八百比丘尼の伝説をもとに不老長寿を考える。日本の人魚も紹介

日本の不老長寿・不老不死伝説として知られる八百比丘尼の伝説をご存知ですか?彼女は人魚の肉を食べたことで800年の時を生きたと言われています。八百比丘尼の伝説と人魚の肉にまつわる不老長寿の伝説は日本各地に存在するのでまとめてみようと思います。

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八百比丘尼とは?

福井県の小浜市を中心に愛知県の春日井市など全国各地に伝わる八百比丘尼とは一体どんな人物だったのでしょうか?その地方により言い伝えられてきた内容に多少の違いはありますが、その人物像に迫ってみたいと思います。

人魚の肉を知らずに食べて、望まぬ不老長寿となった女性

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元々は昔の若狭の国に暮らす、ごく平凡な漁師の娘だったと言われています。ある日漁師が採ってきた魚が人魚の形をしていたため、庚申様に供えるとご利益があると信じた村人がその肉をお供えとして祀っていました。そこにたまたま遊びにきていた女の子が人魚の肉とは知らず食べてしまったことが、不老長寿になった原因と言われています。

800年もの間生き続けた

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期せずして不老長寿になってしまった娘は成長して美しい女性になりましたが、それ以降は全く歳を取らなくなってしまいました。村の男性と結婚するも、夫だけはどんどん歳をとっていき先に亡くなります。

そんなことを繰り返しているうちに村人からは気味悪がられ、悩んだあげく村を出て尼となり諸国を巡りながら800年間生き続けました。全国を巡ったあげく800歳になった頃には故郷の若狭に再び戻り、小浜の洞窟に入り入定(位の高い僧が死ぬこと)したと言われています。

八百比丘尼のその後は?

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小浜の洞窟に入ってからの八百比丘尼を見たものは誰もいません。洞窟の近くに白い椿を植えてから姿を消したという説や、洞窟に入って行ってからしばらくの間は念仏が聞こえていてそれきり、などさまざまな話が伝えられています。

1000年以上生きた話もある

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彼女は1000年の寿命があったと言われています。しかし800歳になり故郷の若狭に戻ってきた頃、若狭の国のお殿様が重い病に侵されていることを知りました。そのことを悲しんだ彼女が残りの命をそのお殿様に譲ったため、800歳で亡くなったという話も一説ではあります。

日本の人魚

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人魚の伝説は世界各地に見られるが、その容姿は伝えられている国や地域によりさまざまです。ヨーロッパに伝わるものは上半身が人間で下半身が魚の形をしてる、いわゆるマーメーイドと呼ばれる若い女性で、日本人にも馴染みのある容姿です。では日本に昔から伝わる人魚とどのようなものであったのでしょうか。

古くは日本書紀に登場する

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日本で人魚の存在が記録されている一番古いものは、619年の日本書紀と言われており、川に生息している人とも魚ともつかないものとの記述が残っているようです。日本に伝わる伝説の中には人魚は恐ろしいものと見るものもありますが、その正体は深海に棲むリュウグウノツカイだとも言われています。

そして、その容姿については鎌倉時代までは「人のような顔を持った魚」と表現されていましたが、江戸時代も後期ごろになるとなぜかヨーローッパに伝わっているような上半身は人で下半身が魚という表現が変わってきています。

八百比丘尼伝説のように人魚の肉に不老長寿の効果が語られる伝説

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