アブラソコムツってどんな魚?消化できない脂?日本では販売禁止の真相とは!

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ムツの旬は冬頃とされていますが、アブラソコムツのよく獲れる期間というのはよく分かっていません。昼間は深海に住む生き物ですが、夜になると浅い水域に登ってくる為、夜釣りで釣り上げられる事が多いとされています。

アブラソコムツを釣り上げるには

釣り方

ルアーを使ったジギングという釣りが最もされている方法です。ジギングとは、メタルジグという金属を海底に沈めて、その金属を動かしたりしながら、行う釣り方です。金属を上げたり下げたりするので、体力勝負ですが、釣り上げた時には達成感があります。金属を動かすのもコツと慣れが必要です。激しく動かしすぎると、魚が散って行ってしまうので、練習して慣れるようにしましょう。

釣りを楽しむ

時間帯は夜に浅い水域に登ってくるので、日が落ちる時間から始めましょう。また、この魚は大物で引きも強いので、ブラックバスのように、ゲーム感覚で釣る釣り人も多いのです。余談ですが、ゲーム感覚で、キャッチアンドリリースをする事を前提として、大物を狙う釣りをスポーツフィッシングと言います。

アブラソコムツを釣るタックルとは

大物を釣る用のジグで、例えば300gの物を目安に考えてください。メタルジグで、発光塗料の塗られた物にしましょう。夜の釣りなので、発光塗料を塗られた物だと、食いつきが違います。
アブラソコムツは小さいものでも他に比べれば大きいので、それに耐えられる物でなくてはなりません。重い物でも耐えられる、ジギングロッドにしましょう。リールはPE5号で300mくらい巻ける物が良いかと思います。アブラソコムツは夜釣りならこれぐらいの深さまで上がってくるので、これ以上の長さは必要ないかなと思いますが、もともと深海の魚なので、もう少し長くても良いかもしれません。

アブラソコムツ以外のワックスを含む魚

バラムツ

この他に、この危険なワックスエステルを含む魚がいるのでしょうか。まず、先程も記述したバラムツ。姿形が似ているだけでなく、ワックスエステルを含む事でも似ているのですね。

マトウダイ

次は、オオメマトウダイやクロマトウダイなどの、マトウダイ系の仲間にも含まれる物は多いとされています。マトウダイとは、馬頭鯛と言うように、馬の頭に似ている特徴を持っています。もちろん、マトウダイ系の魚全てにワックスエステルが含まれている訳ではありません。

ハクジラ

その他に、ハクジラというクジラの種類もワックスエステルを含むそうですが、そうそうクジラを釣り上げて食べる事もないと思うので大丈夫でしょう。普通に売られているクジラがその様な物であるはずもありませんから心配することもないでしょう。こう見ると、種類も豊富ですね。他にも調べてみると面白いと思います。

アブラソコムツに間違えられる魚

少しややこしい魚がいます。それがアブラボウズという魚です。少し前にテレビでも間違えて報じられていて、この魚は人体に危険な油分を含み、3切れ以上食べると、お尻から脂がそのまま出てくるとされる危険な魚なので、流通が禁止されているとされていましたが、間違いです。アブラソコムツはアブラボウと呼ばれる事もある為、間違えられる事が多いようです。たしかにズがあるかないかで紛らわしいですね。アブラボウズは、カサゴ目ギンダラ科の魚で、普通に食べられ、味も一級品だそうです。名前一つでこうも違うものなのですね。

海外で食べられるアブラソコムツ

食べても死にはしないと思いますが、お腹を下しても自己責任でお願いします。食べる方はお刺身で食べるのが多いみたいです。海外は韓国においては白いマグロ、アメリカではホワイトツナと言って食べられる事があるようですが、間違って食べないように気をつけてください。アメリカで、ホワイトツナと記載されており、日本で言うツナ缶と間違えて食べてしまい、例の症状に苦しんだ人もいるようです。アメリカでも、韓国でも、寿司屋でマグロとして提供されている所もあるそうです。全く違う魚だと思って食べたら、散々な目にあいますね。食べたい方は下痢をしないよう、少量に抑えるようにしましょう。

まとめ

色々な魚がいるものですね。少しはお役に立てましたでしょうか。釣りをする方は注意して下さい。釣れた魚を食べようとしたら、脂でベトベトだった場合は少しでもこの記事を思い出すようにして下さい。少し調べる事で最悪の事態を防げるなら、安いものです。なんにしても食べすぎは良くないですが、本当にこの魚は大量に食べるととんでもない事になりますので。