キャスティングはフローティングとシンキングの10㎝~20㎝のルアーを用意し使い分けましょう。エビングはリーダーの先に直線テンビンとメタルジグ200g、ハリスリーダーにはフロロカーボン80ポンド3m、フックにエビング用のワームを刺します。メタルジグは魚を集めるために使い、ゆっくりな動き方をするワームに誘います。
マグロ釣りをしよう③メバチマグロ
マグロの刺身といってスーパーに並んでいるもので一番多いのがメバチマグロです。特に東日本では人気があります。これからメバチマグロの釣り方やタックル、仕掛けなどについて説明していきます。
メバチマグロ釣りを知ろう:基礎知識
メバチマグロはキハダマグロと大きさ的には同じぐらいです。黄肌よりも体が丸みを帯びているのが特徴です。その名前の由来は目が非常に大きく鉢のようだからとも、バッチリしているからともいわれています。
メバチマグロは東北以南に生息している
メバチマグロは主に温帯、熱帯海域に生息し、大西洋、太平洋、インド洋の赤道付近緯度35度~50度の広範囲に分布しています。太平洋では北半球は4月~6月、南半球は1月~6月に産卵しています。甲殻類やいか、いわし、サバなどの魚類をエサとしています。
メバチマグロは地域によって時期が変わる
メバチマグロはちょうど冬が旬のクロマグロと入れ替わる形で旬を迎えるので珍重されます。水温が18度くらいになる4月~5月は九州・四国で釣ることができ、金華山沖から銚子にかけては9月~翌年2月にさらに脂がのっておいしくなり2度目の旬を迎えます。
メバチマグロ釣りはジギングがベスト
メバチマグロはジギングなどのルアーで釣ります。しゃくり続けるジギングは大変だという人もいますが、強烈な引きを楽しめるジギングは大変魅力的な釣り方です。特に沖・久米島などのパヤオ(流木などで人工的に作った浮き漁礁のことです)ではジギングが主流で良く釣れています。
メバチマグロ釣りを知ろう:タックルと仕掛け
メバチマグロは特に関東で人気が高いです。夏のメバチはクロマグロ以上ともいわれます。ここではメバチマグロを釣るためのおすすめのロッド、リール、ライン、ルアーなどを解説とともに紹介していきます。
メバチマグロ釣りのロッド
ロッドは6ft前後のジギングロッドを用意します。150gくらいが良いでしょう。繰り返ししゃくりをする釣りだけに、重く長すぎるロッドだと腕が疲れてしまい続きません。また硬めのロッドの方がしゃくりやすいです。楽に釣れるロッドを選択するようにしましょう。
メバチマグロ釣りのリール
メバチマグロのリールには中型のスピニングリール(シマノなら4000~5000、ダイワなら3000~4000)が適しています。巻き上げが軽いハイギア仕様をチョイスするとメバチマグロの動きに対応が早くでき良いでしょう。
メバチマグロ釣りのライン
メバチマグロは小型狙いなら3~4号、大物狙いなら5号のPEラインを使います。これにショックリーダー50ポンド~100ポンドを付けます。最終的にその先にジグとアシスタントフックをつけます。