もあり、読後感に心温まるのがあります。

136話死を招く紫鏡の巻あらすじ

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  • 「週刊少年ジャンプ」1996年第28号に連載されました。
  • いわゆる「トラウマ回」として、この号を読んだ読者たちは、その後トラウマに悩まされた人も多いです。
  • 20歳まで「ムラサキカガミ」と言う言葉を覚えていると死ぬという話が展開されています。

ムラサキカガミ系都市伝説の考察

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ムラサキカガミのように、子供たちを中心に恐怖を与える、「○○歳までに」死ぬとか、不幸になるという都市伝説はどうして生まれてくるのでしょうか。このような話は、好奇心からつい聞いてしまいますが、あとでトラウマになってしまう人も多いのです。

生きている人もいるから嘘?

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何歳までに死ぬというエピソードは、知っている人が結構多いです。でも覚えていても20歳になっても、そしてそれを超してそれ以降も生きている人も多数います。そのため、この都市伝説は嘘であると割り切る人が大多数です。もとより、運悪く事故や病気で亡くなる人も一定数存在します。でも、これは呪文のせいではありません。自然現象です。

子供の想像力と恐怖心を利用した作り話か?

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子供の頃に恐い話を聞かせられると、なかなか忘れられなかったり、自分が死ぬことを想像してしまい恐怖を覚えるので、怖がらせようと思って、からかうために作られた架空の話の可能性もあります。

いたずらでやってはいけない

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実際に鏡に紫色を塗りつけるなどのいたずらをしては、もちろんいけません。たとえ何も起きないとしても、気にする人もいるでしょうし、もし万が一不幸な出来事が起きてしまった場合には、出来心にせよ、自分のせいだと自分を責めることにもなります。ですから、都市伝説や怪談の再現はむやみにしてはいけません。

科学的に見てみましょう

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人間は、生きていれば必ず将来のある時点で死ぬ運命にあります。死因を科学的に分析した統計資料を、厚生労働省が出しています。これを見れば、「呪い」で死ぬというような荒唐無稽の考えは吹き飛ぶでしょう。

死因別死亡確率(主要死因)

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  • 平成22年の死因別死亡確率を見てみます。0歳時点の死亡確率は次のようになっています。
  • 「悪性新生物」は男で29.66%、女で20.50%です。
  • 「心疾患(高血圧性を除く)」は男で14.56%、女で18.91%です。
  • 「脳血管疾患」は男で9.76%、女で11.47%です。
  • 「肺炎」は男で12.15%、女で11.18%です。
  • 上記以外の死因は、男で33.87%、女で37.94%です。

トラウマから逃れるには

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精神的に悪循環に陥ると、体もだんだん弱まってきます。まさに「病は気から」と言われるゆえんです。では、このような思考回路を断ち切り、心身共に健康になるためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

楽天的になりましょう

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    • 楽天的になれば、心が軽くなります。へんなことに悩まされにくくなります。
    • 先読みをしないようにします。一つ一つその都度解決していくようにします。
    • 劣等感を意識し過ぎないようにします。誰しも弱みはあって当たり前です。
    • 真剣になり過ぎないようにします。すべて完璧にはできません。本当に大切なことに力を集中させましょう。
    • 自分でできる基準を決めておき、それ以上の無理をしないようにします。
    • 人の意見は参考程度に聞くようにします。あくまで、自分で考えるようにします。足りないところの補足として人に聞きます。
    • 傷つくことを受け入れるようにします。誰かに傷つけられるかも知れないと過度に怯えないようにしましょう。

ムラサキカガミを知ってしまっても楽しいことで忘れよう

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ムラサキカガミという都市伝説は、不幸にも20歳前にこの世を去ってしまった少女の話が背景になっています。このような不幸に遭われた少女のことを悼むことは人間として忘れてはならないでしょうが、かと言って、覚えていたら自分の身に不幸が訪れるという話の筋立ては罪深いです。まあ、そこが都市伝説としての魅力でもありますが。

人間として生きていれば、毎日いろいろなことに遭遇します。そして何十年か生きていくうちに、もしかしたらこの世に別れを告げることもあるかも知れません。大切なのは、どのように生きても一日は一日です。楽しいことを考えて、恐い話を忘れましょう。そして、嫌がる人には無理に聞かせないようにしましょう。

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