穴子の旬を産地別に解説!おいしい時期のおすすめレシピ6選も!

甘辛いたれのついた煮穴子は、大人から子どもまで大好きな和食料理です。一年中食べられるので、いつが「穴子の旬」なのか知らない方も多いのではないでしょうか?この記事では穴子の旬や、見分け方、穴子の名産地と名物料理、旬の穴子のおすすめレシピまで紹介しています!

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以前はインドアでしたが、アウトドア好きの主人の影響で週末は出かけることが多いです!

穴子の旬はいつ?

最近では一年中食べることのできますが旬の時期はいつなのでしょうか?穴子には旬が2回あるといわれています。ここではなぜ2回あるのか、それぞれの時期によって味に違いはあるのかについて紹介していきます。

穴子の旬は夏

旬は6月~8月であるといわれています。これは元々淡白な味を楽しむ魚で、脂分が少ないのでさっぱりと食べることが理由です。またうなぎに比べカリウム、鉄分などの栄養価が高いので、夏バテにも効果的です。

冬の穴子も夏の旬に負けないおいしさ

一般的に魚の旬は最も脂ののった時期と考えられていることから、春に産卵を控えているため脂ののった11月~12月頃を旬としています。ビタミンなどの栄養が豊富なので、老化防止などにも効果があります。

穴子ってどんな魚?

うなぎと見た目が似ていて見分けを付けることが難しいですが、その特徴などをふまえて詳しく説明していきます。最近では土用の丑の日にうなぎではなく、穴子を食べるケースも増えてきています。

穴子の名前の由来は「穴ごもり」

出典:PhotoAC

日中は砂の中や岩間に潜んでいることが多いことから穴ごもりと呼ばれていましたが、それが変化して穴子と呼ばれるようになったといわれています。柔らかい砂を見つけると尻尾から穴に潜っていきます。

穴子の生態・特徴

生まれたばかりの頃は「のれそれ」と呼ばれ、無色透明なのが特徴です。大きく成長すると、1mを超える大物もいます。エサは主にエビや甲殻類ですが、なんでも食べるため「悪食の魚」とも言われています。

穴子の生息域

世界中どこでも温かい地域の海に生息しているため、日本では北は北海道から南まで東シナ海で多く見かけられます。冬になると海底深くに潜ってしまうこともありますが、海藻が茂る海底付近の潮の流れの穏やかな場所を好んでいます。

穴子には毒があるのか?

煮つけや焼いたものはよく目にし、多くの方が食していますが、刺身にして食べるのはなかなか聞きません。それは毒があるからだともいわれています。ここでは本当に毒はあるのか、刺身では食べることができないのかについて紹介していきます。

血液中また体のヌメリに毒がある

結論から言うと、すごく少量ですが毒があります。はっきりとした症状や死に至るケースが報告されているわけではありませんが、イクシオトキシンという神経毒をもっていて、これが人の目や口などの粘膜、傷口などに入ると炎症、下痢、嘔吐をひき起こします。

きちんと処理すれば刺身でも食べられる

この毒は熱に弱く通常は60℃以上の熱を5分間加えることでほとんどが死滅します。しかし熱を加えない刺身で食する場合にはきれいに血抜きをし、体表面のヌメリもきれいに取り除かなければなりません。この処理さえしっかりすれば刺身としてもおいしくいただけます。

寄生虫がついている場合もある

寄生虫がいるとはなかなか聞かないため、存在しないと思っている方も多いですが、サバなどでよくみられるアニサキスがついている場合があります。ただしこのアニサキスも熱に弱いため、自宅で調理する際にはしっかりと熱を通すことで感染を避けることが可能です。

旬のおいしい穴子の見分け方

ここまで紹介してきたように2回旬が来るのが特徴です。ただし最近では一年中食することができるため、夏と冬どちらにとれたのかを知るのが難しいです。夏と冬どちらの味わいもぜひ楽しんでみましょう。

夏が旬の穴子の見分け方

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