投げ釣りリールの特徴・なぜ飛距離がでるのか
投げ釣りリールの特徴
投げ釣り専用のリールは、なんといっても大きく重いのが特徴です。スプール径が非常に大きく、自重は通常リールの約2倍となっています。投げ釣りリールのスプールは溝が浅く、縦に長いのが特徴です。この長さを『ストローク』と呼びます。30mmと35mmが主流です。
投げ釣りリールはなぜ飛ぶの?
投げ釣りリールのスプールは、ラインが放出されやすい形状となっているため、抵抗が少なくより遠くへ飛ばせる仕様になっています。またリール自体の重さにより、キャスト時により大きな力がかかるため、通常のリールと比べると飛距離が段違いに伸びます!
投げ釣りリールの選び方
1.ドラグの有無
ドラグは、ラインが切れないようにする機能です。ドラグの有無は狙う魚の種類によって決まります。ですが、ドラグが滑ってラインで指を傷つけてしまうのを防ぐため、現在はドラグ機能のないモデルが主流となっています。キスやカレイなど、小型から中型の魚を狙う場合には、ドラグ機能は必要ないため主流のモデルを選べばOKです!
青物や真鯛などの大型な魚をターゲットにする場合は、ドラグ付きのモデルを選ぶ必要があります。ダイワならQD(クイックドラグ)とついたモデルが、シマノならツインドラグ機能がついているモデルがおすすめです!
2.リールの自重
投げ釣りは他の釣りとくらべると、竿が長くオモリは重たいものを使用します。それを何度も投げるのですから、必然的にかなりの体力を必要とします。投げ釣りに慣れていない初心者の方やキスの引き釣りなど、何度もタックルするような場合はなるべく軽量なものを選びましょう!
短時間の釣りや置き竿での釣りであれば、より遠くへ飛ばすために、比較的重たいリールを選択しても問題ありません。自分のスタイルに合った重さのリールを選択することで、より快適に投げ釣りを楽しむことができます!
3.番手
番手とはリールの大きさのことです。番手は数字で表されており、数字が大きいほどリールが大きく、より太いラインをより長く巻きつけることができます。ターゲットが小型の場合にはPE1号が200m以上巻けるもの、真鯛など大型を狙うときには、PE3号が200m以上巻けるものを選びましょう。
4.ギア比
ギア比とはハンドル1回転あたりに巻き取れる量とパワーを決める数値です。高くなるほど巻き取る量が増え、パワーが低下します。投げ釣りはオモリが重たく、潮の影響をうけるため、楽にリールを巻くには強いパワーが必要となります。そのため、ギア比は低いモデルがおすすめです。
5.ライン
ラインは投げ釣りにおいても、他の釣り同様にPEラインを用いるのがスタンダードです。PEラインはとても細いため大きな飛距離の向上を実現します!初心者やキス、カレイ狙いの方はPE1号を、大物にはPE3号程度と使い分けましょう。
また使用するラインは、25mや50m毎にマーキングが入っているものや色が変わるものがおすすめです!自分がどの程度の距離を投げているか、簡単に知ることができるため、魚が釣れた距離を把握しやすく便利です。
投げ釣りリールの使い方・使いどころ
投げ釣りリールの使い方
投げ釣りでもリールの使い方は基本的には変わりません。ベール(リール上部にあるラインを巻くための金具)を開き、指でラインを抑え、キャストするときにタイミグよく指を離します。この指を離すタイミングによって、飛距離が大きく変わってきますよ!
投げ釣りリールの使いどころ
投げ釣りリールは狙う魚の種類によって使用するモデルが変わります。キスなど小型の魚を引き釣りで狙う場合には、ドラグがなく、より軽いモデルを選びましょう!大物をターゲットとする場合にはドラグ付きのモデルを選ぶ必要があります。置き竿で楽しむ場合は、比較的重たいモデルでも大丈夫です!