プレーリードッグがペットとして人気!気になる値段や生態

プレーリードッグは、草原の巣穴からキョロキョロと周りを見渡している姿が可愛らしく、ペットとしても人気です。そんなプレーリードッグの名前の由来や、飼う際の値段、飼育の注意点をまとめました。人懐っこくて可愛らしいので、ぜひ飼育してみてはいかがでしょうか?

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自然が大好きで、多くの人にアウトドア系の遊びや楽しさを伝えることができたら嬉しいです。
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プレーリードッグとは?

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名前に「犬」が入っていますが姿形は全く違っていて、見た目はモルモットやビーバーなどと似ている動物です。動物園などで見かける事ができ人気もありますが、どのようにして暮らしているのか、ペットとして飼うことが出来るのかなどわからない事も多いでしょう。今回はプレーリードッグについてご紹介します。

見た目が可愛い小動物

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小さめサイズのずんぐりした見た目が可愛らしく、高い人気をほこります。げっ歯目リス科で、全体的にベージュの体毛に覆われており、リスに近い姿をしていますが、尻尾の先は細く短くなっているのが特長です。草原などに深い穴を掘って集団で生活をしています。

ちょこまかした動きが人気

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ハムスターのような小動物を飼っている方はご存知でしょうか、常にせわしなく動き回っています。小さくて丸いフォルムとあいまって、ちょこまかとした動きがとても可愛らしいと人気があります。

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プレーリードッグの名前の由来

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名前の中に「ドッグ」という言葉が入っていますが、犬の仲間ではありません。ではなぜ「プレーリードッグ」という名前を付けられたのかご存知でししょうか。名前を付けられた由来を詳しくご紹介します。

直訳すると「草原の犬」

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名前を英語表現を直訳すると「草原の犬」という言葉に置き換える事が出来ますが、犬の仲間ではなくネズミやリスの仲間であるとされています。動物園では草原というイメージは湧きませんが、草原の草を適度に刈り取ることで、栄養豊富な草を育ててくれる動物です。

鳴き声が犬に似ている

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草原に棲んでいるだけではなく、敵が見えた時に周囲に知らせる為の鳴き声が、犬の「キャンキャン」という鳴き声に似ている事から「ドッグ」という呼び名が付けられたと言われています。草原に棲み犬の様な鳴き声をする動物という直訳の通り付けられた名前です。

プレーリードッグの生態

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リスの仲間である事が分かっていますが、どのような生態を持つのか、どのような場所に棲み、どのような暮らし方をして生きているのかをいくつかの項目に分けてご紹介します。生態について知りたい方は参考にしてみて下さい。

一夫多妻制

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一匹のオスに対して数匹のメスが一緒に生活を共にしています。この様な集団生活は一夫多妻制とみられ、基本的な家族の形です。この様な一夫多妻制の家族がいくつか集まることで「コテリー」と呼ばれる集団生活を営んでいます。

社会的な性格

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集団生活の中で、個体同士の結び付きはとても強く、頬を寄せ合う姿や抱きしめる様な仕草を見ることも出来ます。巣穴を守るために高台を作って見張りをする役目も共同で行い、子育てもメスが全体で分け隔てなく行いますので、人間のように豊かなコミュニティーを持っていると考えられるでしょう。

穴を掘って生活する

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見渡しの良い草原にトンネルの様な巣穴をほって生活しています。袋小路にはなっておらず、巣穴の出口は複数あります。巣穴の中では身を寄せ合って生活している為、寒い場所でも暖かく快適に過ごせますが、巣穴には敵に侵入された場合の対策も取られています。

土の中に穴を掘って生活する動物

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他にも土の中に穴を掘って生活する動物はたくさんる事をご存知でしょうか。どのような動物が穴を掘って生活しているのかご紹介します。生活の拠点を土の中に選んだ理由とはどういった事なのかも合わせてご紹介しますので、土の中での生活について知りたい方は参考にしてみて下さい。

アナグマ

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イタチの仲間でもあるアナグマは、名前に「アナ」という言葉がついている通り、土に大きな穴を掘って住処としています。一匹で暮らしているわけではなく数匹の家族と共に住んでいる為、穴は大きく広いでしょう。アナグマは日本にも生息しており、時々害獣として駆除される対象にされてしまいます。

うさぎ

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ペットとしてショップで見かける事が多くなったうさぎも、実は穴を掘って生活する動物です。基本的に土の中で暮らしているわけではありませんが、逃げ込む場所やフンをする場所を必要としている為、トンネル状の穴を掘って生活しています。ペットとして飼っているうさぎが穴を掘る仕草をしてしまうのは習性です。

イタチ

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地域によってはイタチが穴を掘って家屋に浸入し、棲みついてしまうといった被害もあり、人間にとっては駆除対象でしょう。イタチは穴を掘る事も得意ですが、元々掘られていた穴に棲む事が多く、家屋の隙間などに入り込んで生活する事を好みます。

たぬき

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狸は森に棲んでいる動物ですが、宅地開発などの影響を受けて住宅地でも見かける事があります。木に出来た洞や岩で囲まれた穴を見つけては身体を休める場所として使っています。他の動物が掘った巣穴に棲みついたりもする為、縄張り意識は低い動物です。

なぜ土の中に巣穴を掘るのか

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巣穴を土の中に掘る理由として考えられる事は、「土」が自分の生活スタイルに適した巣穴の構造にする上で、適した素材であるという事が考えられるのではないでしょうか。土の中であれば、あまり雨風の脅威にさらされる事もなく、外敵からも身を守りやすいという点もポイントになります。

プレーリードッグの種類

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種類は大きく分けて5種類に分類するできます。北アメリカで確認された当初は7種類いたのですが、開拓が進んだ事によって2種類が絶滅してしまったとされており、現存する「メキシコプレーリードッグ」も絶滅危惧種として指定されている様です。

オグロプレーリードッグ

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日本で一番見かける事が多い種類が「オグロ」です。なぜオグロという名前が付けられたのかという理由についてはとても単純で、「尻尾の一部分が黒い」つまり「尾が黒い」から「オグロ」という呼び名になったと言われています。尻尾の先が黒い事がそのまま特徴です。個体数が種類の中では一番多いと言われています。

ガニソンプレーリードッグ

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オグロより体が小さく、個体数も少ない「ガニソン」は、「オジロ」に似ていますが、身体の体毛に黒っぽい部分が混ざっているのが特長です。コロラドやアリゾナ、ニューメキシコなどで見かける事が出来ると言われています。

メキシコプレーリードッグ

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メキシコに棲んでいる為、「メキシコ」と名付けられています。尻尾の先端が黒く「オグロ」と似ている部分がありますが、背中は褐色がかった灰色の体毛が混ざっており、「オグロ」と比べると若干小さめです。絶滅危惧種に指定されています。

オジロプレーリードッグ

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標高の高い場所に場所に棲んでおり、「オグロ」と同じように尻尾の先端が白い為「オジロ」と名付けられています。「メキシコ」とは違い冬場になると冬眠をする種類で、縄張り意識が強くリスを殺す事もあります。

ユタプレーリードッグ

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アメリカのユタにだけ棲んでいる種類で、「メキシコ」と同じように絶滅危惧種に指定されています。眉毛の様な模様が特長で、大きさは「オグロ」と同じ程度です。ユタ州にある国立公園に保護されている個体もいます。

プレーリードッグは害獣?

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可愛らしい姿をしている動物なのに、害獣扱いをされていた時期もあったとされています。大きな農場や牧草地として開拓するためには、集団で穴の中に巣を作って生活する動物は「害獣」として扱われてしまうでしょう。害獣として扱われた場合、どのような運命をたどるのでしょうか。

アメリカでは駆除の対象だった

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生息地である北アメリカでは、開拓に伴って害獣と認定され、駆除の対象になっていたようです。巣穴によって上手く農作地や牧草地に出来ないなどの理由から、個体数のほとんどが捕まえられて殺されてしまいました。生息できる場所も限られてしまった為、絶滅の危機にされされています。

専用の駆除装置まで開発されている

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駆除する為の装置まで開発されています。掃除機の様な仕組みになっていて、ホースを巣穴に入れて吸い込んで捕獲するタイプの装置や、巣穴に直接ガスを送り込んで殺してしまうタイプの装置もあるようです。

プレーリードッグの怖い一面

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可愛い動物が駆除されてしまうのはとても悲しく感じますが、実は怖い一面も持っている事が分かっています。どのような怖い一面があるのかご紹介しますので、可愛いだけじゃない部分についても知識を深めてみましょう。

お尻から悪臭を発する

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お尻から不快な臭いを出す事が出来ます。スカンクのような強烈さはないようですが、威嚇や興奮したり驚いた時などに臭いを出します。お尻に臭いを出す為の3本の管があり、発情期にも重要な役割を果たす器官です。

縄張り争いでは敵を生き埋めにすることも

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縄張り意識が強い事も確認されており、お尻からの臭いは威嚇しあう為に出します。巣穴の入り口には土が盛りあげられていますが、これは巣穴に侵入してきた他のオスを生き埋めにする為に使われる事があります。

リスを殺してしまうことも

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草食動物ですが、餌や餌場を守るためにリスを殺してしまう事もあります。生息地に侵入してきたリスを噛みついて殺すのは大抵オスの様です。メスも自分たちが生きていく為に、他の巣穴の子どもを殺す事もあります。

絶滅危惧種に指定されているプレーリードッグ

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「メキシコ・プレーリードッグ」と「ユタ・プレーリードッグは絶滅危惧種、または絶滅の危機にある種類に指定されています。日本でも姿が可愛らしいと話題になり、ペットとして飼われる為に乱暴な捕獲方法で集められた事も原因の一つと言えるのではないでしょうか。

野生の個体が減少

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