最強のアリ「パラポネラ」の生態と特徴!その猛毒を使った通過儀礼とは

ブラジルのアマゾンに居る原住民サテレ・マウェ族は、成人と成るための通過儀礼に本種を使用します。大人とは戦士に成ることで、儀式は20回も行われ、数カ月から数年かけて行うことで、通過儀礼として完了します。大人としての資格を問うもので、集団からの期待の証でもあります。

パラポネラが大量に入った手袋に手を入れる

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バレットアントグローブ(トカンディア)と呼ばれる通過儀礼は、植物抽出物を用いてアリに麻酔をかけ、ヤシの葉に縫い込みます。そして針が内側を向くように手袋の形に整えます。アリの麻酔が解けた後に手袋に手を挿入し、10分間程無言で堪る儀式です。踊っている間も堪えなければなりません。

パラポネラを使った儀式を動画で見てみよう

動画の2分20秒辺りから儀式の様子を見ることが出来ます。実際にどのようにヤシの葉で作られるのか、儀式のつらさを垣間見ることが出来ます。4分40秒辺りのリポーターの方の悲鳴は大変痛そうです。

世界の驚く成人の儀式

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サテレ・マウェ族のような驚く儀式は世界には他にも在ります。現在レジャーとして楽しまれているバンジージャンプは、元々バヌアツ共和国の通過儀礼です。レジャーの安全なバンジージャンプとは違い、地面すれすれで叩きつけられる大変危険なジャンプです。

パラポネラは飼育できるの?

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実は最近、アリの飼育はペットとして人気が出始めています。ペット不可の賃貸アパートで手軽にペットを飼育出来る点で大変人気なのです。無論パラポネラも飼育可能なのですが、初めてアリを飼育する場合は難易度が高いです。

アリの飼育は楽しい

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アリをペットとして飼う醍醐味はアリが徐々に増えていく事です。5年程飼うと、最初は数匹だったアリが大家族に成ります。お世話も他の生物と比べて手間はかかりません。日々のお世話は食べ残しの掃除と給餌をするだけで良いのです。後、月に1度注射器を使って給水を行いましょう。

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